一学期の内申が志望校の平均内申に足りなかったけど志望校を諦めたくない!と考えている受験生はいますよね。
「内申は低くても当日点で挽回できるのでは?」
入試まであと半年あるから諦めるのはまだ早い!という気持ちはよく分かります。
うちの息子ですが志望校の平均内申に「6」足りなかったので、担任の先生、塾の先生の大反対されましたが押し切って受験しました。
この記事では、志望校の平均内申に「6」足りなかったことで大変だったことを具体的にまとめましたので、参考に読んでみてください。

たった今、志望校選びに悩んでいる受験生の参考になれば幸いです。
息子が内申が「6」足りない私立高校をなぜ受験したのか?
息子は塾に掲示されていた各高校の受験者平均内申を参考にしたのですが、私立も公立も志望校はどちらも全く内申が足りていない状態でした。
息子の第二志望校⇒受検者平均内申に「6」足りていない公立高校
息子が内申が全く足りていない高校を受験した理由は、「内申点が低くても当日点さえ取れれば合格できる」という勘違いをしていたからです。

志望校のランクを下げるよう100回は説得したのですが、聞く耳持たずでお手上げでした。
受験で内申が全く関係ないのは、東海高校や滝高校などの一部の難関私立高校だけです。
他の私立高校は合否に内申も関係してきます。
私立高校の受験における内申の扱い方(テストとの比率)は明らかにされていませんが、
3教科の内申を特に重視する、とか、9教科まんべんなくみるなど、学校によって異なります。
息子は内申が「6」足りていない人気の私立高校を受けたのですが、自己採点で当日点は8割以上取れていた!と自信満々でしたが、不合格となりました。
自己採点が自分より低かった塾の友達が合格していたことで、ようやく内申の大切さが理解できたと言って落ち込んでいました。
なぜ内申が足りていない公立高校の受験を許したのか?
私立が不合格になって懲りたかな?と思っていたのですが、公立高校のレベルを下げないと言い出したので驚きました。
内申が足りていない公立高校の受験を許した理由は、ずっと勉強から逃げていた息子が、しん必死に勉強している姿を見たからです。

ここで志望校のレベルを下げたらまた「勉強しない息子」に戻るな…と思いました。
ところで息子はビリギャルのさやかちゃんと同じ「楽天家タイプ」の人間です。
【人間は9タイプ】を読んで、反抗期の息子の接し方が変わりました!
担任の先生、塾の先生の両方から毎日志望校を変えるように言われ続けて落ち込んでいた息子でしたが、
塾の大学生アルバイトの先生が「○○(息子の名前)の模試の偏差値なら当日点で十分挽回して合格できる!がんばってこい!」と励ましてくれました。
息子はその言葉が涙が出るくらい嬉しかったとのことで…
応援してくれた先生のお陰でやる気を出し、内申のマイナスを上回る当日点を取ることができ、無事に公立高校に合格することができました。
こちらは全ての受験生に読んで欲しい「勉強法」の本です。
内申が「6」足りなくて大変だったこと
息子の場合、担任の先生に志望校を伝えてからが大変でした。
私立高校は1校チャレンジ受験する代わりに、2校確実に合格できる高校を受ける約束をして願書を出す許可を得ることが出来ました。
上にも書きましたが、チャレンジ受験した私立高校は不合格となりました。
担任の先生に大反対されたこと
「私立高校に落ちたばかりなのに、公立高校まで落ちてしまうのは息子さんが可哀想ですよ」と言われ…
担任の先生に志望校を大反対されて、公立高校の願書を出す許可をもらえなかったことが一番大変でした。
「公立高校に落ちたら(第三志望の)私立高校に行く覚悟があります」と息子が伝え、私も先生に頭を下げて、なんとか願書提出期限ギリギリで出すことができました。
誤解のないように書いておきますが、息子の担任の先生は、受け持ちの生徒全員を志望校に合格させるための適切な進路指導をしてくれていました。

内申が「1」足りなくても反対する先生もいるくらいなので、内申「6」足りていない息子が大反対されるのは当たり前でした。
「どこでも本人が行きたい高校を受ければいい」という方針の先生もいましたが、そのクラスは第一志望不合格者が続出していたので、高校受験はある程度厳しく進路指導することも必要です。

当時は行きたい高校を好きに受けさせて欲しいって思ってたけどね。
内申が足りないプレッシャーと戦う日々
ギリギリで公立高校の願書を出すことができましたが、合格発表当日までプレッシャーと戦い続けることになりました。
受験生は大なり小なりプレッシャーを感じるものですが…
内申が足りていた娘の受験と比べて、内申が足りていないマイナススタートの息子の受験は見守っている親も不安で仕方がなく、
娘の受験時とは比べ物にならないくらい大きなプレッシャーを常に感じていました。
息子は入試が終わったあとにストレス性の蕁麻疹が身体のあちこちに出ましたし、私もストレスで口の中に口内炎が6つできたり、合格発表の一週間前から不安で眠れなくなりました。

娘と息子の高校一般受験と大学一般受験を経験して来ましたが、勉強は不安とプレッシャーが1番の敵だと思ってます。
受験のプレッシャーからお腹を壊したり熱を出したりする人もいますが、志望校のレベルを落とすことで安心して入試に挑めるなら、絶対にそちらをおすすめします。
内申点が足りていない公立高校に合格できた理由
息子曰く、合格できた理由は以下の3つとのことです。
- 当日点重視型の高校(内申の加点比重が低い高校)を選んで受験したこと
- 得意な英語で満点近く取ることができたこと
- 苦手な国語で点数を落とさなかったこと

すべての公立高校の一般入試で内申は加点要素として使用されるので、自分が少しでも点数を取れる方式の高校を選んで受験することが大事だよ。
国語は過去問を解いても22点中10点を取るのが精一杯でしたが、当日の問題運に助けられ、22点中16点を取ることができました。

合格できたのは”運の要素”もあったと本人は言っていました。
内申が足りない人におすすめな「方式」の選び方
愛知県では各高等学校があらかじめ選択した以下のⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴの方式によって校内順位が決定します。
Ⅰ ( 評定得点) +( 学力検査合計得点) → 内申・当日点均等型
Ⅱ {( 評定得点) ×1. 5 } +( 学力検査合計得点) → 内申重視型
Ⅲ ( 評定得点) +{( 学力検査合計得点) ×1. 5 } → 当日点重視型
Ⅳ(内申点45×2)×2 +(当日点110) → 内申めっちゃ重視型
Ⅴ(内申点45×2)+(当日点110)×2 → 当日点めっちゃ重視型
内申が低く、当日点がしっかり取れる実力派の人はⅢかⅤを選ぶことをおすすめします。

進学校はⅤの方式が多いよ。
最後に
息子は内申が「6」足りない公立高校に合格することができましたが、内申が足りない状態での受験をおすすめするつもりは少しもありません。

息子は第一志望の私立高校には落ちましたから。
内申が足りなくて志望校を変えようか悩むのは当たり前のことです。

私は内申が足りていても不安だったよ。
志望校のレベルを下げるのは「逃げ」ではなく、確実に合格するための手段だと考えてくださいね。
もし受験すると決めたなら、内申のことは一切考えず当日の試験で1点でも多く取ることだけに集中して目の前にある勉強に取り組んでください。

「1点でも多く点数を取るために過去問や参考書を何回も解く」受験当日までにできることはそれだけだよ。
結局残っていくのは「本物」だけです
息子は塾の先生からも志望校を反対されたので、年が明けてからは最低限しか塾に通わず、スタディサプリと過去問を解いて勉強していました。
最後の最後に国語力が上がったのはスタディサプリの講座を繰り返し受講したお陰だと思っています。 息子は1.5倍速で1つの講座を3回繰り返し見ていました。