大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘が中学3年生のときは5月から始まっていた「学校説明会」でしたが、息子が中学3年生(2020年)のときはコロナ渦で6月まで休校となっていたため、学校説明会は8月からようやく少しづつ始まりました。
息子が第一志望校にしていた私立高校の説明会は11月と時期が遅く、中学校のテスト週間と完全に重なっていたので、息子と話し合った結果行かないことに決めました。

動画配信の説明会だけは見ました!
息子の場合「説明会に1日時間をかけるくらいなら家で勉強していたい」と言っていたのが行かなかった一番の理由でしたが、以下の理由で行かなかった友達もいました。
- 新型コロナの感染が心配だから
- 説明会に人数制限があり予約が取れなかったから
娘の受験時に近隣の高校の学校説明会に全て参加してきた経験から言えることですが、
「推薦で受験予定の私立高校以外なら無理してまで説明会に行かなくてもいい」です。

なぜそう思うのか、下にまとめます!
今年の夏も感染者数は増え続けています。
心配しながら無理して時間を作ってまで説明会に参加しなくても大丈夫ですよ。
息子は一度も行きませんでしたが、一般入試のときに何も困りませんでした。
学校説明会は色々な内容があります
娘の高校受験時は、志望していた公立高校・私立高校ともに全て見学に出かけました。
- 学校説明会(公立高校・私立高校)
- 学校見学会&部活動体験会(私立高校)
- 文化祭(公立高校・私立高校)
- 私立高校合同説明会

それぞれの内容と行った感想についてまとめます!
学校説明会
私立高校
校門に受け付けがあり中学校名と名前を書いてから入りました。
私立高校の学校説明会では、学校案内(パンフレット)に少しプラスした内容を聞くことができました。
「学校行事(修学旅行など)のこと」「在学中にかかる費用」「卒業後の進路」を中心にスクリーンの映像をもとに説明されました。

説明会中に保護者からの質問も受け付けてくれました!
在学中にかかる費用については参考になりましたし、卒業後の進路もパンフレットに載っていない進学先の詳細と合格人数などを知ることができました。
学校説明会で受付に立っているお手伝いの生徒さんたちと学校生活について少しだけお話しましたが、こちらの質問にはなんでもハキハキと答えてくれました。
(後から通わせている保護者の方から聞いた話ですが、学校説明会のお手伝いをしている生徒は特進クラスの優等生だけで、素行に問題のある生徒は学校に来ないように指導されるとのことです)
私立高校の学校説明会に行って良かったことは、受験で使う過去問を無料でもらえたことです。
※過去問は全ての私立高校でもらえた訳ではありません。
他にも、高校名が入っているペットボトルの水やボールペン、クリアファイルなども貰えて「さすが私立高校だね!」と娘と話したことを覚えています。
少し高めのスリッパを購入しておくと、入学式や高校の行事でも使えます。
公立高校

公立高校は印刷したプリント以外は何も貰えませんでした!

当たり前でしょ!
良くも悪くもお金がかかっていない説明会で、体育館に一同に集まり、進学先・どこの地域から通っている生徒が多いのか、など教えてもらいました。
部活動見学もできたのですが、練習風景を自由に見ることは出来たのですが中学生の参加はできませんでした。
学校説明会のプリントをまとめて入れておけるお勧めのファイルです。
学校見学会&部活動体験会(私立高校)
学校見学会&部活動体験会は、主に私立高校で行われています。
学校内を自由に歩いて校舎や設備の見学した後に、気になる部活動の体験をさせてもらいました。
※部活の体験開始の時間は決まっていました。

部活動体験会ですが、「普段」の練習に参加する訳ではありません!
顧問の先生も先輩もこの日はとっっっても優しいです!
あくまで「体験会」として参加しているだけなので、その部活を楽しめる練習メニューとなっています。
本当の部活の雰囲気を知りたかったら、その部活が出場している「大会」を見に行ってください。
部活の推薦で進学する場合
※部活の推薦で進学を考えている生徒さんは、部活動体験会の参加は必須です。
今年度、部活の推薦で私立高校に進学する予定の甥っ子は、部活動体験会に参加したあと顧問の先生に親子でご挨拶したそうです。
娘も「県大会常連校」の部活動体験会に参加したことがありますが、顧問の先生が体験会に参加した生徒の出身中学と名前をひとりずつ聞いて控えていました。
私は保護者席で体験会の練習を見ていたのですが、顧問の先生が来て「○○さんのお母さんですか?」と話しかけられ、名刺を渡されました。
参加者の保護者は沢山いたのですが、名刺を渡されたのは私ともうひとりのお母さんだけでした。

娘は公立高校に進学したので名刺を使う事はありませんでした。
学校見学会に行くメリット
- 校舎全体を見て回れる
- 様々な部活を見て回れる(体験できる)
- 私立高校の場合、制服着用などの体験ができる
- 高校の先生や生徒さんに個人的な質問ができる

質問は先生より生徒さんにした方が正直な回答を貰えることが多かったです!
文化祭
公立高校
文化祭は「お祭り」なので、普段の高校生活の様子とは全く違います。
今はコロナが原因で文化祭自体が縮小傾向にありますが、出来たら中学2年生くらいから行っておくことをお勧めします。
生徒さんたちが楽しく盛り上がっている文化祭に参加したのをきっかけに「この高校に行きたい!」と憧れ、希望する生徒さんは沢山いましたが、うちの娘は逆でした。
「化粧が凄いし、制服姿も完全にギャルでついて行けない」と志望校の候補に挙げていた高校だったのに変えてしまいました。

普段は化粧をしている生徒の姿は見ないよ!と言っても駄目でした。
私立高校
さすが私立高校、文化祭もそれなりにお金がかかっていました!
飲食スペースも多く、大量の「お土産」と高校のパンフレットを持って帰宅しました。
公立高校では外見の羽目を外している生徒が多かったのですが、私立高校ではそのようなことは少なく、お祭りを楽しんで帰って来ました。
私立高校合同説明会
その名の通り、県の大きな体育館の中に私立高校が一同に集っていました。
私が行った時は、約40校の高校のブースがありました。(私立中学校のブースもありました)
各ブースに行って説明を聞くのですが、会場にいても高校そのものの雰囲気は分からないので、第一志望の高校は、「高校で行われる学校説明会」に行くことをお勧めします。
基本的にパンフレット通りの説明をマンツーマンで受ける形でしたが、こちらの質問には何でも答えてくれました。

私立高校の制服が40校分一列に並んでいたのは壮観でした!
合同説明会に行くメリット
- 各高校の制服の確認ができる
- 各高校のパンフレットが一気に手に入る
- 高校の先生とマンツーマンでお話ができる
私立高校合同説明会は、各高校に対して個人的な質問が無ければ特に行く必要はありません。
息子が学校説明会に行かなかった理由
息子はコロナ渦の受験生だったので、5月から8月に行われる学校説明会は全て数か月遅れて開催されました。
2学期に入って、中間・期末テストに重なる時期に行われる学校説明会が多かったので行かなかったのが一番の理由です。
説明会に行った方がいい場合は?
第一志望校が私立高校で「推薦入試」を受ける予定だったら多少無理してでも説明会に行きました。

なぜなら面接で説明会には来ましたか?と聞かれることがあるからです。
「私立高校の一般入試」を受ける予定の生徒さんなら、面接はなく筆記試験だけなので、無理して学校説明会に行く必要はないと個人的に思っています。
10月~12月頃の説明会でしたら無理に参加せず、定期テストの勉強を優先させることをお勧めします。
- 初めて行く場所だと緊張してしまうお子さん
- 方向音痴のお子さん(うちの娘です)
緊張し過ぎるとお腹が痛くなってしまうお子さんもいます。
そのようなお子さんは「場所慣れ」するためにも学校説明会に行っておくことをお勧めします。
方向音痴のお子さんは、学校説明会の日ではなくても一度「登校」をイメージして高校に行っておくことをお勧めします。

娘の同級生で、電車の乗り継ぎに失敗して公立高校の入試に遅刻してしまったお子さんがいたので、通学方法はしっかり確認しておきましょう!
高校の面接で説明会について聞かれたら?
もし面接官に「高校に見学に来ましたか?」と聞かれたら、正直に「見学はしていません」と言えば大丈夫です。
学校説明会に行くのに人数制限がある場合は「予約できませんでした」と言えば、面接官もそれ以上聞いてくることはありません。

ただ「高校の志望理由」だけはちゃんと答えられるようにしておきましょう!
- 家から通学しやすいから
- 高校の部活動に興味があるから
- 通っている生徒さんの雰囲気が良いから
- 進学先に自分の志望している大学があるから
- 学校の校風が自分に合っているから
「説明会には予約が取れなくて行けなかったけど、学校のホームページとパンフレットを取り寄せて、先輩にも学校生活の話を聞きました」など素直に話しましょう。
ウソをついて「説明会に行きました」と言っても、面接官は生徒を見るプロですから必ず見破られてしまいます。
学校説明会のお手伝いをした娘

娘は高校2年生のときに学校説明会のお手伝いをしました。
娘は高校の先生に「学校説明会に行かないと受験で不利になるんですか?」と聞いたところ、
「ならないよ~、学校説明会は学校の中の雰囲気を知ってもらうだけだからね!」と言われたそうです。
廊下を歩いていると、中学生やその保護者さんから質問されたとのことですが、中学生が緊張しながらも一生懸命質問してくれる姿はとても可愛かったそうです!
最後に
2022年(令和5年度の受験生用)の学校説明会の記事はこちらです。
動画配信形式の説明会でも参考になりますが、やはり実際の校舎に入って高校生活を体験してみたいですよね。
ちなみに一度も「学校説明会」に行かなかった息子でしたが、高校の場所の確認だけは一緒に行きました。

電車に乗って、高校の校舎を外から眺めているだけでも心構えができた様子でした。
入学して、「思っていた雰囲気と違った!」とならないためにも、説明会に行った方が安心だと考える方もいるかもしれませんが、普段の高校生活の様子とは全く異なっていますし、保護者向けの説明会ではパンフレットに沿った内容(プラスα)となっています。
お子さんが勉強したいと言うのなら、無理に説明会に出かけず、定期テストが終わった日に高校の外を見学に行ってみることをお勧めします。
普段の下校している生徒さんの様子を見た方が、実は分かることが多いかもしれませんよ。
志望校のことで悩み過んだら、コーヒーを飲んで一旦気持ちのリセットをしましょう!

朝のホットコーヒーが美味しい季節になりましたね!
コーヒーはリラックス効果があるそうです。
美味しいコーヒーを飲みながら、焦らずゆっくりお子さんと志望校について話し合ってくださいね。