高校3年生の娘と中学3年生の息子がいます。
愛知県内に住む中学生は「愛知全県模試」を受ける子が多いです。
愛知全県模試は,愛知の高校を受験する中学生のための志望校合格可能性判定模試として,愛知県の多くの学習塾および中学生にご利用いただいています。2019年度は,年間延べ約17万人の中学生が参加しました。
引用:愛知全県模試
愛知県内の中学3年生は約7万人いますが、夏に実施される第三回模試ではその内の3万人が受験します。
県内の中学3年生の半数近く受けるだけあって、とても信頼度が高い模試だと塾の先生から説明を受け、娘と息子も定期的に受けていました。
そう言えば娘の時は模試の結果に一喜一憂していたことを思い出しました。
夏の模試では第一志望校の合格率は40%だったんだよねぇ。
模試の結果が返って来るのが毎回怖かったね!
娘は2学期に内申が4つ上がったことで模試の合格判定が80%まで上がりましたが、肝心の点数があまり伸びなかったこともあり、最後まで気を許すことができない受験でした。
最終的に推薦をもらうことで入学することが出来ましたが、当日点はギリギリ合格ラインを超えたくらいだったと娘は言ってました。
愛知県内の公立高校の入試においては、内申による加点はとても大きかったので「内申美人」の娘にとっては有利になったのですが、入学後は授業について行くのが精一杯でした。↓
さて「愛知全県模試」ですが、今は中学3年生の息子が結果が出る度に一喜一憂しています(笑)
息子は12月の模試で、私立高校も公立高校も合格判定が40%ととても低く出てしまい…志望校を変えるべきか?と散々迷いました。
今回は12月の模試の判定が悪かったけど、志望校は変えなかった息子の話をまとめます。
受験生の参考になれば幸いです!
全県模試の受験者数はどのくらいいるのか
「愛知全県模試」の中学3年生の2019年度の受験者数です。
(愛知県内の中学3年生は約7万人です)
第一回 | 14,332名 |
第二回 | 7,655名 |
第三回(夏休み後半) | 30,429名 |
第四回 | 21,145名 |
第五回(年明け) | 29,198名 |
入試直前リハーサルテスト | 2,528名 |
※娘は「入試直前リハーサルテスト」は受けませんでした。
入試直前はひたすら過去問を解いてたよ~!
ちなみに息子が受験生となった2020年度の第一回は、新型コロナウイルスの影響により中止となりました。
第二回も息子は自宅模試となったので、しっかりと塾で模試を受けれるようになったのは第三回(夏休み中)からでした。
2020年は高校受験生も大学受験生も、模試が次々と中止になりました。
自校受験は仕方ないんだけど、緊張感がイマイチ足りないんだよね。
愛知全県模試の受験者数は、多くても3万人なので、4万人の受験生は受けていない計算となります。
正直なところ、信ぴょう性はあるのか?と娘のときは疑っていましたが、娘が入試を受けた結果を考えると、模試の合格判定は正確に出ていたな、と思います。
なぜなら娘が入試で取った合計点数は、塾で最後に受けた過去問の模試の合計点数と全く同じだったからです。
公立高校の一般入試を受ける上で、模試はかなり良問であることが分かりました。
模試を受ける理由を考える
模試は苦手な単元を洗い出すために受けるんだよ!
私は「志望校の合格判定」ばかりを気にしていましたが、当時中学生だった娘に言われてハッとしました。
志望校の「合格率」や「分布図」で自分の立ち位置を知ることはとても大事なことですが、それ以上に「苦手な単元を知って、出来なかった問題をやり直す」ことが受験生には必要です。
中学生だと、模試の結果だけ見て終わってしまう子がとても多いと聞きました。
高校生でも結果だけ見て模試のやり直しをしない子は沢山いるよ!
模試代は高いからもっと有効活用しないと勿体ないよね!
娘は中学・高校と模試の解けなかった問題をチョキチョキハサミで切ってノートに貼り、「模試のやり直しノート」を作っていました。
苦手な問題が一目で分かるので、分からないところは塾で質問したり、スタディサプリで苦手単元を何度も繰り返し視聴して覚えるようにしていたそうです。
娘と息子は塾と併用してスタディサプリを活用していました。
→ スタディサプリ中学講座
12月の模試の結果を信用しても大丈夫なのか
愛知全県模試は「受けた時点」の結果の信ぴょう性はかなり高いです。
上にも書きましたが、娘の場合、入試の直前まで模試の過去問を解いていましたが、最後に解いた過去問の合計点数と入試の合計点数がなんと全く同じでした。
その点数を見て、受験は「運」ではなく「実力」が必要なんだと思ったそうです。
さて、愛知全県模試を完全に信用している我が家ですが、息子の12月の模試の合格判定は、公立高校はなんと40%と出ていました。
実力だけだと考えると確実に落ちる判定です…。
第一志望にしていた私立高校は不合格となってしまった後に、合格判定40%の公立高校の受験をさせるのは正直心配しかありませんでした。
ただ、息子は謎の自信を持っていて受けると言っているので受験させることに決めました。
12月からの最後の追い込みの力
娘は8月に部活を引退してから2月の私立高校の入試まで、一切気を抜くことなく勉強を頑張っていました。
ところが、私立高校の合格通知を見た瞬間ホッとして完全に気が抜けてしまい…友達に誘われるがまま「勉強会」と言う名の遊びに出かけてしまいました。
娘は公立高校の推薦をもらえたこともあり、2月から3月にかけてかなり気が緩んでいたと思います。
一方息子は第一志望にしていた私立高校に不合格となりました。
第二志望にしている公立高校も担任の先生・塾の先生とダブルで「合格は難しい」と言われ…(模試の合格判定40%だったから当たり前です)
不合格通知が届いた次の日から猛勉強を始めました。
息子が「猛勉強」をした期間は、私立高校が不合格になってから公立高校入試までの約1カ月でしたが、驚く勢いで過去問の点数を伸ばし、無事に12月に合格判定40%だった高校に合格することができました!
娘のように、私立高校の合格通知をもらい気を抜いてしまっていた受験生を、最後の猛勉強で追い抜くことが出来たのかもしれません。
息子は12月の模試の合計点数より、入試の合計点数が20点以上多く取れていました!
最後に
娘は12月の模試の合格判定80%を維持した状態で公立高校に合格していましたが…
息子の場合は12月の模試の合格判定40%から猛勉強を始めたことで当日に60%くらいまで伸ばすことで合格できたのでは?と思っています。
ラスト1カ月は片時も教科書を手放さない勢いで勉強していましたから!
12月の模試の判定が低くて落ち込んでいる受験生の方がいたら、「起きている時間は全て勉強する」と決めて頑張ってみるのもありです!
2023年の入試から、私立高校・公立高校と日程が前倒しになりますが、志望校については願書を提出する前日まで悩んで大丈夫です。
ただ、息子も合格できたから挑戦してみたら?なんて気軽に勧めることはしません。
実際のところ、志望校を決めたものの心配で眠れず、口の中がストレス性の口内炎だらけになりましたし、合格発表を見る瞬間(webで合否の確認をしました)見て分かるほどにマウスを持つ手が震えていました。
自分の実力を知った上で確実に合格圏内の志望校を選択することも大事なことです。
模試の結果・使われる内申・志望校の倍率、全てを確認してから親子で話し合って決めてくださいね。
本当に成績アップが望める教材です!
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。
なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を見て来たからです!
家計が苦しい中で努力を重ねているお子さんなら、スタディサプリだけで公立高校の上位校に入ることが可能です。
実際、塾との相性がとても悪かった息子は、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強に切り替えたところ、模試の偏差値は順調に上がって当日点も8割を超えて取ることができました。
スタディサプリを使うコツは、分からない単元は1.5倍速にして繰り返し何度も視聴することだと息子は言っています。
都道府県別の公立高校対策講座もあるから、入試の前にやっておくといいよ!
自分から学習する習慣があるお子さんにとって「もっともコストパフォーマンスが高い教材」なので、少しでも興味のある方は、14日間の無料体験から始めてみてくださいね。