大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。
大学に進学が決まって、娘が一番心配していたのは「友達作り」でした。
高校までと違ってクラスがないのにどうやって友達を作るの?
大学に入学した次の日に行われた、同学部同学科の同級生が集まるオリエンテーションの日は、朝から「緊張する~‼」と大騒ぎしていました。
無事、大学でも友達ができて楽しく過ごしているのですが、
先日、大学3年生になった娘から、大学の友達作りの成功談と失敗談を詳しく聞いて、意外なことが分かったので下にまとめます。
この記事が、新大学生の友達作りの参考になれば幸いです。
大学生の友達作りで大切なこと
大学の友達作りで大切なことは、受け身にならずに自分から行動することだよ。
「自分から話しかけるなんて不安だし、無視されたらどうしよう…」と怖くなる気持ちはよく分かります。
※ケロケロママも超人見知りです。
ただ、その不安な感情は周りのみんなも持っている気持ちです。
勇気を出して声をかけてみてくださいね。
大学で友達を作るおすすめなタイミング
入学式の日に友達同士で来ている人は、高校の同級生同士か、SNSで知り合った人同士か、付属からのエスカレータ組です。
仲良くしている集団を見て友達作りに出遅れた?と心細くなったけど、気にしなくて大丈夫だったよ!
オリエンテーションで友達を作る方法
大抵の大学では入学式の次の日に、学部ごとに集まってオリエンテーション(新入生向けの授業の履修に関するガイダンス的なもの)が行われるので、ほとんどの学生がその日に友達を作っています。
オリエンテーションの日は教室に一番乗りするつもりで大学に行くことをおすすめします。
教室に一番乗りして入るのをおすすめする理由ですが、
娘はオリエンテーションの日は1時間早く教室に入ったのですが、既に学生が何人かいて、早く来た人から順番に声を掛け合って友達になっている状態だったそうです。
あっと言う間に友達の輪ができていたから、オリエンテーションの始まる時間ギリギリに到着した人は友達の輪に入り損ねていたよ。
オリエンテーションで友達を作れなかったら?
オリエンテーションで友達を作れなかったら、次に友達を作るタイミングは、必須授業(同学部同学科の同級生が全員集まる授業)です。
必須授業の日に勇気を出して、席の前後左右の人たちに話しかけて仲良くなりましょう。
必須授業の日も、一番乗りする気持ちで早めに教室に入ってください。
「教室に一人ぼっちな人がいる」
「自分の席の隣の人が一人だ」
そのような人を見かけたら声をかけるチャンスです!
4月中ならまだ固定の友達がいない人が多いから積極的に話しかけてみてね!
入学前にSNSで繋がった友達
高校の友達から「SNSで積極的に友達を作らないと大学に入ってからボッチになるよ!」と言われていた娘でしたが、LINEなど最低限のSNSにしか興味がなかったため、入学前に友達を作ることはありませんでした。
これは娘が入学後に大学の友達と話していて分かったことですが、入学前にSNSで友達を作っている人はとても少ないです。
SNSで仲良くなった人と入学後も仲良くしている人は全体の数パーセントだったよ。
SNSを見ていると大勢の同級生と繋がっているように見えるんだけどね。
SNSで同じ大学の同級生とだけ繋がるのなら良いのですが、プロフィールに偽りのある人、怪しい勧誘をしてくる人とも繋がることがあり、そもそも会ったこともない人に対する見極めが難しかったとのことで、「面倒になってSNSの繋がりは全て消した!」と言っていた人もいました。
入学前にSNSで友達を作らなくても大学に入ってから友達はできます!
SNSが苦手な人はご安心くださいね。
サークル・部活に入ると友達ができる?
サークルにはバスケサークル、テニスーサークル、軽音サークル、などなど趣味が同じ人、自分に合う人たちが集まりやすいので仲の良い友達が作りやすいです。
入学したらすぐ、自分の興味のあるサークルに見学に行ったり、新歓に参加することをおすすめします。
サークルに入る前気を付けて欲しいことがあります。
それはブラックサークルの存在です。
娘の友達は、とあるインカレサークルに入ったのですが、活動は毎日夜10時までと遅く、チケットノルマもあり、売れないと自分で買い取りになったりと所謂ブラックサークルだったので、1カ月も経たないうちにやめました。
「新歓と実際のサークル活動の雰囲気が全然違う」
「入ってみたら想像と全然違う」
このような疑問が生じた場合、できるだけすぐにやめてください。
別のサークルに入り直してそこで友達を作ればいいからね。
教職課程を履修して友達が増えた娘
「単純接触効果」という心理学用語はご存じでしょうか?
「単純接触効果」とは、接触する機会が増えれば増えるほど、その相手に親しみが増す効果のことを言います。
娘は教職課程を追加で取っているのですが、同じ教職課程を取っている人たちと一緒に必修授業を受け続けているうちに仲良くなって行きました。
大学入学当初に仲良くなった友達4人は全員教職課程を取っていなかったので、授業で顔を合わすことが少なく…自然と一緒に行動しなくなりました。
3年生になった今では教職課程の友達と過ごしています。
授業のある日は、教職を取っている女の子10人くらいで集まってお昼ご飯を食べてるよ!
ゼミのメンバーとも仲良くなれます
ゼミのメンバーとも週3で共同実験のため会っているので「単純接触効果」で仲良くなりました。
オプションで受けられる少人数のゼミ(資格の取得ができるゼミなど大学によって名称は様々です)などあれば入ってみることをおすすめします。
大学の友達と価値観が合わなかったら
大学って色んな人がいて面白いです。
- 毎日サークルでわいわい遊んで過ごしている人
- すごくまじめに講義を受けている人
- 留学に時間を費やす人
- アルバイトに明け暮れている人
このように色んな人がいるので、たまたま近くにいて仲良くなった人が、必ずしも自分に合ってずっと仲良くできる友達とは限りません。
入学して最初の数か月は色んな人に声をかけて顔見知りを増やしておくことをおすすめします。
娘は入学して最初に仲良くなったメンバーと途中で性格が合わなくなりましたが、顔見知りのメンバーで気の合う人が何人かいたので教室にいるときやお昼に声をかけてもらえて一人にならずに済みました。
大学の友達に利用されたら…
娘は入学してしばらく友達の代返に悩んでいました。
ただ利用されるだけの関係は友達とは呼びません。
大学は友達がいないと詰む?
友達がいなくても全然平気な人は娘の通う大学にもいます。
学部では一人も友達がいないけど、部活やサークルで仲良しの友達がいる人は意外と多くいます。
友達がいなくても詰まないよ!
娘は「授業やお昼ご飯、空きコマを一緒に過ごせる友達がいるからこそ大学生活が楽しく過ごせる」と言っているのですが、「一人の方が気楽だ」と考える人もいます。
友達に対する価値観は人それぞれです。
高校と大学の友達の違いとは?
高校では決められた教室で、時間割も決まっていて、同じクラスや隣のクラスで友達ができました。
しかし大学は違います。
- 授業ごとに教室移動が必須
- 基本的に決められている席はない
- 授業は各個人が選択する
- 同じ学科の同級生でも教室がバラバラになることがある
大学では高校まで当たり前だった「学校の休憩時間に同級生と仲良くなって友達の輪を広げる」そんなチャンスが少ないです。
大学では友達を作るきっかけが本当に少ないので、上に書いた「おすすめタイミング」を逃さないようにしてください。
最後に
大学で友達を作るおすすめなタイミングをご紹介しました!
娘の学部では、友達が少ない人と多い人の差が大きいです。
最低限の単位しか取っていない人はサークルなどにも入っておらず友達が少なく、
教職や資格試験の授業をプラスして取っている人はサークル部活などにも積極的に入っていて友達が多い傾向にあります。
大学にいる時間の長さと友達の多さは比例するのかな?
最後になりますが、娘はボランティア活動でも友達ができていました。
小学生と関わるボランティアで、子ども好きな学生が多かったとのことです。
ボランティアや学際実行委員会なども、共通趣味、価値観が似た人がたくさん集まる場です。
自分の興味のある活動に参加してみてくださいね。