大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
娘は中学時代の内申がオール4でした。

中学から推薦をもらって第一志望の公立高校に合格したよ!
息子の中学時代の最後の内申はオール3でした。

過去最低内申で公立高校を受験して、当日点ギリギリで合格することができたよ!
内申合計が9も違う2人ですが、なんと中学3年生の最後の模試の偏差値は息子の方が上でした。
中学で内申が取れるお子さんと取れないお子さん、それぞれの志望校の選び方がありますよね。
今回は、模試の偏差値は同じくらいだったのに、内申が9違っていた娘と息子の、それぞれの志望校の選び方についてまとめました。
内申美人だった娘の志望校の選び方
内申美人だった娘の特徴です。
- 授業はとても真面目に受ける。
- 範囲のわかっている定期テストであれば、きっちりテスト勉強をして点数も取れる。
- ノートやワーク、プリントなどの字は綺麗に書く。
- 優秀な生徒だと思われていて、先生受けがとても良い。
- 部活のキャプテンをやっていてリーダー気質。
上記の理由から、内申は取れるのですが、以下の理由で受験には不向きな子でした。
- 定期テストでは点数が取れるけど、模試では得点できない。
- 英単語はコツコツ覚えているけど、英語長文は全く読めない。

今思えば高校の推薦をもらったのは大正解でした!
定期テストの点数と比較しての内申の高さから、「先生に贔屓目に見られてるからだろ?」と言った息子に対して、
「先生と仲良くなって何が悪いの?悔しかったら自分も贔屓されて内申を上げてみたら?」と言い返していて、それはもっともな意見だな…と思いました。
内申美人は偏差値で高校を選んだらダメ?

内申美人だと、内申相応の偏差値で高校を選んでもいいのか悩みますよね。
娘は自分の内申のワンランク上(偏差値プラス5)の高校に入りましたが大丈夫でした!
最初は授業について行くのが大変でしたが、内申美人に多いコツコツ勉強するタイプだったので、半年後には完全に遅れを取り戻すことができました。

娘の周りの、内申美人は短期記憶がすごく得意で定期テストで点数が取れるタイプが多かったそうです。
授業について行けない時期でも、持ち前の記憶力を最大限に発揮して、テストで赤点を取ることはありませんでした。

物理が全く分からなかったから、教科書丸暗記したら全く同じ問題が出されてラッキーだったよ!
大学の志望校選びは?
娘の大学受験が終わってから気づいたことですが、内申美人は大学の一般入試に不向きです。
娘は定期テストの範囲内の暗記は完ぺきにできたので、評定はとても高かったのですが(最高評定4.8)応用力がありませんでした。

中学、高校と定期テストの点数は取れるけど、模試の偏差値が低いタイプでした。
娘は国立大学の受験をさせましたが、もの凄く努力してB判定まで上げたのですが不合格となりました。
大学受験を通して精神面でとても大きく成長できましたし、本人は受けたことを後悔していないと言っていますが…
県内の私立大学の推薦ならどこでも通る評定があったので、早い段階で娘と受験方法について話し合い、推薦をもらって受験させれば良かった、と少し後悔しています。

大学受験は様々な受験方法があるので、本人に合った方法を選ばせるのが大事だな…と考えさせられました。
もし内申美人で高望みした偏差値の高校を選ぶ場合、指定校推薦の充実してる私立高校や付属高校をおすすめします。
内申美人は大学では通用しない?
中学時代からずっと内申美人で先生との仲が良好だった娘ですが、大学に入学してからも教授と仲良くなり、そこそこの評価をもらっています。
GPAは3.6と高いので、成績順で決まるゼミに一番乗りで入れたと嬉しそうに言ってました。

先生と仲良くなれる子は得ですね!
内申が取れなかった息子の志望校選び
定期テストの点数は良かったけど、内申が取れなかった息子の特徴です。
本人的には「提出物」は期限内にしっかり出していて問題ないと思っている。
(ノートを確認してみたところ、字が読めないほど汚い)
本人的には「授業態度」が良いと思っている。
(息子のクラスメイトの話では、うたた寝している日もあるとか…)
範囲内をしっかり暗記すれば点数が取れるはずの副教科で平均点しか取れない。
(副教科の勉強をやる気ゼロ)

騒がしい男子グループに入っていたので、先生方からの評価も悪かったです。
息子は「どうしてこんなに内申が低いのか分からない」と言って騒いでいたので、娘の中学時代のノートと副教科のテストを見せたところ、何も言わなくなりました。
入試の当日点重視の高校選びをしました!

正確に言えば、当日点重視の高校しか選べませんでした!

身も蓋もないね!
息子は私立高校も公立高校も当日点勝負でチャレンジ受験させましたが、この方法は精神的負担が大きいのでおすすめできません。
模試の合格率80%でも不安に感じる受験生が多い中で、内申が低すぎて合格率40%(当日点勝負)は不安を通り越して恐怖でした。
息子が公立高校に合格できたのは、たまたま倍率が低めな年で、入試の問題と相性が良く、いつもなら点数が取れない国語で得点できたからです。

本当に運だけは強いよね…。

合格したんだから褒めてよ…。
滑り止め校がしっかり受かっていて、本人から当日点勝負でチャレンジしたい!と頼んでくるのなら受けさせてあげて欲しいな、と思うのですが、高校受験は確実に合格できる志望校を選ぶことも大事なので、無理だけはさせないでください。
マイナスなことばかり書きましたが、息子は受験科目の勉強だけは本気で頑張っていました。
息子の偏差値を上げたのは塾ではなく、スタディサプリでした。
高校2年生からは合格特訓コースに入って、コーチと学習計画を立てています。
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内申の学校間格差について
娘の通っていた高校と息子の通う高校、どちらもオール5で入学した生徒がいました。

普通オール5だったら偏差値70くらいの高校に進学するよね?
第一志望校に不合格になって入学したのかな?と思っていたのですが、娘の通っていた高校は偏差値60なので、滑り止め校だったら他を選ぶのでは?と疑問でした。
子どもたちが理由を聞いてみたところ、中学が荒れていて学級崩壊を起こしていたので、真面目に授業を受けているだけで内申が取れた、とのことでした。

荒れている地域だと内申が高くつきやすいのかなぁ…?
そうは言ってもオール5なんだから、学年順位は良いのでは?と思っていたのですが、娘の高校のオール5の友達は学年真ん中くらいの順位、息子の高校のオール5の友達は、学年でもかなり下の方の順位とのことでした。
娘と息子の通っていた中学は内申に厳しく、プラス2くらいして志望校を選んでも大丈夫と塾の先生から言われていたので、内申に甘い中学が羨ましい!と息子は言っていました。

内申に甘いのは良いのか悪いのか分からないよ?
高校に入ってからの成績は?
娘は、高校入学して最初の定期テストでビリに近い成績を取り、そこから努力して2年生に上がる頃には学年1桁順位になりました。
息子は、高校入学して最初の定期テストでクラス順位1位を取り、油断したことで成績は下がり続け、2年生からは真ん中辺りの順位で落ち着いています。

入学先がどこかより、高校3年間でどれくらい真剣に本人が毎日勉強するかなんだよね。
高校に入ってからの模試の偏差値ですが、娘は文系、息子は理系なので比べようがないのですが、
高校1年生の時点では少しだけ息子の方が上でした。
最後に
娘はもっと推薦に寛大な高校に進学させれば良かったな、と思いましたし、息子はもうワンランク上の高校を受験させても良かったな、と考えることはありました。
ただ、娘も息子も自分の通っている高校が大好きで「入って良かった!」と言っています。
高校では、何人かの同級生が校風が合わないなどの理由で辞めてしまいました。

結局のところ、高校は3年間最後まで通い切ることが一番大事なので、自分が心から行きたいなと思える高校を志望校に選んで欲しいです。