高校受験の悩み

【愛知県の公立高校入試】合格辞退することはできるのか?

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大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。

愛知県の公立高校入試には「補欠」はなく「合格」か「不合格」しかありません。

人数ぴったりで合格者を出していますし、受検者が定員に達していない場合は2次募集が行われます。

【愛知県の高校入試】2022年度、定員割れした高校をまとめました!!

志願変更については第1志望校・第2志望校のいずれか1校1学科に限り認められていますが、手続きが複雑でとても大変なので「志望校は慎重に選ぶように」と繰り返し先生から言われてました。

ケロケロママ
ケロケロママ

その話を聞いていたのもあってなのか、娘と息子の学年には志願変更した生徒は誰もいませんでした。

このような愛知県の公立高校入試なのですが…

娘の塾のアルバイト先の生徒さんから「公立高校と私立高校で進学を迷っているけど、公立高校は合格した後に辞退することはできるの?」と聞かれたとのことです。

娘が「合格辞退は制度として存在するのかな?」と気にしていたので調べてみたところ、意外なことが判明したので順番にまとめます!

この記事が受験生の参考になれば幸いです。

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愛知県の高校入試を受ける順番

愛知県の高校入試の受け方はこのような順番となっています。

  1. 1月16日    私立推薦入試(推薦で受けた大体の受験者は合格する)
  2. 1月20日~   私立一般入試(公立の滑り止めとして受ける受験者が多い)
  3. 2月6日     公立推薦入試(受ける人は限られていて合格率も低め)
  4. 2月22日    公立一般入試(2校まで受けられる)

私立受験→私立合格発表→公立願書提出、受験→公立合格発表→公立に落ちた場合私立へ入学手続きという流れです。

詳しい入試スケジュールはこちらに書いてあります。
→ 【令和5(2023)年度】愛知県の高校入試日程の詳細カレンダー

私立高校の入試のしくみ

推薦入試について

愛知県の私立高校の場合、推薦入試は専願制となっています。
専願というのは、合格した場合に必ず入学するという約束のもと受ける入試のことを言います。
したがって、その高校を第1希望とする生徒しか受けることができません。
推薦入試を受ける生徒は合格したら他校への出願はできません。

息子の通っていた中学校では、学年で約4割の生徒が推薦をもらって私立高校に進学しました。
(息子の学年は、私立高校の推薦受験者は全員合格でした)

一般入試について

私立高校の一般入試(3校まで受験可)は、公立高校の滑り止めとして受ける生徒が多いです。
それもあって、絶対に合格できるレベルの私立高校を1校は受けるようにと担任の先生から指導されます。

ケロケロママ
ケロケロママ

息子は私立高校は3校受けて1校不合格となりました!

むすこ
むすこ

私立高校から合格を貰うと気持ちが一気に楽になるよ!

愛知県では私立高校に進学するのは公立高校に落ちた生徒が多いです。

※年々私立高校の人気が上がっていますが、まだその傾向が強いです。

私立高校の一般入試で受かった場合は入学一時金としてお金を入れておいて、公立の合否が決まった時点で残りの入学金をいれるかどうか決まります。

私立高校の推薦入試でも一般入試用の過去問を使って勉強します。
人気のある高校の過去問は本屋では売り切れることがあるので早めに準備しておくことをお勧めします。

公立高校の入試のしくみ

推薦入試について

愛知県の公立高校は、先生の方から推薦を勧めてくれません。
公立高校の推薦は合格率が低く、不合格になった場合、その高校に一般入試で再チャレンジする子が少ないことが理由のひとつです。

むすめ
むすめ

推薦で落ちたら一般で同じ高校は怖くて受けられないよね。

娘は公立高校を推薦で合格しているのですが、一般入試でも合格できる内申があることが校内の選考会を通るための条件でした。

娘の学年は推薦入試と一般入試が同日に行われていたので、今考えてみると「推薦いらなかったな…」と思います。

さて、娘の志望校には同じ中学から3人推薦試験を受けたのですが、内申が一番高く、受賞歴もいくつか持っていた生徒だけが落とされました。(合格した娘の受賞歴はゼロでした)

落とされた生徒は面接で上手く話せず大失敗したと落ち込んでいたので、推薦入試では当日の面接の受け答えが合格にかなり左右することが分かりました。

このようにどれだけ内申が高くても合格できるのか分からない「公立高校の推薦入試」なのですが、合格辞退した生徒の話は今まで一度も聞いたことがありません。

※塾のベテラン先生方も聞いたことがないと言っていました。

一般入試について

ケロケロママ
ケロケロママ

公立高校の一般入試は私立高校の一般入試の合否が決まったあとに願書提出となります。

私立高校の一般入試を受けて合格して、そのまま入学を決める生徒もいるのですが、当たり前のことですが公立高校の願書は出しません。

娘も息子も受験生となった1年間を通して進路説明会などで何度も繰り返し「公立を受験する生徒は公立が第一志望の場合だけです」と言われて来たので、記念受験をする生徒もいません。

息子は当初、私立高校を第一志望校にしていたので、「公立高校に合格したら入学する意思はあるのか」と担任の先生からしつこいくらい確認されました。

志望校決めは年間を通してかなり慎重な話し合いの上決定していたので、「合格を辞退する」と言う発想はありませんでした。

公立高校を合格辞退することはできるのか

結論から先に書きますと、受験生は合格辞退する権利を持っています。

令和4年度愛知県公立高等学校入学者選抜実施要項に書かれていました。
※令和5年度に更新され次第変更します。

18ページに書かれている「9合格辞退」の内容はこちらです。↓

9合格辞退
合格者のうち当該高等学校の合格を辞退するものは、出身中学校長を経て、「合格辞退届」
(別記様式27)を、次の日時までに、当該高等学校長に提出する。
令和4年3月22日(火)11時

辞退届けの様式はコチラに載っています。(P86 受験辞退届/合格辞退届)
→ 各種様式

ケロケロママ
ケロケロママ

塾の先生の話では、急な海外の転勤に家族で行くことになり合格辞退した生徒が過去に一人だけいた、とのことでした。

令和4年は3月18日に公立高校の合格発表だったのですが、息子が入学一時金を支払っていた私立高校は、合格発表の次の日までが入学金の納入期限でした。

(我が家は公立高校に不合格だったらその日のうちに私立の入学金の納入に行く予定でした)

もし本気で合格辞退を考えるのなら、その日のうちに親に中学に連絡してもらい、先生方に合格辞退の手続きをしてもらわなければなりません。

早く動かないと仮押さえの高校の入学資格を失うことになります。

公立高校に合格したけど私立高校に行きたくなった場合

第一志望 公立A高校 → 不合格
第二志望 私立B高校 → 合格
第三志望 公立C高校 → 合格

ケロケロママ
ケロケロママ

このような結果となった場合、本来なら公立C高校に行くべきなのですが、どうしても私立B高校に行きたい生徒さんもいます。

公立C高校の合格辞退する権利は当然持っているのですが、辞退する為には大勢の人に迷惑をかけることになります。

  • まず一つ目に、一人が辞退することで、その高校は2次募集をかけねばなりません。

2次募集をかけるには、再度募集、試験、採点、合格発表をすることになり、とんでもなく手間とお金がかかります。

  • 二つ目に、合格した生徒さんのせいで不合格になった人がいます。

経済的に苦しい家庭の子が1点差で不合格となり私立に行く羽目になっているかもしれません。

合格辞退者が出たからと言って、選抜作業はやり直すことができません。
落ちた受検生の一番上位の生徒を追加合格にする、というわけにはいかないのです。

それ以外にも、合格辞退するために校長先生や担任の先生が高校まで謝りに行ったり、県教育委員会からの指導を受けることになります。

むすめ
むすめ

中学校の後輩や下の兄弟にも影響が出るって聞いたよ!

ただ単に「私立に行きたい」とか、「嫌いな子も合格したから行きたくない」などと言う理由で合格辞退を考えるのでしたら、中学側で「駄目だ」と言われて受理してもらえない可能性が高いです。

合格辞退が自由にできるようになったらどうなる?

公立の合格辞退が自由になれば、高校入試が大混乱になる事は目に見えてます。

ケロケロママ
ケロケロママ

愛知県の私立高校には併願(推薦)入試制度があり、入学手続き、入学金支払いを公立発表まで待ってもらえるので力試しのために受験する生徒が増えるからです。

塾の公立トップ合格実績競争の為、入学する気がなくても受験させられる人もいるでしょう。

有名私立などに合格している人が、力試しとか箔をつけたいだけのために受験してきっと合格してしまいます。

むすこ
むすこ

いつまでたっても高校入試が終わらないね…。

むすめ
むすめ

辞退者が出る度に県税が使われることになるね…。

第一志望校の合格を蹴って第二志望の高校に入学できる?

愛知県では公立高校を2校受験することができるのですが、「2校合格」できないシステムとなっています。

第1志望の高校に合格した場合,第2志望は「第1志望の学校に合格のため,第2志望校の合格者候補から除外」されるので,第1志望の高校のみ合格となります。

むすめ
むすめ

掲示板にも「本校に合格」か 「相手校に合格」としか表記されないからね。

ダブル不合格についての記事はこちらです。
→ 「愛知県の高校受験」公立高校をダブル落ちとは?

受験辞退と、入学辞退は全く別物です!

入学辞退とは?

入学辞退は合格辞退と同じです。

高校の入学が決まってから辞退すると言うことです。

受験辞退とは?

公立高校の出願をしたあと受験辞退することは可能です。

受検日より前に中学校に申し出て,手続きをしてもらいます。
具体的には「受検辞退届」を高校に提出します。

ケロケロママ
ケロケロママ

2校中1校だけ受験辞退することも可能です!

これは正統な方法ではないのですが…
受験辞退を先生に言い出せず、受験日当日になってしまった場合、筆記試験を白紙で出せば不合格になります。(私ならこちらを選びそうです…)

合格辞退と違って、一般入試を受ける前の受験辞退なら「受験辞退届」の手続き以外で誰かに迷惑をかけることはありません。

推薦入試の受験辞退はできるのか?

上にも書きましたが、公立高校の推薦をもらえる子は少ないです。
校内の選考会を通過して校長の推薦が出て初めて推薦入試を受ける資格を得ることができます。

ケロケロママ
ケロケロママ

推薦資格も人数が決められているので、選考会で誰かが落とされているかもしれません。

学校と学校の信頼関係で校長が生徒を推薦するので、保護者がしっかりと中学側に謝罪をして「受験辞退届」を提出しなければなりません。

高校入学後に気を付けてもらいたいのは、大学の指定校推薦で絶対に「推薦辞退」をやってはならないと言うことです。

むすめ
むすめ

高校にその大学の指定校推薦が来なくなることもあるからね…。

最後に

「合格辞退」を使うことは制度上問題はないのですが…

あなたが受験をしてしまったことで、本来合格するはずだった別の受験生が他の高校に行かなくてはならなくなっているという事実だけは覚えておいてください。

高校は義務教育ではないので、入学手続き後なら辞退しなくても、変な話、行かなくなれば自然に退学となりますが、モラルの問題ですね。

ケロケロママ
ケロケロママ

娘の高校時代のクラスメイトで1カ月で学校を辞めてしまった子がいました。

辞める前に「塾の先生と親が良い高校だからって言うから受けたのに、こんなに厳しい高校だなんて思わなかった。2人に騙された」と言っていたそうです。

このように、親から勧められて受験した結果「合格辞退」を申し出るお子さんもいるのかもしれません。

自分が本当に行きたい高校なら「合格辞退」にはなりませんよね。

ケロケロママ
ケロケロママ

志望校はできるだけ本人に決めさせたいですね!

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