タイトルにした「愛知県の公立高校は内申点が足りなくても受験できる?」ですが、結論から先に書きますが、受験することはできます!
なぜ「できる」と言い切ることができるのかと言えば、うちの息子は平均内申6足りていない状態で公立高校を受験したからです。
息子の受験を経験して分かったことですが、内申が足りていない状態で公立高校の受験するためには、いくつか確認しておくことがあります。

この記事では、「確認しておくこと」について詳しくまとめます。
愛知県の公立高校は内申点が足りなくても受験できる?
最初にも書きましたが、内申が足りていなくても受験することはできます!
ただ、受験するのなら「合格」を目指したいですよね。
うちの息子のように、内申が足りていなくても公立高校の受験に挑戦したい!という方は、下の3点をしっかり確認しておきしょう。
- 愛知全県模試の偏差値
- 私立高校の併願校
- 担任の先生の許可
愛知全県模試の偏差値
内申点が足りない場合、入試でそれをカバーできるほど点数を取ることができるのかを調べておく必要があります。

愛知県に住んでいる受験生なら、愛知全県模試が一番県内の受験者数が多いので偏差値の信ぴょう性が高いです。
息子が第一志望にしていた私立高校は、最後の模試の合格可能性が90%以上でした。
当日点も取れたので「合格できるかな?」と期待していたのですが、内申が低すぎて不合格となりました。
第二志望にしていた公立高校は、最後の模試の合格可能性が80%以上でした。
受験者の平均内申より6下回っていたので「合格は難しいだろう」と思っていたのですが、当日点を取ることで合格することができました。
私立高校の併願校
公立高校を2校出願する場合でも、私立高校の併願校を万が一に備えて慎重に選んでおいてください。

公立高校に落ちたら通いたい!と思える私立高校に1校受かっていると、受験のプレッシャーが軽くなるよ。
愛知県では私立高校の一般入試を3校まで受けることができます。
息子は1校チャレンジ校、2校成績相応校(息子の場合、内申相応校)受験して、成績相応校は2校とも合格することができました。
担任の先生の許可

これが一番大変だったよ…。
内申が足りない高校を受験することで一番大変だったのは、担任の先生から志望校の願書を出す許可を得ることでした。
こちらの記事にも書きましたが、息子は内申点が低すぎたので、担任の先生だけでなく塾の先生からも志望校を反対されていました。

先生は受け持ちの生徒を全員合格させたいと思っているので、基本チャレンジ受験することを嫌がります。

先生も自分の受け持ちの生徒から高校浪人生を出したくないよね。
どの先生も、内申・偏差値ともに「安全圏」「合格圏」か確認して志望校を決めるように指導しているので、志望校の平均内申より「1」足りないだけで反対する慎重な先生もいます。
「1」でも反対されることがあるので「6」足りない息子が反対されるのは当たり前のことでしたが、
「受かっている併願校(私立高校)に行かせるつもりなので1校だけ公立高校を受けさせてください」と、私から先生に頭を下げることで、どうにか願書を出すことができました。
チャレンジ受験は落ちて当たり前?
内申が足りない人の中には「チャレンジ受験なんだから落ちて当たり前」と考える人もいます。
息子は私立高校を1校チャレンジ受験したのですが、「落ちて当たり前」「全然期待していない」と言っていても、いざ不合格通知が届いた日は夜遅くまで泣いていました。
どんなに心の準備が出来ていたとしても、不合格だったときのショックは大きいです。
私自身も泣いている息子の姿を見て、安易に私立高校をチャレンジ受験させてしまったことを反省し、後悔しました。

うちの息子が私立高校に落ちたときの辛さを知っているからこそ、気軽に「チャレンジ受験」することを勧めることはできません。
本当は受かっている私立高校に行かせるつもりで、公立高校をチャレンジ受験をさせるつもりは無かったのですが、不合格通知が届いた次の日、息子から「○○高校を受験したい」と頼まれました。
息子は言い出したら聞かない性格なので何度説得しても「受験する」と言い張り…、最終的に私の方が折れました。
受験は志望校や偏差値など人それぞれ違うので、どこまで挑戦するのか正解はありません。

自分が後悔しない選択をしてね。
要は本番の点数って本当?
「愛知県の公立高校は、内申点と当日点を組み合わせた総合点の高い人から順番に合格する」

娘が中学三年生になるまでずっとそう思っていたのですが、実際は少し違っていました。
総合点の高い方から合格する訳ではない?
合格者の出し方はこちらの記事に詳しく書いてあります。
【愛知県の公立高校入試】ボーダーラインと合格最低点の違いとは?
最後に
息子は得意の英語は全県模試で100点以上(偏差値68くらい)取れていましたが、苦手な国語は頑張っても45点(偏差値40くらい)でした。※全県模試は110点満点です。
公立高校の受験では国語が明暗を分けると塾の先生から言われていましたが、過去問では22点満点中10点を取るのが精一杯でしたが、受験当日だけ問題運が味方をしてくれて22点満点中16点を取ることができ、無事に合格することができました。
- 苦手な国語で(息子にしては)高得点が取れたこと
- 英語も満点近く取れたこと
- たまたま高校の倍率が低い年だったこと

沢山の運が味方してくれたお陰で合格することができました。
内申が足りなくて普通クラスで受験したら当日点が取れて特進クラスに受かった友達もいましたし、オール5に近い高い内申で自信満々だったのに、公立高校ダブル落ちして併願校の私立高校に進学した友達もいました。

受験は内申が全てではないんだよ。
内申が足りていなくても受験すると決めたなら、たった今から娯楽は捨てて勉強してください。
夏休みが終わってしまったし今から勉強しても間に合わないよ、と思う人もいるかもしれませんが…
息子が受験勉強に本気を出したのは、私立高校の不合格通知を見てからです。(2月です)
息子が寝食忘れるほど勉強したのはラスト1カ月だけでしたが、この1カ月でかなり実力が上がった実感があると言っていたので、数か月だけでも必死に勉強してみることをおすすめします。
「ダルビッシュ選手も持っているんだって!」と娘が善光寺で買ってきて息子に渡してくれたお守りです。
全ての受験生にご利益がありますように。
残っていくのは「本物」だけです
息子は高校英語の文法は関先生の講座を観て勉強し、市販の単語帳と模試教材を使うことで半年足らずで英検2級に合格しました。
娘は古典の講座が分かりやすいと言っていて、定期テストは常に学年一位を取っていました。
娘と息子は中学一年生から高校三年生の大学受験が終わるまでスタディサプリを「学校の教科書、参考書」と併用して使っていました。