受験生は志望校に合格するために、来る日も来る日も遊びに行くことも、ゆっくりテレビを見ることも我慢して勉強を頑張っています。
ようやく受験が終わり、自己採点では合格圏内に入っていたのに、いざ合格発表を見に行ったら結果は不合格…。
そして何故か、自分よりかなり自己採点が低かったはずの友人が合格している…。

毎年ひとりはそんな話を耳にします。
納得いかないのは当然です。
自分も友人も自己採点が間違ってたのかな?と親子で気になって仕方がないですよね。
そのような生徒のために公立高校の受験者には「試験の成績を開示請求できる権利」が存在しています。
うちの娘は公立高校に推薦で合格していたのですが、一般の試験で入学できる点数は取れていたのかな?と気になりました。

入学後の最初のテストの順位が「最下位」に近かったので余計にそう思いました。
結局、娘は開示請求をしなかったのですが、我が家のように受験後に様々な理由で「点数」を確認したいと考えるご家庭は多いのではないでしょうか。
この記事が「入試の点数を調べたい!」と思っている受験生、そして保護者の方の参考になれば幸いです。
開示請求できる期間
開示請求できる期間は、合格発表の日(令和9年3月8日)から約1か月間です。

とても短い期間なので早めに手続きしてくださいね。
合格発表前だと、どこの窓口に行っても点数を教えてもらうことはできません。
令和9年3月8日(月)の合格発表後に連絡してください。
開示請求の手続きのやり方
開示請求の手続きの流れですが、まずは受験した高校に電話します。
それ以外でしたら、土日祝日を除く、平日の9時〜16時30分ごろに電話するのが一般的です。
電話に出た高校の事務の方に「個人情報保護法に基づく成績開示請求をしたいのですが、いつまでにどのような手続きをすればよいのか教えて下さい」と伝えます。

高校側は開示請求の時期と方法を決めているので、すぐに手続きについて教えてくれます。
※以前は県立高校なら受験した高校の事務所、名古屋市立高校なら市役所で開示されていましたが、今はどちらも受験した高校で点数の確認ができるようになりました。
手続きに必要なもの
- 受検票
- 本人確認書類(生徒手帳や健康保険証など)

開示請求する際に、高校の窓口で本人確認をするために必要です!忘れないように持って行ってください。
開示請求で教えてもらえること
開示請求ですが、入試の際に書き込んだ”解答用紙”を見せてもらえるわけではありません。
開示請求して分かるのは、自分の得点(学力検査の得点合計及びその科目別得点)だけです。
- 各教科の得点(国語・数学・社会・理科・英語の5教科分)
- 5教科の合計得点

当たり前ですが、他の受験生の得点は教えてもらえません。
愛知教育委員会の公式ウェブサイトに「費用の負担(行政文書の閲覧は無料です)」と「開示の実施の方法」が書かれています。→こちらです。
基本的に「口頭」または「閲覧」で確認します
高校の受付で「得点開示をお願いします」と伝えて手続きをすると、先生が受検番号を確認し、得点が書かれた一覧表やパソコン画面を見せてくれたり、口頭で読み上げたりしてくれます。
息子の友達は紙に書かれた得点を高校の職員の方に見せてもらったと言ってました。

書いてある紙はもらえなかったので、急いで得点をメモしたそうです。

メモ帳とペンを持って行ってね!
電話では教えてもらえません
個人情報保護のため、電話での問い合わせには一切応じてもらえません。
必ず本人が直接高校の窓口に行く必要があります。
県立高校を受験した娘の話
うちの娘が高校受験したとき(2017年)の話ですが、「公立高校の入試終了後に試験官の先生から開示請求のやり方について説明があったよ」と言っていました。

合格発表の次の日から高校の事務所に頼めば、高校で「点数」を教えてもらえるって言ってたよ~。

息子は開示請求の話を聞いた覚えがないとのことですが、受験が終わった解放感から先生の話を聞いていなかった可能性大です…。
「得点」に納得できなかったら?
開示された結果を見て納得できなければ、中学や高校、教育委員会などに問い合わせる必要があります。
そして双方納得いかない場合の最後の手段は「裁判」なのですが…
判決が出るまでにとても時間がかかります。
開示された点数を見て納得行かなければ、お子さんと「裁判を起こして年度途中になったとしても、絶対にその高校に入学する意思があるのか?」等を真剣に考え、話し合う必要があります。

裁判で合格を勝ち取ったとしても、すでに新学期は始まっています。
ところで調べてみたところ、過去に開示請求によって合否がくつがえった事例がありました。(愛知県外の高校です)

いっそ学年全員で得点開示してもらえば、本当の合格点(ボーダーライン)が分かるよねぇ。
自己採点は怪しいのか?
うちの娘と息子の話ですが、中学のときに受けた「模試の自己採点」と「実際の模試の点数」は一度も合計点数が合っていたことがありません。
高校の先生からも「クラス全員が模試の自己採点を間違えていたぞ」と言われたことがありました。

そのときは2点違いの子が一番自己採点が近かったよ。
高校入試の採点ですが、教職員3人態勢で3回チェックして、最後に校長・教頭もチェックするとのことで1枚の答案用紙に最低でも5回のチェックが入ると聞きました。
2023年度からマークシート方式に変わり採点は楽になったと先生方が言っていましたが、それでも5回のチェックはしているはずです。

生徒の人生に関わるテストだからね。
最後に
合否は入試得点のみで決まるものではありません。
得点に対しての内申の「傾斜のかけ方」は受ける高校によって違います。
公立高校の入試では内申書の評定のみを参考にすることはないですし、ボーダーぎりぎりの人が何人かいた場合、欠席日数や部活動の状況等による総合的判断がされます。
上記の点を含めて、開示請求するかどうか親子でよく話し合ってください。
最後になりますが、充実した高校生活が送れるかどうかは結局のところ自分次第です。
第一志望校に不合格になった同級生は何人もいましたが、全員が入学式までに気持ちを切り替えて楽しい高校生活を送っていました。
うちの息子も第一志望の高校に落ちましたが、第二志望の高校でたくさんの友達ができ、部活でも結果を残しました。

開示請求をしたらしっかり「点数」という事実を受け止め、どこに進学しても思いっきり高校生活を楽しんでくださいね!
2021.8.16追記
上にも書きましたが、息子の友達2人が開示請求を行っていたので詳しく話を聞きました。
(友達2人はそれぞれ別の県立高校に通っています)
開示請求はどちらも4月に入ってから親が高校に電話してお願いしたとのことで、
新学期が始まってすぐ、本人が別室(事務室?)に呼ばれ、先生が得点の書かれている紙を見ながら口頭で得点を教えてもらったそうです。
(口頭で点数を教えてもらったあとに、改めて点数が書かれている紙を見せてもらいました)
私が驚いたのは、2人の友達の点数が塾で言われていた「合格するためのボーダーライン」をかなり大きく下回っていたことでした。
※最低でも160点以上取らないと合格できないと言われている高校で、130点台で合格したくらい大きく下回っていました。

「倍率がかなり低い年だったから運よく合格できたんだろうな~!」って友達が言ってたよ。

