高校3年生の娘と中学3年生の息子がいます。
我が家には大学受験生がいるので、夏休み明けからは「指定校推薦」と言うワードを耳にすることが多いです。
そして息子の通う中学でも、志望校選びの条件のひとつとして「指定校推薦の多い高校」で選んでいる子がいます。
- 指定校推薦が沢山ある高校に進学したい
- 指定校推薦を楽にもらうためにひとつ下のレベルの高校を受験したい

高校選びの段階で大学進学について考えるのも大事なことです!
ただ、指定校推薦を目当てで高校を選ぶのには、それなりの「リスク」が伴います。
一体どのような「リスク」を伴うのか、娘の友達で指定校推薦が決まった友達から話を聞いてまとめました!
※今年から大学入試の推薦・AOの名称が変わりました。
AO入試 ⇒ 総合型選抜
推薦入試 ⇒ 学校推薦型選抜(公募制・指定校制)

こちらの記事では旧名称を使わせてもらいますね!
指定校推薦目当てで高校を選ぶリスク
指定校推薦目当てで高校を選ぶことに関して、二つのリスクがあります。
一つ目のリスクは「毎年同じ指定校推薦が高校に来るとは限らない」ということです。

入学した先輩が大学で成績不振だったみたいで、次の年からその大学の指定校推薦がなくなったって友達が落ち込んでたよ。

去年まであった指定校推薦が突然なくなることがあるんだね。
二つ目のリスクは、「成績不振で指定校推薦をもらうことができなくなること」ということです。
いざ入学したら遊んでしまって成績が伸びなくて指定校推薦がもらえなかった友達もいましたし、同じ大学を目指している生徒が思いの他多くて上位の成績争いが凄かった、という話も聞きました。

一番人気の大学は毎年、評定オール5の生徒同士の戦いなんだって!

評定オール5取れるくらい勉強を頑張っているのなら、一般入試でも入れそうな気がするけどなぁ。
私立大学の推薦入学の割合はどのくらいなのか?
娘の高校では推薦を使って進学する生徒は全体の3%ほどなのですが、高校によっては推薦で進学する生徒が50%を超えるところもあります。

大学に入学する学生の一般入試と推薦入試の割合は一体どのくらいなんだろう?
気になったので、愛知県内の大学で一般受験と指定校推薦の入学割合を調べてみました。
※2019年度の割合です。
南山大学 一般67.6% (推薦 32.4%)
愛知大学 一般63.2% (推薦 36・8%)
名城大学 一般56.4% (推薦 43.6%)
中京大学 一般46.3% (推薦 53.7%)

中京大学って半分以上が推薦入学なのね~!
中京高校から中京大学に内部進学する生徒はとても多いです。
中京大学は学部数が多い総合大学なので、わざわざ外部の大学を受験する必要がないからと聞きました。

中京高校に通っている友達も内部進学するんだって!
名城高校・南山高校に通っている友達は、内部推薦はもらわず県外の大学を受ける子が多いとのことです。

内部進学でも外部の大学でも、選択肢が増えるのは良いことですね!
使う・使わないは別としても内部進学の選択肢のある安心感は大きいので、付属大学がある高校に進学することは息子も検討しているところです。
付属高校に進学することのデメリット
私立高校を選ぶ際に「〇〇大学に行かせたいから○○大学付属の高校に入学させたい」という話も聞きます。
上にも書きましたが、内部進学目当ての高校選びです。

内部進学で大学に行けるなら大学受験しなくて良いんでしょ?

そうだけど、大学の選択肢が1校だけになっちゃうよ。
付属高校に入ると提携大学以外を外部受験するのは大変とのことです。
なぜ大変かと言えば、付属大学付きの私立高校に進学した娘の友達から「付属の大学に上がることを前提として授業しているから教科書が最後まで終わらないんだよ」と言っていたからです。

内部進学を目的としているから、大学入試に特化した勉強はしていないとのことです。
国公立大学や提携していない私立大学の一般入試を受けるなら、「外部受験を目的とした特進クラス」以外は予備校が必須になります。
私立高校プラス予備校はお金がかかりますね。

息子は付属大学に行かないのなら公立高校に行って欲しいな!
私立高校の推薦入学割合はどのくらいなのか?
愛知県内の私立大学の「推薦入学率」には驚きましたが、「私立高校の推薦入学率は8割超えますよ」と担任の先生から教えてもらい驚きました!

私立高校って一般入学率が2割なの?

一般入試の入学割合は2割くらいだけど、合格者はもっと多く出してるよ!
一般入試を受ける生徒は「公立高校の滑り止め」として受ける子が多いので、実際は募集人員の何倍かの合格者数を出しています。
ただ、私立高校が薦入学者の割合が非常に高いことは確かです。
私立高校を第一志望校にしているなら、内申を上げて中学校から推薦をもらうことをお勧めします。
指定校推薦が使えない高校もあります!
娘の通っている高校は国公立大学の進学をやたらと勧めて来ます。

そのため指定校推薦を使うことに良い顔をされません。
愛知県内には、このような「国公立大学の進学を第一に考える」高校が存在しています。
指定校推薦で私立大学に行きたいと考えている中学生は、このような高校を志望校に選ばないようにご注意ください!

推薦を使わずに大学進学を目指す子には良い環境なんだけどね!
指定校推薦はどこの高校でも持っています!
学校の歴史が新しい・古いは関係なく、中堅レベルの進学校なら基本的にどこの高校も「指定校推薦の枠」はしっかり持っています。

学校の方針で使うか・使わないかを決めているだけです!
上にも書いた通り娘の通っている高校では、指定校推薦を使う子がほとんどいません。
もしかしたら指定校推薦そのものがあまり来ていないのかな?と疑問に思ったので、三者懇談の日に担任の先生に「こちらの高校は指定校推薦の枠が少ないんですか?」と質問しました。
担任の先生は「愛知県内全ての私立大学に指定校推薦の枠がありますよ!」と教えてくれました。
ただ、指定校推薦を使うことができるのは高校1年生からずっと一貫して同じ大学を希望してきた評定オール5に近い成績優秀者だけとのこと。

かなり狭き門だね。

志望する大学なんて、高校3年間で何度も変わるのが普通だよね。
指定校推薦を目一杯使うことができる高校
娘の友達は、全県模試の偏差値が55前後の歴史ある公立高校に通っています。

指定校推薦は高校で持っている枠ぎりぎりまで使わせてもらえるんだって!
高校の成績順に指定校推薦が決まって行くので、学校の評定を上げておくことが一番大事とのことです。
「指定校推薦の選考に落ちた子は、公募推薦を使うように指導されるんだよ」とも教えてくれました。
「偏差値55辺りの高校が使う教科書では、大学の一般入試には対応できないんだよ」
とその友人が言ってました。
実際、国公立大学・有名私立大学に合格した生徒たちは、定期テストでは赤点をぎりぎり回避するくらいの点数を取って、予備校で習う授業を優先していたそうです。

高校の先生方もそれを容認しているんだって!

授業全無視できるのは良いような悪いような…。

推薦で大学が決まった子は自由になってみんな遊んでいるから、その中で勉強するのは大変だって言ってたよ。

大学が決まった子は、TOEICとか別の勉強を始めるといいんだけどね。
娘の友達は指定校推薦で大学が決まってからは、ずっと英語の勉強を頑張っていたそうです!
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大学に入ったら留学を考えてるんだって!
超進学校は指定校推薦を使わない?
全県模試の偏差値70前後の超進学校に通っている娘の友人の話です。

指定校推薦を使う子は一人もいないんだって。

実力で入れるからなんだろうね!

でも、半分近くが浪人するって聞いたよ!!

半分近くも?相当レベルの高い大学を目指してるんだねぇ…。
男女ともに浪人する子が多いとのことでした。
ちなみに指定校推薦の枠には、東京・大阪のトップ私大が入っていたのですが誰も欲しがらないとのことで…それも凄い話ですよね!
最後に
娘に「指定校推薦が欲しかった?」と聞いたところ、「全然欲しくないよ!」と即答されました。

高校の友達全員が一般入試を受けるという環境が大きいです。
今回の娘の話で、指定校推薦は高校によって使える基準が違うことが分かりました。
さて夏休みも終わり、この時期の親の考えていることはただ一つ。

少しでも早く受験が終わって欲しいです!
娘も息子も無事に進学先が決まりますように…と祈る毎日です。↓ 無事に高校生になれました!
本当に成績アップが望める教材です!
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。

なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を見て来たからです!
家計が苦しい中で努力を重ねているお子さんなら、スタディサプリだけで公立高校の上位校に入ることが可能です。
実際、塾との相性がとても悪かった息子は、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強に切り替えたところ、模試の偏差値は順調に上がって当日点も8割を超えて取ることができました。
スタディサプリを使うコツは、分からない単元は1.5倍速にして繰り返し何度も視聴することだと息子は言っています。

都道府県別の公立高校対策講座もあるから、入試の前にやっておくといいよ!
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