大学3年生の息子と高校3年生の娘がいます。
突然成績の話になりますが、息子の中学3年生最後の内申はオール3でした。
中学2年生までの授業態度の悪さが足を引っ張り…、中学3年生になってから少しでも評価を上げようと本人なりに努力しましたが、最後まで内申は上がりませんでした。
息子の内申の話はこちらです。
志望校選びは願書を提出するギリギリまで悩みました。
なぜギリギリまで悩んだのかと言えば、息子は内申と模試の偏差値にかなりの開きがあったからです。
塾の先生に模試を返却されながら「内申合計書き間違えてないよね?」と確認されたことが何度もありました。
このように同じ内申がオール3の子同士でも、模試の偏差値は驚くほど違いがあります。
男の子の場合、息子のように内申が低くつけられることで模試の偏差値と内申が釣り合っていない子が何人かいました。
今回は息子の高校受験のときの体験をもとに、オール3の成績の子が選んだ高校についてまとめます。
高校選びに迷っている受験生の参考になれば幸いです。
※この記事に書かれている偏差値は全て愛知全県模試を参考にしています。
息子の通っていた中学は、市内では平均より少し高いくらいのレベルにありました。
オール3の子が行ける私立高校は?
一般的にオール3の子の偏差値は45前後とのことです。
てっきり平均ど真ん中で偏差値50くらいかな?と思っていたのですが、それより下でした。
息子が通っていた公立中学校では、3年生の2学期にオール3(内申合計27)あれば、偏差値44~48辺りの私立高校の推薦をもらうことが出来ました。
実際、息子の周りのオール3(±1)くらいだった友達7人中5人が、偏差値44~48辺りの私立高校の推薦をもらって合格し、進学しました。
実は息子も、偏差値44~48辺りの私立高校の推薦を担任の先生から勧められていましたが、本人が行きたい私立高校ではないと言ったのでお断りしました。
※担任の先生からは息子の実力で入れる高校ではないから推薦を取った方がいいと何度も説得されました。
ちなみに、息子の通っていた中学では偏差値50~55辺りの私立高校だと内申合計が32以上は必要でした。
息子の行きたい私立高校は偏差値57以上だったのでオール4ある生徒しか中学からの推薦はもらえませんでした。
息子の全県模試の偏差値は平均して55くらいでしたが、英語で高得点が取れて、全体の問題の相性が良かったときは偏差値60を超えたことが1度だけありました。
なので「当たって砕けろ!」と偏差値57の私立高校を受験させてみたのですが、模試の判定では合格率80%以上取れていても、残念ながら不合格となりました。
入試の自己採点した結果では点数だけなら合格圏内だと塾の先生に言われていたので、内申に泣かされた私立高校の受験となりました。
滑り止めで偏差値48の私立高校を2校受験しましたが、こちらは2校とも無事合格をもらうことができたのでホッとしました。
合格の文字を見て本当に嬉しかったよ!
※担任の先生から「息子の実力では入れない」と言われていた高校も一般入試で無事合格することができました。
オール3の子が一般で受ける私立高校は48前後なんだな、と思いました。
当日点だけを重視する私立高校
大学受験の一般入試のように、愛知県内には当日点しか見ない私立高校が存在します。
そんなこと言いながら、内申の最低ラインはあるんでしょ?
私はずっとそう思っていましたが、息子の友達で「内申合計24」の子が、当日点一発勝負と言われている偏差値70の私立高校に見事に合格していたので、本当に当日点だけしか見ていない高校があることが判明しました。
ちなみに、偏差値70の高校に合格できる実力がありながら、なぜ友達の内申合計が24だったのかを息子に聞いてみたところ、「授業中ず~っと寝ていたからね!」とのことでした。
授業中にずっと寝ていたら内申低く付けられても仕方ないよね…。
その友達はとても賢く、高校でも授業を聞いているだけで完ぺきに内容が理解できて暗記もできてしまうとのことで、「休憩時間に必死で勉強しているクラスメイトの気持ちが全く分からない」と言っていました。
一度で良いからそんなセリフ言ってみたいよ!
何かとツッコミどころの多い友達なのですが、息子ととても仲良しで時々家に来て勉強を教えてくれています。(先生より分かりやすく数学を教えてくれるそうです)
将来がとっても楽しみな友達のひとりです!
オール3の子が行ける公立高校は?
愛知県では中学3年生の3学期の内申が公立高校の受験で使われます。
※令和5(2023)年度入試からは、私立・公立ともに入試の日程が前倒しになるので2学期の内申が使われることになりました。
今年度使われる内申についてはこちらにまとめてあります。↓
【愛知県高校入試】令和5(2023)年度の受験で使われるのは何学期の内申か?
息子は2学期に内申を2つ上げましたが、3学期に入り再び2つ下がってしまったので結局最後の内申はオール3となりました。
正直、公立高校の受験は終わったな…と思いました。
最初に書いた通り、平均的な中学レベルのオール3の子が行けるのは「偏差値45前後」の公立高校です。
なので偏差値55前後の公立高校を選ぶことは息子にとって高望みでした。
塾の先生からは「今まで受験した子の最低内申は29で、それ以下で合格した生徒はデータには載っていません」と言われ…
中学の担任の先生からは「息子さんの内申では合格することはできません」と断言されました。(本当の話です)
息子は志望校の受験者の平均内申より6低く、模試の偏差値は十分に足りているのにまた低すぎる内申が足を引っ張るのか…と落ち込みました。
ただ、息子は「当日点を取ってみせるから大丈夫!」と謎の自信を持っていたので、担任の先生と塾の先生の両方から「合格は絶対に無理」と言われ続けていましたが、チャレンジ受験させてみることに決めました。
結果、受験校の平均より20点近く高い点数を取れて無事に合格することができました!
息子の塾の友達で、受験者の平均内申が37の高校に、内申29で受験に挑んだ子がいましたが、当日点を110点中102点取って合格していました!
100点超えってトップ校レベルじゃないの?
102点取れた報告に娘も驚いていました!
公立高校を受験する際に「内申」は大きな加点要素となりますが、当日点をしっかり取れる子なら内申平均より低くても挑戦してみる価値はあります。
内申は最後のテストで合計が決まってしまいますが、偏差値は努力次第で受験日当日まで上がり続けます。
息子は塾で最後に受けた公立高校の模擬試験の点数より入試本番ではプラス20点取れていましたから!
息子が受けた日程では塾内の最高得点が取れていたと塾の最終日に挨拶に行ったとき塾の先生から教えてもらいました。
最後に
改めてオール3の子が行ける高校のレベルをまとめます。
●内申を重視する私立高校の場合だと、偏差値44~48辺りの高校が受験する子が多いです。
●公立高校だと、内申が実力相応の子は偏差値45辺りの高校を受けていましたが、上にも書いた通り「当日点次第」でもあります。
偏差値だけではなく、高校の倍率も大きく関係しています。
ただこれは、愛知県の平均的なレベルの中学で主要5教科が全て3を取っている場合です。
副教科を中心に内申合計を27まで上げている場合、もう少し下の偏差値の高校を選ぶことになります。
ただ私立でも公立でも、それ以上の偏差値の高校に挑戦することはもちろん可能です。
私立にチャレンジ受験するなら当日点だけで勝負できる高校を選んでね!
「内申」に高校を決められてしまう悔しさは痛いほどよく分かります。
息子も「あと3つ内申が上がっていれば合格できたのかな…」と第一志望校の私立高校の不合格通知を見ながら泣いていました。
でも、決まってしまった内申について後悔していても何も始まりません。
自分の持っている内申と偏差値で行ける高校を前向きに探すしかないのです。
偏差値44~48辺りで行きたい私立高校があれば中学の推薦をもらうのもありですし、息子のように当日点で勝負することに決めて一般入試で戦うという道もあります。
受験生本人が後悔することのない志望校・受験方法を選んでくださいね!
息子はボロボロになるまで繰り返し解いていました。
人気のある私立高校は早めに購入しておくことをお勧めします。
本当に成績アップが望める教材です!
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。
なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を見て来たからです。
塾との相性がとても悪かった息子は、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強に切り替えたところ、その後の模試の偏差値は順調に上がり続け、公立高校の当日点を8割取ることができました。
スタディサプリを使うコツは、分からない単元は1.5倍速にして繰り返し何度も視聴することだと息子は言っています。
都道府県別の公立高校対策講座もあるから、入試の前にやっておくといいよ!
学習する意欲があるお子さんにとって「もっともコストパフォーマンスが高い教材」であることは間違いありません。
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