うちの娘は1年間模試でA判定を取り続け、バンザイシステムでもA判定と出ていた大学に落ちました。
当時は「私立大学にA判定で落ちるのはかなりレアケースなのでは?」と思っていたのですが、受験が終わったあとに高校、大学の友達に聞いてみたところ「A判定でも落ちた経験がある人」が意外と多くいることが分かりました。
この記事では「A判定」が出ていても不合格になってしまった娘の友達の話を中心にまとめますが、決して受験生を脅すつもりで書いていません!
なぜなら最後の模試でC判定・D判定を取っていても合格できた人を沢山知っているからです。
この記事を読むことでA判定でも落ちることはあるし、C判定でも合格することはあることを知ってもらい、慢心せずに最後まで気を緩めることなく受験勉強をがんばってもらいたい気持ちでいます。
A判定で不合格になった人たち
うちの娘もA判定で不合格になりました!
まず最初にうちの娘のA判定の不合格体験談から書きます。
こちらは娘の共通テスト終了後のバンザイシステムの結果⇒各大学の合否です。
<私立大学>
第一志望校(バンザイシステムでD寄りC判定)→ 合格
第二志望校(バンザイシステムでB寄りC判定)→ 繰り上げ合格
第三志望校(バンザイシステムでA判定)→ 不合格
<国立大学>
第一志望校(バンザイシステムでA寄りB判定)→ 不合格

私立大学の第三志望は、模試で1年間A判定を取り続けていたのに不合格となりました。

先生たちに不合格を伝えたらすっごく驚いてたよ…。
娘の第一志望の大学に不合格になった友達が、娘の第三志望の大学に合格していました。
なぜこのようなことが起こるのか…当時は不思議で仕方がありませんでした。
国立大学A判定で不合格になった友達
国立大学は、娘の場合はA寄りギリギリB判定で不合格となりました。
同じ大学・学部を受けたクラスメイトが2人いましたが、どちらも娘より共通テストの点数が取れている状態のA寄りのB判定でしたが不合格でした。
入試当日に現地で仲良くなった友達(実技試験を受けている間に周りの受験生たちと判定の話をしたそうです)で2人A判定だった人がいましたが、2人とも不合格でした。

受験番号が前後だったから、合格発表を見てすぐにお互いの合否が分かったよ。
- 娘、高校のクラスメイト2人⇒A寄りのB判定で不合格
- 入試当日に仲良くなった友達⇒A判定ど真ん中で不合格
※共通テストの配点が二次試験の配点より大きい大学でした。

ところで国立大学は娘とクラスメイト2人とも去年の最低合格点は超えていたと高校の先生から言われました。
娘は共通テストに切り替わった年度の受験生でした。
娘が受験したのは隣の県の田舎の国立大学でしたが、毎年2倍程度だった倍率が、娘の受験した年度だけ10倍近くに上がりました。

バンザイシステムでA判定が出ていても、倍率が例年より大きく上がったら全く当てにならないことが分かったよ。
私立大学A判定で不合格になったSちゃん
第一志望にしていた私立大学が、模試で1年間A判定、バンザイシステムでもA判定、
そしてバンザイシステムで共通テスト利用入試でもA判定と出ていたので安心して「共テ利用」に申し込んだSちゃんでしたが、なんと余裕でA判定だった私立大学に不合格になりました。

共通テストの合計点数が全く同じだった友達が合格していたのにSちゃんだけが不合格と聞いて驚いたよ。
一般入試に気持ちを切り替えて受験したところ合格しましたが、共通テストの自己採点を大きく間違えていたことが4月の「成績通知」が届いてから分かりました。
(Sちゃんは自己採点を20点以上高く計算していました)
どんなに慎重に計算する人でも本番の自己採点で間違えてしまうことはあります。
AちゃんはバンザイシステムでA判定だった国立大学にも、共通テストの自己採点ミスで出願し、不合格になりました。
A判定で共通テスト利用に出したのに不合格になった場合は、自己採点が間違っている可能性を疑ってください。
国立大学A判定で不合格になったCちゃん
最後の模試とバンザイシステムの両方でA判定が出ていたけど不合格になってしまったCちゃんでしたが、「二次試験で緊張してしまって本来の力が発揮できなかった」と落ち込んでいたそうです。

緊張し過ぎて普段通りのパフォーマンスを出せなくて落ちるケースは本当によくあります。

緊張し過ぎて受験当日にお腹が痛くなっちゃう子もいたからね。
共通テスト当日に緊張し過ぎて、休憩時間中に「英語が全然解けなかった、怖いよ」と親に泣きながら電話していた女の子がいたそうです。
緊張をほぐす方法は人それぞれ違います。
自分に合っている緊張をほぐす方法を探して実行してみてくださいね。

私はテスト合間の休憩時間にできるだけ廊下に出て深呼吸しているよ。
大学に入ってから聞いたA判定の不合格体験談
娘は大学の部活の代表者として学連に所属しています。
東海学生連盟なので、愛知・岐阜・三重の3県の大学からの代表者が集まって試合の運営を行っているので、他大学の知り合い、友人が沢山います。
そんな学連のメンバーたちにも、最後の模試・バンザイシステムなどでA判定を取っていても不合格になった経験がある人が沢山いました。

A判定で不合格になるのは決してレアケースではないんです。
部活の学連についてまとめた記事はこちらです。
最後に
ほとんどの模試ではA判定からE判定までありますが、娘やその周りの同級生たちを見ていて分かったことは、以下の2つです。
- 国立大学で合格しているのはB判定まで(C判定で合格した子は娘の周りにはいませんでした)
- 私立大学の場合、最後の模試がD判定で合格した友達は1人いたけど、E判定で合格した人の話は先輩・後輩含めてひとりもいませんでした。

A~Cは実はほとんど差がないから、私立大学の場合A判定だからと油断していると本番でC判定の子に負けてしまうこともあるんだって。
※上に書いた2つは娘の友達の話です。二次試験の配点比率が7割以上の国立大学なら判定が低くてもひっくり返せる可能性は十分にあります。
検索すれば「私立大学E判定からの合格!」「国立大学C判定でも合格!」など出てくるのですが、実際のところ稀なケースなのでそのような謳い文句で宣伝しているのだと思います。
自己採点を多く見積もって不合格になった友達の話を書きましたが、娘は模試では常に自己採点を低く見積もってしまう癖がありました。
なのになぜか共通テスト本番だけ自己採点を高く見積もっていました。
確実な判定を知りたければ「自己採点を間違えない」それが第一条件となりますが、少しでも点数を高く取りたい気持ちが勝ってしまうこともあるんですよね。
この記事は娘とその周りの友達の体験談となっています。
娘はC判定だった大学に通い、今年の春卒業します。
受験生の皆さんが、納得のいける大学に合格できますように!
心から祈っています。
早期申し込みがお得です!
夏休みに免許を取りに行く予定をしている学生さんは、5月中までに仮押さえしておくことをおすすめします。
安い日程からどんどん予約が埋まるので、お値打ちに行きたい学生さんは少しでも早めに申し込んでくださいね。