2022年10月18日に愛知県の公立高校、第1回目の倍率が発表されました。
【愛知県の高校受験】令和5(2023)年度の倍率が発表されました!!
愛知県の公立高校入試は2023年度から、試験日程の前倒し、一回受験、マークシート方式の導入、特色選抜の実施と多くの変更が行われます。
変更となる初年度で不安に思う受験生が多いのか、第1回目の全体的な倍率は前年度の2.19倍より0.09ポイント減の2.10倍となりました。

このまま行くと、今年も定員割れする高校が増えそうです…。
まだ第1回目の倍率なので、今後、公立高校の人気がグッと上がる可能性もあるのですが、現時点での定員割れしそうな高校についてまとめてみました!
2023.2.13追記(NEW!)
最終倍率の結果から定員割れする可能性の高い高校をまとめました。
こちらが最新の情報となっています。
【愛知県の公立高校入試】2023年度 最終倍率から見た二次募集になりそうな高校について
倍率が低い公立高校ベスト5
10月13日に発表された、令和4年9月10日現在、倍率が低い公立高校ベスト5をまとめました。
普通科で倍率が低い公立高校
※青太字は前年度二次募集があった高校です。
学校名 | 今年度第1回倍率 | 今春の最終倍率 |
田口(三河群B) | 0.38 | 0.06 |
日進(尾張1群B) | 0.65 | 0.93 |
加茂丘(三河群A) | 0.93 | 1.03 |
内海(尾張1・2群A) | 1.03 | 1.48 |
瀬戸西(尾張2群A) | 1.11 | 1.10 |
専門学科で倍率が低い公立高校
※青太字は前年度二次募集があった高校です。
学校名 | 専門学科 | 今年度第1回倍率 | 今春の最終倍率 |
岩津(Aグループ) | 生活デザイン | 0.48 | 0.88 |
田口(Bグループ) | 林業 | 0.54 | 0.34 |
渥美農業(Bグループ) | 生活科学 | 0.72 | 1.10 |
松平(Bグループ) | ライフコーディネート | 0.86 | 1.00 |
岡崎工科(Bグループ) | 環境科学・情報デザイン | 1.05 | 1.08 |
昨年度の定員割れした高校の詳細はコチラからどうぞ。
2023年度、定員割れしそうな高校
このまま倍率が上がらなければ定員割れする可能性が高い高校
前年度のデータと照らし合わせて、このまま倍率が上がらなければ定員割れする可能性が高い高校をまとめました。
上に書いた「倍率の低い高校ベスト5」以外の高校となります。
※今回発表された「第1回の倍率」で調べてみました。
今後、第2回、第3回と倍率が上がることで、定員割れしない高校もありますがご了承ください。
娘の高校受験時から5年に渡って倍率を見続けて来た私の予想となっています。

どこまで当たるかな?
※青太字は前年度二次募集があった高校です。
学校名 | 群 | 学科名 | 第1回倍率 | 今春の最終倍率 |
明和 | ー | 音楽 | 1.28 | 1.28 |
一宮工科 | ー | 建築デザイン・都市工学 | 0.95 | 1.13 |
瀬戸北総合 | ー | 総合 | 1.33 | 1.57 |
春日井工科 | ー | ロボット工学・機械・電気・電子工学 | 1.08 | 1.29 |
豊明 | 尾張1 | 普通 | 1.50 | 1.66 |
一宮起工科 | ー | 環境科学・デザイン | 0.99 | 1.03 |
海翔 | ー | 福祉 | 1.43 | 1.05 |
常滑 | 尾張共 | 普通 | 1.26 | 1.31 |
学校名 | 群 | 学科名 | 第1回倍率 | 今春の最終倍率 |
足助 | 三河 | 普通 | 1.14 | 1.34 |
碧南工科 | ー | 建築デザイン・環境科学 | 1.26 | 1.50 |
一色 | ー | 生活デザイン | 1.35 | 1.95 |
高浜 | 三河 | 普通 | 1.42 | 1.64 |
高浜 | ー | 福祉 | 1.23 | 1.08 |
福江 | 三河 | 普通 | 1.46 | 2.60 |
宝陵 | ー | 福祉 | 1.18 | 0.95 |
新城有教館作手校舎 | ー | 人と自然 | 1.35 | 1.89 |
学校名 | 群 | 学科名 | 第1回倍率 | 今春の最終倍率 |
市立工芸 | ー | 都市システム | 0.88 | 1.80 |
守山 | 尾張2 | 普通 | 1.45 | 1.45 |
瀬戸工科 | ー | ロボット工学・機械・新素材工学 | 1.36 | 1.27 |
犬山 | 尾張共 | 普通 | 1.59 | 1.87 |
犬山 | ー | 総合ビジネス | 1.20 | 1.13 |
尾北 | ー | 国際教養 | 1.25 | 0.98 |
小牧工科 | ー | 環境科学・情報デザイン | 1.20 | 1.34 |
杏和 | ー | 総合 | 1.26 | 1.35 |
佐屋 | ー | 生活文化・ライフコーディネート | 1.19 | 1.13 |
学校名 | 群 | 学科名 | 第1回倍率 | 今春の最終倍率 |
愛西工科 | ー | ロボット工学・機械・電子工学・建築デザイン | 0.97 | 1.39 |
美和 | 尾張共 | 普通 | 1.40 | 1.29 |
五条 | 尾張2 | 普通 | 1.17 | 1.45 |
半田工科 | ー | 建築デザイン・都市工学 | 1.16 | 1.40 |
桃陵 | ー | ヒューマンケア | 1.23 | 1.03 |
東浦 | 尾張共 | 普通 | 1.39 | 1.68 |
武豊 | 尾張共 | 普通 | 1.13 | 1.45 |
松平 | 三河 | 普通 | 1.28 | 1.52 |
猿投農林 | ー | 環境デザイン | 1.25 | 1.23 |
学校名 | 群 | 学科名 | 第1回倍率 | 今春の最終倍率 |
岡崎北 | ー | 理数 | 1.00 | 1.93 |
岡崎工科 | ー | 都市工学 | 1.13 | 1.10 |
刈谷工科 | ー | IT工学・機械・自動車・電気 | 1.37 | 1.62 |
吉良 | 三河 | 普通 | 1.68 | 1.85 |
吉良 | ー | 生活文化 | 0.88 | 1.25 |
成章 | 三河 | 普通 | 1.56 | 1.57 |
渥美農業 | ー | 食品科学 | 1.33 | 1.33 |
新城有教館 | ー | 総合(文理系) | 1.08 | 0.94 |
市立菊里 | ー | 音楽 | 0.95 | 1.35 |
市立工業 | ー | 電子機械 | 0.80 | 1.53 |
市立工業 | ー | 環境技術 | 0.98 | 1.45 |
第1希望者数が募集人員を大きく下回っている高校
第一希望者数が募集人員を大きく下回っている高校は定員割れする可能性が高いので、まとめてみました。
※こちらも第1回の倍率を見た結果なので、第2回、第3回と倍率が上がれば定員割れしない可能性が低くなります。
※青太字は前年度二次募集があった高校です。
学校名 | 群 | 学科名 | 第一回倍率 | 今春の最終倍率 |
春日井西 | ー | 普通 | 1.93 | 1.68 |
一宮北 | 尾張共 | 普通 | 1.80 | 1.58 |
名古屋工科 | ー | IT工学・機械・電気・エネルギーシステム・エネルギー化学 | 1.97 | 2.02 |
衣台 | 三河 | 普通 | 1.78 | 1.70 |
西尾東 | 三河 | 普通 | 2.17 | 2.04 |
一色 | 三河 | 普通 | 2.46 | 2.49 |
瀬戸 | 尾張2 | 普通 | 2.35 | 1.86 |
小牧南 | 尾張共 | 普通 | 1.89 | 2.19 |
春日井東 | 尾張共 | 普通 | 1.81 | 2.07 |
学校名 | 群 | 学科名 | 第1回倍率 | 今春の最終倍率 |
丹羽 | 尾張1 | 普通 | 1.42 | 1.16 |
大府東 | 尾張共 | 普通 | 2.29 | 2.18 |
阿久比 | 尾張共 | 普通 | 2.26 | 2.26 |
豊野 | 三河 | 普通 | 1.72 | 1.36 |
幸田 | 三河 | 普通 | 1.42 | 1.73 |
市立名古屋商業 | ー | オフィスビジネス・グローバルビジネス・ITビジネス | 1.77 | 1.94 |
第一希望者数が募集定員を僅かに下回る高校はいくつかありましたが、第二希望者数が多ければ定員割れする心配は無いと判断して入れませんでした。
愛知県内の受験生である姪っ子にプレゼントしました。
滑り止めの私立高校を受けない選択
愛知県では私立高校は3校まで受けることができます。
担任の先生は確実に合格できる私立高校を最低でも1校は受験するように指導するので、滑り止めの私立高校全て不合格になったという話は子どもたちが通っていた中学では聞いたことがありません。
どの生徒も公立高校に不合格になると、当たり前として滑り止めにしていた私立高校に進学して行きます。

そんな理由から、二次募集に挑むことができる生徒は少ないんだろうな…と思っていましたが、調べてみたところやはりとても少ない人数でした。
愛知県の公立高校の二次募集を受けることができるのは、公立高校・私立高校(滑り止め校)全てに不合格となった生徒だけですから、少なくて当たり前です。
前年度の二次募集の人数は2734人(合格辞退者数16人含む)でしたが、応募者数36人でした。
何人か不合格になる年もありますが、前年度は36人全員が合格しています。

72校1校舎で2718人も二次募集があるのなら選びたい放題だね!
家計のことなど考えて「絶対に公立高校に進学したい」と考えている生徒さんは、あえて私立高校の滑り止めを受けない選択もありな時代なのかもしれません。

こればっかりはご家庭での判断になりますが…。
最後に
一番最初に書きましたが、愛知県の公立高校入試は2023年度から、試験日程の前倒し、一回受験、マークシート方式の導入、特色選抜の実施など多くの変更が行われます。
最初に聞いたときは、変更されることが多すぎて先生も生徒も混乱するだろうな…と思いました。

試験日程の前倒しだけで十分だと思うんだけどね!
初年度の混乱を避けるためにも、今年度の公立高校の受験を敬遠する生徒さんもいるのではないでしょうか。
そして公立高校の一般入試に挑む生徒さんですが、志望校の倍率が少しでも下がるとホッとしますよね。
今回は倍率5倍を超える高校もありましたが、本当に行きたい高校だったら焦って諦めず、第2回の倍率を見てから決めてくださいね。

その年によって、第2回進路希望調査で驚くほど倍率が下がる高校もありますよ!