大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘の高校時代の友達で、大学に入学して1か月で退学してしまった子がいました。
最初その話を聞かされた時は「滑り止めの大学に嫌々入ったのかな?」と思ったのですが、娘から話を聞いてみたところ高校から推薦をもらって入学した大学とのことでした。

推薦で12月には進学先が決まっていたから羨ましかったんだけどね~。
娘の高校はほとんどの生徒が一般入試を受けるため、推薦をもらって進学する子は毎年学年で10人くらいしかいませんでした。
推薦をもらう為には「いくつかの厳しい審査基準」が設けられていたのですが、
「高校1年生の最初の進路希望調査から、ずっと同じ大学の同じ学部を希望していること」が条件のひとつとにあったので、欲しくてももらえない子が多くいました。
その友達は入学当初からずっと行きたかった大学に念願叶って推薦で進学できたのに、すぐに退学してしまったということになります。
友達がなぜ退学することになったのか?
もし入学してから1カ月で退学したくなったら一体どうするべきなのかをまとめます。
大学を退学した理由は?
友達が進学した大学は、県内でも人気のある大学でした。
そして退学した一番の理由は「人間関係」でした。
入学後に仲良くなったグループとフィーリングが合わなかったのと、推薦で入学したのが自分ひとりだったので距離を置かれたことが原因だったそうです。

大学の勉強も全然面白くないって言ってバイトばかりしていたなぁ。
私立大学の推薦・AO入試の割合は平均5割くらいです。
娘が所属しているゼミでも10人中4人が推薦で入学した子ですが、全員とても仲良くやっていますし、どの子も大学の勉強を真面目にやっているそうです。
「たまたま仲良くなった子が一般入試の子だっただけだよ!他のグループの子にも声をかけてみたら?」
娘はそうアドバイスしたそうですが、友達の「退学する意志」は固かったそうです。
入学前の想像と違っていた割合は?
大学に入学して「想像していたキャンパスライフと違う」と感じる学生の割合は、なんと7割を超えるそうです!!
娘も入学してすぐの頃は「1限から授業がびっしり詰まっていて、こんなに課題のレポートが多いとは思わなかった」と言っていました。

大学生はもっと自由な時間がたくさんあると思ってたよ~。
ただ、それでも「忙しいけど大学生活は楽しい」と言っていました。
退学を考える前に相談するべき場所
高校にはスクールカウンセラーが来る曜日がありましたが、大学にも同じ様にカウンセラーがいます。

「○○大学 スクールカウンセラー」で検索すると所在地や電話番号が出て来ます!
学生支援室のスクールカウンセラーに面談を申し込む
※学生支援室や学生相談室など、大学によってスクールカウンセラーがいる場所の名前は違います。

大学に電話すると詳細を教えてもらえます!!
「大学を辞めたい」と相談される事例はとても多いので、カウンセラーも慣れていて、親身になって色々な「対策」を練ってくれます。

大学側も退学率を下げたいはずだよね!
お子さんが体調不良などで動けないのなら、親が面談することも可能です。
履修登録について学生課に確認する
大学によっても違いがありますが、娘の通う大学では入学後に1週間の履修登録期間がありました。

友達と一緒に必修授業の入れ忘れがないか確認したよ!
お子さんが入学後すぐに退学を考えていた場合、必修授業の履修登録がされていない場合があります。

授業に1~2週間出席しなくても単位を落とす心配はないですが、最初から履修していないとどうにもなりません…。
一番最初に履修登録について学生課に確認してくださいね!
学部の変更を考える
総合大学であれば「転学部などの制度」についてスクールカウンセラーから説明があると思います。
1年次生の場合、共通教育科目が多くあるため、それだけでも単位取得するようにするなど、学部変更しても無駄にならない方法を一緒に考えてくれます。
上にも書きましたが、入学後すぐに「大学を退学したい」と相談されることはよくあることだそうです。
いろんな選択肢があるので、最初から「退学」と決めつけず相談室に数か月通って他の道があるのか話だけでも聞いてみて下さい。
経済的支援を必要とする場合の相談先
文部科学省ホームページ特設サイト

生活福祉資金や住宅確保給付金など様々な経済支援があります!!
困ったらまずは相談してください
新型コロナの影響を受けた学生等の経済支援
政府広報オンライン

進学をあきらめる前にチェックしてみて下さいね!!
大学を退学して就職を考えるなら
地域若者サポートステーション(通称サポステ)は厚生労働省委託の支援機関です。

各県にサポートステーションがあります!!
高校の先生にも相談を
高校からの推薦で大学に入学したのなら、高校時代の担任の先生か顧問の先生に電話して相談してください。
推薦で入学した後に成績不振や退学者が続くと、場合によっては大学からの「推薦枠」が取り消されてしまう場合もあるので、高校にお詫びに行く必要も出て来ます。

何より、辞める理由を先生に話したら気持ちの整理もつくかもしれません。
年明けに学部を変更した娘
こちらの記事にも書きましたが、娘は願書を出す直前に志望学部を変えました。↓
小学生の頃からずっと憧れていた職業は、高校3年生の冬にガラッと変わりましたが、大学に在学中ももしかしたら変わるかもしれません。
この先どんな進路・職業を選んだとしても、本人が真剣に悩んで出した結果なら応援します。

出来るだけ早く教えて欲しいな~、と思いますけどね!
最後に
大学を退学した友達の話を聞いた時、最初に心配したのは「友達のご両親」のことでした。
大学に入学してようやくホッと一息つけたところで子どもから「退学したい」と言われるのは青天の霹靂です…。
私なら間違いなく「もう少し頑張れないの?」と聞いてしまうだろうな、と思いました。

前期だけ頑張って、それでもダメなら休学してって言ってしまいそうです。
1カ月で大学を退学した友達は、親と話し合った結果、来年一般入試で大学を受け直すことに決めたそうですが、推薦が決まってから入学までずっと遊んでいたタイプの子だったので大丈夫かな…と娘は心配しています。

自分で決めたことだから最後までやり通して欲しいけどね!
大学中退者は年間数万人いますし、学業が合わないと言っている子を無理矢理行かせるつもりは毛頭ありませんが、大学をやめてから次のことを探すのではなく、次のことを見つけてから大学をやめることも大事ですね。
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