大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘は模試では常にA判定を取っていて、担任の先生から「ここなら絶対に合格できます」と言われていた私立大学に落ちました。↓
一番最初に結果が届いた大学が不合格だったので、
「受けた中で一番偏差値が低かったこの大学に落ちたなら、他の大学なんて絶対に合格できないのでは?」
と不安で目の前が真っ暗になりました。
幸いその1週間後に私立大学の第一志望校に合格することができたので、安心して国立大学の入試に挑むことができましたが、最初の「合格通知」を見るまでの1週間は不安でほとんど眠れませんでした。

2021年度の受験は本当に厳しかったです…。
娘以外にも「絶対に受かると思っていた私立大学」に落ちてしまった友達は何人もいました。
そして2月末の時点で7人の友達が、大学の合格通知を一通も貰えていない状態でした。
3月最初の週に高校の卒業式がありましたが、そんな日でも「合格通知」が届いていない友達は教室で黙々と勉強していたそうです。

その7人のお友達とは卒業式以降会っていなかったけど、この夏休みに久しぶりに会って近況報告を聞くことができたの!!
今回は大学に全落ちしてしまったらすぐにやるべきこと、そして全落ちした友達がその後に選んだ進路についてまとめます。
たった今、この先の進路をどうしようかと悩んでいる受験生の参考になれば幸いです。
大学に全落ちしたらすぐにやるべきこと
娘が私立大学に落ちた時、私が考えた進路は以下の4つでした。
- 私立大学の後期試験を受ける(3月入試)
- 興味のある勉強ができる専門学校に出願する
- 就職先を探す
- 浪人する
私立大学の後期試験を受ける
私が一番最初に考えたのは、私立大学の後期試験でした。
「申し込み期日が迫っているから早く申し込まないと!」と慌てましたが、娘は滑り止めの大学に落ちたショックで頭が真っ白になり、完全に無気力になっていました。
「前期に受けた全ての大学の結果が出そろってから考える」と言っていましたが、待っている間にも申し込みが締め切りになってしまう大学がいくつかあったので焦りました。
動かない(動けない?)娘の代わりに私が後期に受けれる大学を全て調べました。
幸い「私立大学 後期試験 日程」と入力するとまとめてくれているサイトがいくつか出て来たのですぐに調べることができました。
私が参考にしたのはコチラのサイトです。 → Kei-Net大学検索システム
Kei-Net大学検索システムを使った検索のやり方です。
- 「大学所在地から探す」をクリックして県を選択
- 出てきた大学名をクリック
- 一般選抜の入試日程をクリック
あとは興味のある学部で入試(後期試験)の日程と出願の締め切り日を調べました。
※他にも色々な検索のやり方があります。

最新情報を知るためにも、必ず大学の公式WEBサイトをチェックして下さいね!!
私は娘が「受けてみたい」と興味を持ちそうな大学の後期試験を片っ端から検索して洗い出し、一覧にしてまとめました。
そして、次の私立大学の不合格通知が届いたら娘と検討しようと考えていました。
これは調べていて気づいたことですが、後期試験のある私立大学は思った以上に沢山ありました!!
こちらの記事でもまとめました。↓
「愛知県の大学受験」3月に出願できる私立大学について調べてみました!!
ちなみに娘は「不合格になった大学の後期試験は絶対に受けない!」と言っていたので、同じ学部がある別の大学を探しました。
興味のある専門学校に出願する
約30年前の私の話ですが、大学に全て落ちたので仕方なく専門学校に進学することにしました。
そして入学してから気づいたのですが、専門学校は大学とは異なり職業訓練校のようなところでした。
毎日、資格取得のための勉強をする日々を送り、キャンパスライフなんてものは一切存在しませんでした。
最初から学びたいことがハッキリしていて専門学校を選ぶのなら何も問題はありませんが、一度でも大学を目指した子なら専門学校に進学することをお勧めできません。

専門学校の友達と、毎日「大学生はいいな~」なんて話をしてましたから…。
専門学校についてはこちらに記事にしました。
就職先を探す
「娘の高校から今まで就職した子はいるのかな?」と探してみたのですが、過去5年間のデータを遡っても就職者はゼロでした。
進学校だったので、もしかしたら卒業してから就職した子は「浪人」と書かれていたのかもしれません。
大学に全て落ちたあと就職を探すと3月後半になってしまうので、ほとんどの企業では採用選考が終わっている状態です。
大企業への就職はまず不可能です。

そもそも高校生で就職する子は10月には決まっていますからね。
もし娘が就職を選ぶのなら、とりあえずフリーターをやらせて、9月から始まる「地方初級公務員試験」を受けさせるかなぁ…なんて勝手に考えていました。
浪人する
浪人を選ぶ子が圧倒的に多いのですが、娘には断固拒否されました。
理由はシンプルで「会社の同期が1学年下になるのは嫌」とのことでした。

女の子の1学年差は大きいですよね…
浪人についての話はこちらにまとめてあります。↓
お友達が決めた進路は…
上にも書きましたが、卒業式の時点で7人のお友達の進路が決まっていない状態でした。
7人のその後の進路についてまとめます。
A君(後期試験を受けて補欠合格)
後期試験を受けて補欠合格になったA君は、浪人覚悟で繰り上げを待つことに決めたそうです。
その結果、3月末に繰り上げ合格の連絡が届きました。

ほとんど繰り上げ合格者を出さない大学だったから、大喜びしていたよ~!
4月から念願の大学に通っています!
B君(私立大学後期試験も全落ち、北海道の公立大学に進学)
私立大学の前期・後期ともに全部落ちたB君でしたが、共通テストでA判定だった北海道の公立大学を受験したところ合格することができました!
親は県内の私立大学に進学して欲しかったそうですが、本人は意気揚々と北海道に旅立って行ったそうです。

4月なのに雪が積もっている写真が届いたよ~。
C君(自宅浪人生)
親からのすすめで浪人を選んだC君ですが、金銭的負担を考えて夏期講習までは自宅で勉強することに決めたそうです。

浪人生活中に行きたい大学が変わったんだって!

じっくり進路について考えたんだろうね!
D君(予備校に通う浪人生)
前期試験で合格した大学はあったけど、本当に行きたい大学ではなかったので浪人することに決めたD君。

東京の私立大学を志望しているんだって!金持ちだよね~。
現在予備校で勉強を頑張っていて、久しぶりに同級生と会ったと喜んでいたそうです。
Eさん(看護大学に落ちて看護専門学校へ)
看護大学に全て落ちてしまい、看護専門学校に進学したEさん。
今は看護師になるための勉強を頑張っているそうです。

講師の先生がすっごく優しくて、クラスに男の子が3人もいるんだって!!
男性看護師さんは年々増えていると言ってました。
Fさん(4年制大学に落ちて2年制大学へ)
行きたかった4年制大学に落ちてしまったので、その大学が提携している2年制大学(短期大学)に進学したFさん。
行きたかった大学に3年次編入できる制度があるとのことで、編入試験に向けて勉強を頑張っているそうです。

成績上位者は短大から推薦してもらえるんだって!
とても勉強熱心なFさんだったので、必ず編入できるはずです!
Gさん(家事手伝い→予備校へ)
ずっと連絡が取れず、誰に聞いても行方が分からなかったGさん。
大学に全部落ちてしまったあと、誰とも連絡を取らず家に引きこもっていたそうです。
親も温かく見守ってくれて精神的に落ち着いたので、7月から予備校に通って来年の受験に向けて再び頑張り出したとのこと。

Gちゃんはとても成績が良くて努力家だったから、次こそは志望する大学に行けるはず!
まだ受験に失敗した傷は癒えていないそうで、娘を含めて2人しか連絡を取っていないとのことでした。
大学に落ちた傷が深くても、新しい生活が始まると自然に癒えて行くものです。

来年には満面の笑顔で大学に通っていて欲しいです!
3月に連絡があった繰り上げ合格
大学側は、合格者の入学金の振り込み具合を見て、「補欠合格」や「後期試験の合格者」の人数を決めます。
そして入学者の人数が足りなかったのか、補欠でもなかったのに3月中旬に繰り上げ合格の連絡があった大学がありました。

補欠の通知が入っていなかったので、突然の合格の連絡に驚きました!!
実は娘が第一志望にしていた私立大学より偏差値が少し高い大学だったので、思わず「こっちの大学にする?」と聞いてしまいました。
娘はオープンキャンパスに行ってその大学の雰囲気が自分には合わなかったと言っていたので、残念ながらお断りすることになりました。

大学に通うのは娘ですからね。
娘の周りでは、生徒数の多い大学から3月になると「繰り上げ合格の連絡が来た」と言う話を何件か聞きました。
娘のように補欠の用紙が入っていなくても、突然連絡が来た子が何人かいましたので、外出する際は必ず留守電をセットしておいて下さいね。
こちらに記事を書きました。↓
私立大学から2月に連絡が来て繰り上げ合格した友達の話です!!
最後に
受験に絶対はありません。
「A判定だった滑り止め」の大学に落ちた娘ですが、その日はずっと泣いていて2~3日完全にふさぎ込んでしまい…先の話はできない状態でした。

普段は心臓に毛が生えてるの?と思うくらいにメンタルの強い娘でもそのような状態になりました。
大学に落ちると、子どもはショックでふさぎ込んだり体調を崩して熱を出したりする場合があります。
そんな時は親が最大限のフォローができるように、前もって「不合格」だった場合の対策も考えておいて下さい。
子どもが泣く姿を見ているとこちらも辛くなりますが、時間は待ってくれません。
ここで見送ると、大学受験できるのは1年後になってしまいます。
私も心の中で泣きながら、娘の前ではひたすら作り笑いをして後期試験のことを調べながら過ごしました。

本当に行きたい大学があれば、後期試験のことまで調べておくことをおすすめします!
後期試験に向けて気持ちを切り替えるためにアロマを焚いてみたところ、「いい香り…」と娘が笑顔になってくれました。
受験期間中はどうしても家で過ごす時間が長くなるので、リラックスやリフレッシュをしたい時に使ってみることをお勧めします。