大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。
息子は中学3年生の担任の先生との相性が「最悪」でした。

高校生になった今でも、一番苦手な先生だと言っています。
中学3年生にとって担任の先生との相性はとても大事です。
なぜなら、高校受験のための志望校決めで何度も話し合わなければならないからです。
- 個人懇談(先生と息子の話し合い)年に4回
- 三者懇談で4回(先生、保護者、息子の話し合い)年に4回
最低でも一年間に8回は、担任の先生と話し合うことになります。
息子ですが、苦手な担任の先生から一年間8回の話し合いで、ずっと志望校のダメ出しをされ続けました。

懇談会に行くのが辛かったよ~。
うちの息子と同じように、一学期の懇談会で「志望校のダメ出し」をされて落ち込んでいる受験生はいますよね!
今回は「高校の志望校決めで、担任の先生のアドバイスをどこまで信じるべきなのか?」についてまとめます。
志望校に悩んでいる受験生の参考になれば幸いです。
担任の先生のアドバイスをどこまで信じるべきなのか?
まず最初に書いておきますが、私は中学校の先生の進路の決め方について、全否定するつもりはありません。

娘が高校受験生のときにお世話になった担任の先生は、一年間ずっと娘が志望校に行けるように応援してくれました!
娘の担任の先生は、「各高校の内申データ」や「中学2年生の三学期からの娘の成績の推移」などを見ながら志望校の合否を判断してくれました。
問題なのは下に書いた3タイプの先生のように、自分の価値観を押し付けてくる先生でした。
私立の推薦をやたらと勧めてくる先生
息子の担任の先生がこのタイプでした。
私立高校の授業料が実質無料化になったこともあり、三者懇談の度に推薦をもらうように勧められました。

私立高校の推薦が決まれば100%進路が決まった状態なので、先生も生徒も安心ですよね。
先生は自分の受け持ちの生徒から「高校浪人」を出したくありません。
息子が行きたがっていた私立高校は、内申も実力も全く足りていないチャレンジ校だったので、確実に入れる私立高校の推薦を勧めてくる先生の気持ちも分かりました。
ところで息子のクラスで私立高校の推薦をもらった生徒は、全体の三分の二と学年の最高人数でした。

公立高校が志望校だった友達も、先生に私立高校を勧められて推薦をもらってたよ。
私が息子の私立高校の推薦の話をキッパリと断れたのは、娘の高校受験を経験していたからです。
息子の模試の偏差値なら一般で合格できることが分かっていたので、先生から何を言われても気にしませんでした。
お子さんが本当に行きたい高校があるのなら、先生に何を言われても最後まで応援してあげて欲しいです。
100%合格できる高校しか受験させない先生
チャレンジ受験させることは一切なく、100%確実に合格できる高校しか受験させてくれない先生もいます。
息子より高い内申でも、担任の先生がダメだと言ったから…とかなり低い高校しか受けさせてもらえなかったクラスメイトがいました。

もう1ランク上の高校なら、絶対に合格できたと思うけどね。
このように、どんなに模試の偏差値が高くても、受験者の平均より1でも下回っていると受けさせてくれない先生もいます。
受け持ちの生徒は全員「合格」させたい担任の先生の気持ちも分かります。

確実に合格できる高校を選ぶのは正しい受験の戦い方です。
ただ友達は、先生の反対を押し切ってでも行きたい高校を受験するべきだったと激しく後悔していたそうです。
本人が行きたい高校を受験させてくれる先生

この先生の話を聞いたとき、息子の担任だったら良かったのに!と思いました。
このように、本人が希望する高校だったら、どこでも「いいよ」と言って受けさせてくれる先生がいたのですが…
実際のところ、「受けさせてくれる」=「合格できる」と勘違いしてしまう生徒が多く、そのクラスでは志望校に落ちてしまう生徒がとても多かったそうです。
息子の友達も公立高校をダブル落ちしてしまいました。
塾の先生は「受かる見込みがないのにどうして気軽に受けさせるんだ?」と困惑していたそうです。

担任の先生と塾の先生、両方の意見を聞くのも必要ですね。
三者懇談に行く前に話し合っておくこと
娘は塾講師のアルバイトをしていますが、塾の三者懇談で三者懇談の話し合いをしながら大喧嘩する親子は毎年いるそうです。

親が子どもの志望校に反対して大喧嘩になるケースが多いんだよ。
中学校の三者懇談は15分程度と時間がとても短いです。
親子で志望校の意見が違うことで貴重な時間を無駄にしないように、志望校について前日までにしっかり話し合っておきましょう。
志望校の最終決定をするのは本人と家族です!
担任の先生は、今までの経験から、生徒の志望校にストップをかけることがあります。

息子が私立高校の推薦を勧められたのは、息子の受験勉強のやる気の無さを見抜かれていたからだと今なら分かります。
ただ、担任の先生から何を言われたとしても、志望校を決める最終判断は受験する本人とご家族にあります。
愛知県では、私立高校3校、公立高校2校、合計5校受験することができます。
私立の滑り止め校を2校しっかり受ける約束をした上で、1校だけチャレンジさせてくださいと担任の先生に頭を下げましたが、反対されることはありませんでした。
最後に
娘の担任の先生は、娘の進路に一度も反対することはありませんでした。
一学期に娘の内申が下がったときも、「今の内申だと志望校には少し足りないから、2学期に1つでも上げられるように頑張ろう!」と励ましてくれました。
※娘の公立高校の受験時は、3学期の内申が使われていました。
2学期に内申が上がったときは一緒に大喜びしてくれて、公立高校の推薦希望を出したときは、推薦基準に当てはまっているか、資料をコピーしてくれて一緒に確認してくれました。

合格の報告をしたら飛び上がって喜んでくれたんだよ!
このように、良い先生もいますので、先生の進路のアドバイスはしっかり聞いてくださいね。
さて、担任の先生から「絶対に合格できない」と猛反対を受けていた公立高校に無事合格できた息子でしたが、合格証書を受け取りに高校に行ったところ、教室で待っていた担任の先生に「よく頑張った!」と言われてハグされたそうです。

手紙ももらったよ。
受験が全て終わってから、先生が志望校に反対していたのは自分にも原因があった、とようやく気づいた息子でした。
本当に成績アップが望める教材です
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。

なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を一番近くで見て来たからです、
息子は塾で思うように成績が上がらず、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強に切り替えたところ、年末にかけて模試の偏差値が一気に上がりました。
スタディサプリを使うコツは、分からない単元は1.5倍速にして繰り返し視聴することだと息子は言っています。
夏休み中に総復習を考えている受験生の方は、先ずは14日間の無料体験から始めてみてくださいね。