大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
愛知県のほとんどの受験生は、公立高校を第一志望にしていた場合、私立高校を「滑り止め(併願校)」として受験します。
娘と息子も滑り止めとして私立高校を受験しました。
公立高校が全て不合格になった場合、高校浪人しないためにも私立高校を滑り止めとして押さえておく必要があるからです。
公立高校に全て落ちてしまった場合、「滑り止めとして押さえておいた私立高校」に進学する生徒が大半なのですが、娘の学年にひとりだけ、私立高校・公立高校全てに落ちてしまった生徒がいました。
その生徒さんは定時制高校に進学したそうです。
家庭の事情があって最初から定時制高校を選ぶ生徒もいますが、学年で9割以上の生徒は私立か公立の「全日制の高校」に進学を希望して受験して進学します。
ふと「受験した私立高校と公立高校全て不合格になったら、他にも全日制の高校に入る手段はあるのかな?」という疑問が湧きました。
そして調べて見たところ、私立と公立の一般入試に落ちた後でも、全日制の高校に入る手段が2通りあることが分かりました!
この記事ではその2通りの手段について詳しくまとめます。
記事を読んでいる受験生の中には、受検した私立高校全てに落ちてしまった人もいるかもしれません。
受験に関しては本当に何が起こるか分からないものですが、進学する意欲・高校で学びたい気持ちを持っている生徒さんでしたら、必ずどこかしらの高校に入学することができます。
「公立高校も全て落ちてしまったらどうしよう」
この記事がそんな不安を抱えている受験生の参考になれば幸いです。
私立・公立全ての高校に落ちてしまった場合
受検した私立高校・公立高校全てに落ちてしまった場合、最初にすべきことは私立高校の二次募集に出願することです。
2023年度(2023年春に高校入学予定の生徒向け)の出願スケジュールをまとめました。
① 私立高校の一般受験
一般受験
1/20(金)1/23(月)1/24(火)
合格発表
1/25(水)~1/27(金)
② 公立高校の一般選抜
入学願書提出期日
令和5年2月10日(金)及び同年2月13日(月)
志願変更期日
令和5年2月14日(火)
学力検査実施期日
令和5年2月22日(水)
合格者発表期日
令和5年3月9日(木)
私立高校・公立高校、全て不合格になってしまった場合は、私立高校の二次募集⇒公立高校の二次募集の順番で申し込むことができます。
※公立高校しか行きたくなければ、公立高校の二次募集だけ受けることもできます。
私立高校の二次募集に出願する
私立高校は募集定員に達していなければ二次募集が行われます。
出願資格は、国立・公立・私立の高校を志願・受験し、いずれの高校にも合格できなかった生徒のみです。
2023年度の二次募集が1月24日付けで発表されました。
愛知県私学協会の公式ホームページはコチラです。
ほとんどの私立高校の二次募集の願書受付は、公立高校の合格発表日の3月9日からとなりますので、公立高校に不合格になったからと言って落ち込んでいる暇はありません。
上の記事にも書きましたが、私立高校の二次募集は普通科の中堅校が中心となっています。
前向きに行きたいと思える私立高校を探してみてくださいね!
公立高校の二次募集に出願する
公立高校も定員割れした高校で二次募集が行われます。
2023年度の二次募集は発表され次第、記事にしてこちらに載せますね!
昨年(2022年春入学)に定員割れした高校はこちらに載せてあります
⇒ 【愛知県の高校入試】2022年度、定員割れした高校をまとめました!!
出願資格は、国立・公立・私立の高校を志願・受験し、いずれの高校にも合格できなかった生徒のみとなっています。
ここまでは私立高校の二次募集の条件と同じです!
※ 私立高校と違うのは、公立高校合格後に辞退した生徒は受験できないという点です。
※ 公立高校に合格の辞退をしていなくて、尚且つ国立・公立・私立いずれの高校も合格できなかった生徒は、第二次募集を実施する高校より1校に限り志願することができます。
公立高校の合格発表の日は2023年3月9日ですが、同じ日に二次募集の実施要項が愛知県教育委員会の公式ホームページに発表されます。
合格発表の5日後に願書受付となるので、急いで準備する必要があります。
言い方が悪いかもしれませんが、公立高校の二次募集なら選びたい放題です!
どうしても公立高校に進学したい生徒さんは、二次募集もあるので最初から私立高校を受けない選択もあるのでは…と考えてしまうくらいです。
公立高校に不合格になっても落ち込む暇はありませんが、選べるくらい沢山の高校が二次募集として出ているので前向きに探してみてくださいね。
二次募集を受験する順番は?
私立と公立の両方の二次募集を受けるなら、私立高校 ⇒ 公立高校の順番となります。
東邦高校の二次募集を受験する場合は以下のスケジュールとなります。
※私立高校は日程がそれぞれ違うので、代表して東邦高校を例にあげます。
2023年の東邦高校の二次募集の願書提出日は3月1日~3月10日です。
合格発表 同日夕方17:00(専用Webサイトにて)
※入学金の振り込み期限は、例年通りなら合格発表の次の日までとなります。
公立高校の二次募集を受験する場合のスケジュール
2023年3月9日(木) 公立高校合格発表 ⇒ 同日に二次募集の発表
2023年3月14日~15日辺り 願書受付
2023年3月16日辺り 入学検査
2023年3月19日辺り 合格発表
※確実な日程が分かり次第、書き直します。
東邦高校の二次選抜を受けた場合は3月13日に合格発表となりますが、東邦高校が不合格になった場合は、次の日に公立高校の願書を提出しなければならないスケジュールとなります。
かなりタイトなスケジュールです。
私立高校の二次募集の合格発表日によっては、公立高校の二次募集を受けられなくなりますのでご注意ください。
娘の大学入試の話です
高校入試とは違い、大学入試の話になるのですが、娘は模試で1年間ずっとA判定を貰っていた私立大学に落ちました。
先生も本人も「100%受かる」と思っていた大学に落ちたショックはかなり大きなものでした。
受験は何が起こるか本当に分かりません!
娘は絶対に合格できると思っていた学校の不合格通知が届いたあと、頭が真っ白になり、丸一日思考が停止していました。
大学受験生だった娘ですらそんな状態になったので、高校受験生である中学3年生ならなおさらショックで自分からはすぐに動けなくなるのでは?と思います。
万が一の事態に備えてすぐに「次の手」を打つことが出来るように、保護者の方は前もって高校の情報を集め、お子さんに不合格通知が届いても安心して次の高校の受験に挑めるように、万全の準備を整えてあげておいてください。
私立高校も公立高校も二次募集している高校は沢山あります。
大丈夫だよ、と声をかけてあげてくださいね。
最後に
「備えあれば患いなし」、そんな気持ちで今回の記事をまとめました。
全ての高校に落ちてしまった場合は、中学の担任の先生も一緒に次に受ける高校を探してくれるはずですが、親として簡単な流れだけ頭に入れておくと安心ですよね。
ちなみにうちの娘は第二志望の大学、息子は第二志望の高校にご縁をもらい現在通っています。
2人とも第一志望の大学・高校ではありませんでしたが、友達が沢山できて毎日楽しいと言っています。
今は通信制高校もとても充実しています。
相談掲示板もあるので通信制高校の進学に興味のある方はぜひ読んでみてください。