大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。
部活が半強制だった高校までと違い、大学では部活やサークルに入るのは自由です。
自由だからでこそ、どちらに入ろうか?と悩む学生さんもいると思います。
タイトルにした、部活かサークルか、どちらに入るべきなのか?ですが、娘に聞いてみたところ「どちらか迷っているなら部活に入った方が絶対にいい!」と即答されました。
部活に入っている人は部活をすすめるに決まってるよ!
確かにその通りだね。
意見が偏らないように、娘の大学の友達で部活、サークル、どちらにも入っていない人を20人無作為に選んでもらい、どちらが良いのか聞いてもらったところ、なんと全員が「迷うなら部活を選ぶべき」という回答になりました。
なぜ部活を選ぶべきなのか?理由を下にまとめます。
大学の部活とサークルの違い
部活とサークルの違いはこちらです。
サークルとは、学生が自分たちで立ち上げた、課外活動を行う団体のことを一般に指す。大学によって異なるが、部活は「大学の認可があること」「顧問をつけること」など、さまざまな条件をクリアしたうえで、部として認められる。こうしたしがらみがない、自由に活動を行う団体として、サークルは部活と棲み分けられている。
引用:マナビジョン
<大学のサークルとは>
- 共通の目的を持った人同士が集まって、緩く楽しく活動する団体です。
- サークルによって違いはありますが、いつ参加してもOKなところが多く基本的に入部も退部も自由です。
- 2~3個のサークルを掛け持ちして入っている人もいます。
娘の友達が入ったサークルは活動がとても盛んで平日はほぼ毎日あり、帰りは夜10時を過ぎることが多く、チケットを売るノルマもありました。
チケットが売れないと自分で買い取りになるので金銭的に大変とのことで、友達は1カ月もしないうちに辞めたそうです。
このようなブラック企業のようなサークル(通称ブラックサークル)は実在します。
サークルは、活動内容をしっかり確認してから入ってくださいね。
楽しそうだからって理由だけで入ったら駄目だよ。
<大学の部活とは>
- 部活は大学で認められ、顧問がいて活動資金を受けている団体です。
- 活動日は最初から決まっています。
- 部活を入るときは入部届、辞める際は退部届の提出を顧問の先生に提出します。
娘の入った体育会系の部活は週に3回と活動が少なめですが、部活によっては週6で活動しているところもあります。
顧問の先生が常にいてしっかり練習の指導をする部活もありますが、娘が入った部活は顧問の先生は不在なことが多く、基本キャプテンが練習内容を決めて仕切っています。
公式戦があると男女の部員全員で応援に行くんだよ!
バレーサークルとバレー部の違い
娘は中学、高校とバレー部に入っていたので、大学に入学後は「バレーサークル」と「バレー部」それぞれの見学に行きました。
※娘が現在入っている部活はバレー部ではありません。
<バレーサークル>
- 体育の授業の延長戦のような雰囲気で、初心者と経験者が混じって楽しく活動していた。
- 先生はおらず生徒だけで活動していた。
- 緩くスポーツを楽しみたい人におすすめ。
<バレー部>
- 高校の部活と変わらない雰囲気で、大会で勝つことを意識した練習内容だった。
- 顧問の先生がいてしっかり指導していた。
- 毎日しっかり身体を動かしたい人におすすめ。
少ないけど初心者もいたそうです!
サークルより部活の方が忙しい?
週5で活動しているサークルもあれば、娘が入った部活のように週3で活動している部活もあるので、部活の方が忙しいとは一概には言えません。
ただ、強豪の部活になるとバイトは禁止されていたり、土日は遠征が入っていたり、県外の大会にも出場したりとかなり忙しいです。
友達(軽音サークル)は普段は週に1~2回の活動だけど、文化祭の1カ月前になると毎日のように練習していたよ。
部活かサークル、どちらに入るべきなのか?
さて本題です!
娘と大学の友達20人は、なぜ「迷うなら部活に入るべき」と答えたのか?その理由について聞いてみました。
他学部の人や先輩、後輩と仲良くなれるから!
大学では基本的に受ける授業を自分で選んで「自分だけの時間割」を作るので、学科や専攻が同じ友達でも週に1度しか授業がかぶらず合わないなんてこともあります。
大学では受け身でいると「知り合い程度」の友達しか作れません。
その点部活は毎週決まった曜日、時間に活動があるので、毎日のように顔を合わせていると同級生含め、先輩、後輩とも仲良くなります。
高校のときはクラス単位で動いていたから意識しなかったけど、仲良くなるには、ある程度まとまった時間が必要なんだよね。
大学に入学して最初の友達作りに失敗したな…と思ったら、活動の多い部活やサークルに入ることをおすすめします。
ガクチカで部活の経験をアピールできるから!
ガクチカとは、「学生時代に力を入れたこと」を略した就活用語です。
実際、部活で頑張ったことを就活でアピールできるから、という理由で部活に入る学生も多くいます。
娘が通う大学では学部によって部活に入っている割合が違います。
学校の先生など公務員系の仕事を目指している人は、部活に入っている割合がとても高いとのことです。
運動系サークルや部活に参加している人の割合は、大学生全体の約25%です。
(大学により割合は変わります)
サークルを除き、部活だけに限定すると更に少なくなります。
運動系の部活に入っているだけで就活でアピールできるのは大きなメリットだよね。
部活、サークル、アルバイトと打ち込むことがなく過ごして来て就活を始めた学生は、大学3年生の今になってガクチカで書くことが全く無いと悩んでいます。
部活をやっていると就活に有利になる?
すぐ上に、ガクチカで部活の経験をアピールできるから!と書きましたが、上手にアピールする学生はもちろん沢山いるのですが、就活を終えた娘曰く、ただ部活をやっていたからという理由で有利にはならなかったと言ってます。
エントリーする段階で部活や役職名を書く欄はあったけどね。
ケロケロママは中小企業で働いていましたが、大学生が10人面接に来たら8人は部活をがんばっていましたエピソードを話すので、部活をやっているからと言って特別視することはありません。
そもそも「部活に入っていた」という40~50人面接をして、ガッツリ部活に取り組んでいた学生は1~2人くらいしかいませんでした。
ガッツリ部活に取り組んでいたのは何で判断できるの?エントリーシートに嘘も書けるよね。
学生を数人並べて見れば、ガッツリ取り組んでいたかどうかはすぐに分かるよ。
学生時代部活に打ち込んでいた学生は、身体を鍛えているのでリクルートスーツがピシッと似合っています。何よりハキハキと話をしますし表情が生き生きとしています。
これは人事部にいて面接を担当したことがある方なら誰でも分かると思います。
娘の場合、部活が就活で有利になることはありませんでしたが、最終的に部活を通じて活動していた学連が有利になりました。
娘は学連の中で「会計」を担当していたのですが、就活の際に協会の役員の方が「この子(娘)は学連で3年間を通じて○○の仕事をしていました」という詳しい仕事内容を企業に送ってくれたとのことで、そのお陰もあって無事採用となりました。
知り合いの企業だと、直接電話して仕事内容について話してくれるんだって。
部活の引退する時期はいつ?
部活によって引退する時期は違います。
娘の入っている部活(外で活動する運動部)は、3年生の後期に引退します。
ただ、引退というより「代替わり」の方がしっくり来るとのことで、キャプテンなどの仕事を1学年下の代に引き継いだそのあとも、卒業するまで部活に来る先輩がほとんどです。
就活や卒論で忙しくて部活に来れなくなる先輩もいるけど、たまに息抜きで練習に来ることもあるよ。
卒業した先輩たちが遊びに来てくれることもあるそうです。
最後に
最初に書きましたが、部活が半強制だった高校までと違い、大学では部活やサークルに入るのは自由です。
なのでサークルや部活に入らず、文化祭の運営委員会に入ったりボランティア活動に参加する人もいます。
文化祭の運営委員をやっている友達は楽しそうだよ!
娘が部活に入った理由はガクチカではなく、「見学に行ったときに先輩たちの雰囲気がとても良かったから」でした。
ちなみに入部当初は初心者は娘ひとりだけでした。
強豪の部活だと初心者NGのところもありますが、ほとんどの部活は初心者大歓迎です!
高校時代は文化部でも大学から新たに運動部に挑戦する人は多いです!
気になる方は部活の見学に行って先輩の話を聞いてみてくださいね。
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