大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘はとても勉強に厳しい進学校に通っていました。

毎日の宿題は多く、朝補習と授業後の補習がありました!!
国公立大学至上主義の自称進学校でしたから、進路希望調査表に短大や専門学校の名前を書くと「どうしてこの高校に入ったんですか?」と言われている子もいたそうです。
「進学校」は基本的に大学に進学を希望する子が行くところなのですが、勉強する意欲がなく、宿題は常に未提出で、赤点を取っても全然平気な子もいたそうです。
中学時代は地頭が良くそこまで勉強しなくても良い成績を取れていた子が、高校に入学した途端こつこつ勉強する同級生に成績を抜かれた、と言う話はよく聞きました。

高校では教科数も増えるし、授業の進度も早いからこつこつ勉強しないとあっという間に授業について行けなくなります。
勉強に厳しい進学校に入れば、どんな子でも勉強を頑張るかと言えばそんなことはありません。
周りが一生懸命勉強を頑張っていても、全く意に介さず勉強しない子はいます。
今回は、進学校に入ったのに全然勉強しない子についてまとめます。
なぜ勉強しないのか?
娘の通っていた高校では、「勉強しない子」は大きく2つのタイプに分かれていました。
地頭は良かったけどこつこつ勉強する癖がついていなかった子
ぎりぎりの成績で入学した為、授業について行けなくなった子
地頭の良い子は、「親に叱られたから~」と言いながらそこそこ勉強を頑張ればすぐに成績を上げることができていましたが、授業について行けなくなった子は高校をやめてしまう子もいました。

高校3年生の夏休み前に高校をやめた子もいたよ~
最初から大学進学に興味がない子
高校に入学した時点で、大学に進学することに全く興味がない友達がいました。
娘が「どうしてこの高校に入ったの?」と聞いたところ、「真面目な生徒が多かったから」と言っていたとのこと。

生徒の雰囲気が自分に合っていたんだって!!
部活が同じ子だったので、親御さん(お母さん)と話す機会がありました。
中学時代は成績が良い子だったので、進学校に入学さえすれば周りの雰囲気に流されて「大学に進学したい」と思うようになるかもしれない、と考えていたそうです。
その友達は入学当初から行きたいと言っていた美容系の専門学校に進学しました。

もう少し自由な校風の高校に入れておくべきだった、と卒業式の日に話していました。
就職を希望する子もいました!!
学年に300人生徒がいれば、毎年1~2人は就職を希望する子がいます。

300人全員が大学に進学を希望する方が不自然ですよね!!
進学校なので企業からの求人はありませんでしたが、公務員になる子がほとんどでした。
勉強していないと見せかけて…
例えば一学年300人の生徒がいて、毎年100人の生徒が国公立大学に進学しているとします。
「それなら100番以内の成績を取っている子が国公立大学に合格できるのかな?」と普通は思ってしまいますが…これは大きな間違いです。
学年のテストで250番でも、外部模試で学校内1位を取る子がはいました。
高校の「定期テストの勉強」と「大学受験対策の勉強」は違います。
定期テストが赤点だらけでも、大学受験で高得点が取れればいいと言う考えで、高校の授業や宿題は完全に無視して、予備校に通い受験対策に取り組む子もいました。

私が知っている中で、このやり方で勉強してる子は1人だけだったけどね!!
行きたい大学がない?
行きたい大学がない(目標がない)から勉強しなくなる子もいます。

行きたい大学を見つけるのって本当に難しいですよね!!
そもそも、第一志望校である大学に合格できる子は全体の10%~20%程度とのことです。
そう考えると、ほとんどの子が本当に行きたい大学ではなく、ある程度妥協した大学に入学していることになります。
100%行きたい大学を探すのではなく、少し興味がある大学にオープンキャンパスに出かけてみるところから始めてみることをおすすめします!!
オープンキャンパス情報はこちらから検索できます。
有名大学に入ったとしても…
有名大学に入ったとしても安心できる訳ではありません!!
全国的に誰もが知る「慶応義塾大学」の就職率です。↓
学生部就職・進路支援担当によると、19年度の慶大卒業者・修了者(博士課程を除く)は7892人であった。進路先報告者のうち、就職者数は5753人、大学院・学部進学者は1152人。就職率は74.6%、大学院・学部進学率は14.9%となり、昨年度の就職率74.3%、大学院・学部進学率15.0%とほぼ同値となった。
出典:慶応塾生新聞
慶応義塾大学の就職率は74.6%ですが、大学院に進学する子を含めると約90%となるので、約10%の子が就職が決まっていない状態となります。

全学部の上位就職先のデータによれば主要企業への就職率は41.6%とのことです!!

慶應大学を卒業しても、上位企業の就職できる人は半分以下なのね…
こういったデータを見ると、少々妥協して入った大学だとしても、就職のためにも在学中に何か人より頑張ったと言える何かを身につける必要がありますね。
最後に
どんなに補習が充実している高校に入ったとしても、受けずにサボる子もいれば参加してもずっと寝ている子もいます。

宿題が大量に出されても答えを全て丸写しして提出する子もいるよ~
進学校に入った子全員が勉強を頑張っているわけではありません。
息子が今通っている高校は、宿題が少なく校風がとても自由なので、1年生は遊んでしまっている子がほとんどなのですが、そんな中でも頑張って勉強している子もいるそうです。

どこの高校に入っても、結局は自分次第ってことですね!!
こちらは大学で何をどう学ぶか、真剣に考えている方におすすめな本です!!
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授業について行けなくて勉強のやる気が出なくなっているのなら、スタディサプリを使って復習することをおすすめします。

娘も赤点すれすれの教科がありましたが、スタディサプリで復習したところ、平均プラス20点は取れるほどに授業が理解できるようになりました!!
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