大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。
息子が第一志望校にしていた私立高校は、年末に受けた愛知全県模試で合格率80%と出ていました。
内申は足りないけど実力で合格してみせるよ!
かなり強気で入試に挑んだ息子でしたが、結果は不合格でした。
一晩泣いて落ち込んで、次の日からは第二志望の公立高校に向けて受験勉強を開始した息子でしたが、入試の自己採点が高かったので不合格になったことは納得行かない様子でした。
- 合格率80%もあったのになぜ不合格になったのか?
- 高校入試が終わって3年経った今、私立高校の受験前にやっておけば良かったことはあるのか?
今回はこの2点を息子から聞いた話を参考にまとめました。
私立高校を受ける予定の受験生の参考になれば幸いです。
息子が合格率80%の私立高校に不合格になった理由
愛知県の私立高校は、「内申を見られる高校」と「内申見られない高校」があります。
約6年前に娘が受けた私立高校は「内申を見られる高校」だったので、内申35あれば入試の点数に関係なく合格すると言われてました。
当日点が低くても内申さえ高ければ合格できるという話を同級生のお母さんから聞きました。
ただ、娘より内申が5つ低かった友達が「特進クラス」に繰り上げ合格して、娘は「一般クラス」に合格だったので、当日点もしっかり見られているはずです。
いくら内申が高くても0点取ったら落とされるよね?
娘は内申が高かったので、「内申を見られる」高校を2校受験して2校とも合格することができました。
さて、困ったのは「内申が低く偏差値が高い」息子の高校選びでした。
内申を選ぶ高校は選ばない方がいいよね…。
内申を見ずに当日点だけで合否の判断をしてくれる私立A高校を志望校にしよう!と息子と話し合い、担任の先生、塾の先生の両方に「この高校なら内申は関係ない」と言われていたにも関わらず、息子は私立A高校に不合格となりました。
後から聞いた話では、息子が受験した年から「内申が見られる高校に変わった」とのことでした。
内申が見られると知っていたら受けなかったのに!
私立高校の受験前にやっておけば良かったこと
内申を1つでも上げておけば良かったよ…。
あれほど内申は大事だって教えたのに…。
公立高校は内申が大事なのは理解していましたが、私立高校がこんなに内申のせいで苦戦するとは思っていなかったと言ってました。
息子の私立高校の受験結果
愛知県では私立高校は3校まで受験することが出来ます。
ただ3校受けるとなると、3日間連続で受験しなければなりませんから、中学生にとっては精神的にも体力的にもかなり負担がかかります。
なので大抵の子は2校受験にします。
娘も2校受験だったし、息子も最初は2校受験にする予定でしたが、1校チャレンジ校になるので不安だったので結局3校受けさせました。(体力は全然平気でした)
さて、受験結果ですが
- A高校(担任の先生から一般では受からないと言われた私立高校)➔ 合格!!
- B高校(第三希望の私立高校)➔ 合格!!
- C高校(第一希望の私立高校)➔ 不合格…
第一志望として考えていたC高校は残念ながら不合格となりました。
C高校は息子より内申が高かった友達も何人か不合格となっていたので、息子も諦めはついたと言っていました。
さて、合格できたA高校とB高校は同じ偏差値の高校ですが…
A高校は驚くほど試験問題が簡単で、B高校は時間が足りなくなるほど難しかったんだよ。
同じくらいの偏差値の私立高校でどちらを受けるか迷ったら、本屋さんに行って過去問を確認してから決めてくださいね。
国語に力を入れている高校、英語の問題がとても難しい高校と、同じ偏差値の高校でも入試の問題の傾向が違っています。
人気のある高校は早めに買っておきましょう。
最後に
息子の私立高校の受験日は、朝からとても寒くなりました。
でも、中学校の近くにある最寄りの駅に先生方が立っていて「頑張って来いよ!」と生徒ひとりひとりに声をかけて応援してくれたそうです。
生徒たちは受験校が違うので電車に乗る時間も違います。
先生たち、寒空の下一時間くらい応援してくれていたのかな…?
息子の高校受験はコロナ渦で休校になるところから始まりました。
行ける高校はあるのかな?と不安で眠れなくなったり、志望校決めで息子と口論になった日もありましたが、内申に追い詰められた私立高校の受験でしたが、
息子が必死に勉強している姿を見て、成長を感じることができました。
第一志望の私立高校が合格したら受験は終わる予定でしたが、残念ながら不合格だったので受験勉強は続きました。
大変だったけどあの頑張った経験があるから大学受験の勉強も頑張ることができてるよ。