大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。
突然ですが、私の学生時代(約30年前)は紙の辞書オンリーで勉強していました。
なので、娘が高校合格後に渡された「入学前に準備するものリスト」に電子辞書と書いてあるのを見たときは、「紙の辞書じゃダメなの?」と思いました。

リストに入ってるんだから買ってよ~!
新しい制服や教科書の購入でただでさえ出費が多い春なのに、さらに電子辞書も購入することになるの?とため息をつきたくなる気持ちはよく分かります。

電子辞書って高いですよね…。
結論から先に書きますと、大学・短大など進学を目指す高校生なら電子辞書は必要です!
その理由を下に詳しくまとめますね。
※電子辞書の性能について語る記事ではありません。
娘と息子が電子辞書を使って来た感想を中心に書いています。
電子辞書が必要な理由

家に紙の辞書があるなら余計に「高い電子辞書を買う必要はあるの?」って考えちゃいますよね!
娘は偏差値60の公立高校に通っていましたが、授業で必要な辞書は「英語(英和・和英)辞典」「国語辞典」「古語辞典」「漢和辞典」でした。

英英辞典を持っている友達もいたよ。
電子辞書が必要な理由ですが、紙の辞書は重いからです!!
自宅にある電子辞書(カシオエクスワード)と紙の辞書(ジーニアス英和辞典)で重さの比較をしてみました。
- 電子辞書 274g
- 紙の辞書 1050g

紙の辞書の厚みは電子辞書の2倍あるね!
毎日3~4冊紙の辞書を持って登校すると、それだけで3~4キロの負担になります。
正直なところ、1冊だけでも重いしかさばるので私なら持ち歩きたくありません。
カシオやシャープの高校生向けの電子辞書を買えば, 高校の学習レベルに適した「英和辞典」「国語辞典」「古語辞典」「漢和辞典」などが全てが入っているので、我が家では電子辞書を買う一択でした。
紙の辞書が大好きな先生もいます
娘が高校入学前に配られたプリントには「電子辞書と紙の辞書、両方用意することが望ましい」と書かれていました。
高校の方針によっては、紙の辞書だけを使うようにと指定してくるところもあると聞きました。

進学校あるあるで「紙の辞書」が好きな先生が必ず一人はいます。
紙の辞書を使うメリットは以下の通りです。
★調べた単語に線を引くことで、次に調べたときに覚えていなかったことに気づくことができる。
★調べた単語の前後の単語もついでに覚えることができる。
(一度に多くの単語や情報を調べることができる)
紙の辞書の素晴らしさも分かるのですが、電子辞書と両方揃えるのは凄い出費になるのでどちらか一方にしたいですよね。
電子辞書、紙の辞書、どちらを買うべきか迷っている方のために、電子辞書を使い倒していた娘のセリフを載せておきます。↓
「今の時代に紙の辞書を使うのは、パソコンや電卓が目の前にあるのにそろばんを使うようにしている状態と同じだよね!」

授業中に先生の質問に素早く答えるためには「早く調べること」が必要になるから電子辞書を使った方がいいよ!
電子辞書なら検索すれば直ぐに答えを出すことができます。

調べもののスピードが上がるのも電子辞書を使う大きなメリットです!
スマホは電子辞書の代わりになる?
ほとんどの高校では授業中のスマホの使用は禁止されています。
スマホは勉強だけに特化していないので、画面を開いたついでに調べもの以外のことに使ってしまいます。
それも高校側が禁止する理由のひとつだと思います。

息子は最初、スマホに和英辞典の無料アプリを入れていましたが、広告が邪魔だと言ってすぐに使わなくなりました。

オンラインで無料で見れる辞書も情報量が少なくて使い辛かったよ。
自宅のタブレットに有料の辞書アプリ(ジーニアス)を入れてあるのですが、バッテリーの消費を抑えるために勝手スリープするのが面倒だと言って、こちらも使わなくなりました。
スマホもタブレットも勉強だけに特化していないので、ついYoutubeを開いたり、LINEが届くと反応してしまったり集中が切れてしまう原因となります。

本気で勉強したい子は電子辞書を使った方がいいんじゃないかな?
愛知県の公立高校では2022年9月からタブレットが配布されました。

それに伴い、授業でも先生の指示でタブレットを使って調べものをするようになったそうです。
有害サイトフィルタリングソフト「i-フィルター」がかかっているので、犯罪、暴力、出会い系サイトなど、問題や危険性があるホームページは見られないのですが、息子は「機能は普通のタブレットと同じだよ」と言っていました。
息子は電車やバスの移動中や図書館の自習室で勉強することが多いので、Wi-Fiがなくてもいつでも使うことができる電子辞書はやはり便利とのことです。

タブレットだとついゲームを始めたくなっちゃうんだよね~。
最新の電子辞書を買う必要はあるのか?

最新の電子辞書を買う必要はありません!
娘の通っていた公立高校では、クラス全員が電子辞書を持っていましたが、約半数が「兄弟のお下がり」の電子辞書でした。

メーカーもカラーもバラバラだったよ。
1クラス40人として、このくらいの割合だったそうです。
- 20人 ➔ 兄弟からのお下がり(型落ちの電子辞書)
- 15人 ➔ 高校のあっ旋で購入した電子辞書
- 5人 ➔ 家電量販店で購入した電子辞書
娘は高校の入学説明会であっ旋されていた新品の電子辞書を購入しました。
新品の電子辞書を購入した理由は「3年間の保証が付いていた」のと「息子にお下がりで使わせるつもりでいた」からです。
お下がりの電子辞書を使っている息子
息子はこの春、高校3年生になりました。
娘が高校入学時に購入した電子辞書をずっと使っていますが、バッテリーも問題なく使えています。
娘➔息子に受け継がれた電子辞書(現役)です!
中古の電子辞書を買う際に気を付けること
ブックオフやメルカリで、中古の電子辞書を安く購入する際に気を付けることは以下の2点です。
- 充電がしっかりできるか?
- 充電がすぐになくならないか?
「アルカリ乾電池よりUSBケーブルで充電できた方が楽」と書き込みで見かけますが、息子がお下がりで使っている電子辞書は乾電池式ですが、3~4か月に1度入れ替えるだけなので、電池式でも特に負担を感じたことはありません。

電池を買い置きしておけばOKです!
最低限必要な辞書
娘➔偏差値60の公立高校
息子➔偏差値55の公立高校
それぞれが授業で使っている辞書は「英語(英和・和英)辞典」「国語辞典」「古語辞典」「漢和辞典」です。

高校で推薦されていた辞書を順番にご紹介します!
英語辞典
受験生お馴染みの英和・和英辞典です。
こちらを買っておけば間違いないです。
国語辞典

国語辞典はこれが一番おすすめって国語の先生から言われたよ。
こちらも「お薦め辞書」として高校で配布されたプリントに書かれていました。
古語辞典

古語はこちらの2冊を高校側からお薦めされました!
漢和辞典

どちらか迷ったら全訳漢辞海を買えばいいって先生に言われたよ。
カシオとシャープどちらがおすすめ?
電子辞書を取り扱っている2大メーカーのカシオとシャープですが、どちらがおすすめ?と入学説明会でも何人かのお母さんに聞かれました。

新機種を買うならどちらを買っても大丈夫!と答えました。
そもそも両方のメーカーを購入する人はいないので「使いやすさ」を比べることはできないですし、どちらのメーカーでも使っている内に慣れます。
娘のクラスメイトはカシオとシャープは半々でしたが、息子の友達はカシオが圧倒的に人気です。
(他校の息子の友達は100%カシオでした)

説明会ではカシオとシャープ、両方売っていたんだけどね。
お値打ちな電子辞書を探している方のために、個人的におすすめする電子辞書をご紹介します。↓
CASIO XD-SV4000 電子辞書 EX-word XD-SV4000 (30コンテンツ/高校生エントリーモデル)
一番シンプルで余計なコンテンツがなく、低価格な電子辞書です。
古語、英和、和英、国語、漢語、高校の授業で必要なものは入っているので、この電子辞書が1つあれば十分です。
ケースがあれば、落としたとき、雨の日など安心です。
保護フィルムも最初に貼っておくことをおすすめします。
娘が使っている「カシオ エクスワード」2022年最新バージョンはこちらです。
迷ったらカシオのエクスワードの最新機種を購入すれば大丈夫です!
(何と言っても人気No.1の機種ですから!)
中古品を購入する場合は、充電機能が壊れていないかだけしっかりご確認ください。
ヤマダ電機でも購入できます!
我が家は家電をヤマダ電機で購入することが多いのですが、電子辞書も沢山置いてありました!
100均のケースは代用できる?
電子辞書の専用ケースは100均では売っていませんでした。
もし何らかのケースを100均で購入して使うなら、耐衝撃性がない点にご注意ください。
最後に
電子辞書は、高校生が使うモデルだと2万~3万円の価格帯のものが最多です。

値段が高いのは、入っている辞書(コンテンツ)の数を考えると仕方がありません。
※コンテンツの数が増えれば増えるほど、電子辞書の値段は上がります。
ただ、何度も繰り返しますが
電子辞書は必要な辞書が入っていれば最新のものを買う必要はありません。

メーカによる使い勝手は、お店で実際に手に取って確かめてください。
娘の電子辞書は92のコンテンツが入っているのですが、そりゃ高いよね!と思いました。
(実際に使ったのは10くらいかもしれませんが…)
最後になりますが、高校での電子辞書の盗難はとても多いです。
高校のロッカーに置きっぱなしにしないように、毎日必ず持ち帰るようにしてくださいね!