大学3年生の娘と高校3年生(現在大学受験生)の息子がいます。
息子は今年の共通テストの政治経済で、自己採点が合っているなら94点を取りました。
2024年の共通テストの政治経済は難化したと言われ、中間集計では最高点は94点、平均点は46点でした。
政治経済の最高点が取れたの?
4月の共通テストの点数開示が届くまで本当の点数は分かりませんが、息子は政治経済だけは100点を取るつもりで勉強していたので、マークシートをずらして解答していない限り最低でも90点は取れているのではと思います。
※第三回全統共通テスト模試の政治経済も9割以上取れていました。
息子が本格的に「政治経済」の勉強を始めたのは高校3年生の夏休みに入ってからです。
この記事では、息子がどのような勉強法で政治経済で90点以上を取ったのかを下にまとめます。
息子の実力はどのくらいなのか?
まず簡単に息子の自己紹介をさせていただきます。
- 偏差値55の公立高校(普通科)で学年順位は中の下
- 自由な校風の高校で、勉強の面倒見は悪い
- 共通テストの国語の自己採点は5割ちょっと
- 個別塾で理系教科のみ習っている
この記事を書いているケロケロママも塾関係者ではありません。
上に書いた通り、息子は優秀な進学校に通っていませんし、超苦手教科である国語は模試でも5割超えるのが精一杯な低い学力の持ち主です。
息子の高校3年生の2学期の期末テストは、共通テストに向けての勉強に全振りしていたこともあり、クラス順位はなんと後ろから3番目を取りました。
先生も期末テストは赤点がなければいいって言ってたんだよ。
ここまで読んで、うちの息子の勉強法だと全然役に立ちそうにないな…と思った方はそっとブラウザの「閉じる」を押してください。
「こんな成績を取っていても政治経済で9割取れるの?どんな勉強法なんだろう!」と興味を持った方だけ続きを読んでくださいね。
息子が政治経済で90点超えした勉強法
息子が政治経済を選んだ理由
志望している大学(学部)が政治経済を使って受験できるからだよ。
志望大学が政治経済を使えること以外のもうひとつの理由ですが、
夏から短期間の勉強で高得点を取りたいと考えた息子は、日本史・世界史より政治経済の方が覚える量が少なかったから選んだというのもあります。
息子はもともと政治や経済に関心がある子でした。
大学3年生の娘は日本史選択で共通テストを受けたのですが、「政治経済は全く興味がないから覚える気がなかった」と言っています。
政治経済より倫理の方がまだ覚えられるよ。
息子は倫理が苦手なので、選択には本当に個人差があるんだなと感じています。
社会系の科目は自分自身が一番興味がある教科を選ぶことをおすすめします。
模試で9割取るまでにかかった勉強期間
賢い進学校の生徒なら、秋から2カ月くらい真剣に勉強すれば共通テストの政治経済で8割は取れるはずだよ!
息子は自称進学校の底辺である成績の生徒なので、秋から勉強を始めると共通テストに間に合わない…という自分がアホである自覚があったので、夏休みに入ってすぐ政治経済の勉強に取りかかりました。
夏休み中に参考書を1冊覚えて、夏休み明けからは毎朝5時半~6時に起きて、近所の堤防を1時間くらい歩きながら勉強してから登校していました。
※息子は歩きながら勉強した方が暗記が捗るタイプです。
息子が政治経済を勉強した順番です。
- 高校の教科書を隅々まで熟読する。(本文や太字、欄外のワードまで覚えていました)
- 共通テストの過去問を解く(10年分は解いていました)
参考書のコラムはしっかり読んでおいた方がいいけど、共通テスト対策なら年号は覚えなくても大丈夫だよ。
沢山の参考書を購入することはなく、教科書、参考書を1冊ずつ完ぺきに覚えていました。
蔭山先生の参考書を一通り覚えたら、共通テストの過去問(政治経済)を一度解いてみて、点数が取れなかった単元を重点的に勉強するといい、とのことです。(日本史と違って、政治経済は単元ごとに独立しているので、苦手な単元だけ集中して勉強することができます)
購入した参考書
息子が夏休み中に購入して隅々まで覚えた参考書は「
こちらの参考書を完ぺきにしたことで、夏休み明けの模試では7割安定して点数が取れるようになりました。
こちらを1冊覚えるためには約50時間必要とのことで、
夏休みに取り組むのに丁度良いページ数(400P)の参考書です。
この参考書を読むことで政治経済の理解度が一気に上がるよ!
夏休みが終わる直前に息子が購入した参考書は「
こちらの問題集を完ぺきにしたところ、10月からの全ての模試で8割後半~9割まで安定して点数が取れるようになりました。
上の2冊の参考書のあいだに「政治経済一問一答 【完全版】東進ブックス」も購入したのですが、息子はこちらの参考書は一応一通り終わらせていましたが、共通テスト対策には特に必要なかったとのことです。
そもそも共通テストでは一問一答形式で問題が出ないからね…。
息子にとっては必要ありませんでしたが、とても人気のある参考書です。
興味がある方は本屋さんで内容を確認してみてくださいね。
他の教科の勉強もあったので、息子は夏休みからこの2冊の参考書を隅々まで覚えたところでタイムアップとなりました。
上記以外では、息子は有名私立大学の政治経済の過去問を息抜きに解いていました。(高校の自習室に置いてある赤本を片っ端から解いて友達と点数を競っていました)
難関私大の政治経済の問題は本当に難しいよ!
この記事を書くにあたり、沢山の「政治経済」の参考書をおすすめしているブログを拝見させていただきました。
ブログごとに素晴らしい参考書が何冊も紹介されていましたが…
受験生は英語や数学の勉強も同時進行で取り組まなければならないので、ある程度厳選して参考書を選ぶ必要があります。
政治経済の勉強だけ1点集中することはできないからね。
蔭山先生派と畠山先生派がいるように…参考書は自分に合う・合わないがあります。
お近くの本屋さんで内容を確認してから購入するようにしてくださいね。
息子も内容を確認した上で「この参考書なら覚えられる」と言って購入していました。
2024年の共通テストの政治経済の感想
最初にも書きましたが、2024年の共通テストの政治経済は難化したと言われ、中間集計では最高点は94点、平均点は46点でした。
今年の公民の中で政治経済が一番平均点が低かったけど、かなり難しかったの?
難しかったけど、良問もあったし出題ミスってほどの問題はなかったよ。点数が取れなかった人はただの勉強不足だと思うよ。
平均点から考えると政治経済で9割超えるのは難しいですが、自分より偏差値の高い進学校の生徒なら2カ月くらい集中して政治経済の勉強を取り組んでおけば、確実に8割は取れる問題ばかりだったと言っていました。
毎年平均点が低いから…と敬遠する人もいる政治経済ですが、息子曰く「コツコツ暗記すれば確実に点数が取れる教科」とのことです。
政治経済を選ぶ際の注意点
息子の場合、早くから志望大学(学部)が決まっていて、その学部が政治経済で受験できることが分かったので選択しましたが、
受けたい大学が決まっていない受験生なら、「日本史or世界史」を選んだ方が受けれる大学の幅は広がります。
大学によって公民科目は「倫理・政治経済」しか使えないところもありますので、志望校の志望学部で「政治経済」を使えるのか確かめてから取り組んでくださいね。
最後に
自己採点が間違えている可能性があるので共通テストの点数開示が届いてから「息子の政治経済の勉強法」について書こうかな、と考えていたのですが…
息子から、「次の受験生のために少しでも早く記事を書いた方がいいんじゃない?」と言われたので、急いで記事をアップすることに決めました。
偏差値55の高校で下の成績を取っている自分でも勉強を頑張ったことで9割取ることができた教科だよ。
この記事では息子を下げた書き方をしましたが…1点だけ息子自慢させてください。
息子は共通テストの英語がリーディング、リスニング共に自己採点で9割を超えていました。
リーディングは時間が足りなくて最後の2問が解けなかった…と言っていましたが、それ以外はしっかり点数が取れていました。(自己採点の結果です)
国語力が底辺でも英語で点数が取れるのは本当に不思議です…。
英語の実力は母国語を超えないって聞いたけどね。
英語・政治経済の2教科で高得点が取れたおかげで、国語が5割という超悲惨な点数がカバーされ、滑り止めに考えている私立大学は県内・県外ともにバンザイシステムで全てA判定が出ました。
全教科満遍なく平均点を超えていた娘より、各教科の点数の上下幅が凄かった息子の方が私立大学では良い判定が出ました。
どうしても点数が上がらない苦手教科(息子の場合、国語)があるのなら、勉強すれば確実に点数が上がる教科(息子の場合、政治経済)に集中して頑張るのも受験の戦略のひとつかもしれません。