大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。
約3年前の年末は子どもたちはW受験生だったため、クリスマスもお正月もありませんでした。
年末までずっと塾だったよ。
当時中学生だった息子は塾の先生から「1日勉強をサボると2000人の受験生に成績を抜かされるよ」と言われていました。
年末年始の塾の休み期間中に息子が勉強をサボらないようにと、「2000人の受験生」と言う数字を出して勉強の意欲を起こさせようとしてくれたのですが、
受験生全員が勉強をがんばっている状態の中で、自分ひとりがサボったら何千人もの受験生に順位を抜かれてしまう状況であることを、息子は数字の大きさで理解できた様子でした。
愛知県の公立の中学校の冬休みは毎年14日間あります。
冬休みはクリスマス・大晦日・お正月と楽しいイベント続きです。
14日間と短い冬休みですが、この期間中に勉強を頑張ることで一体どのくらい偏差値を上げることができるのか?疑問に思ったので調べてみました。
冬休みの2週間でどのくらい偏差値は上がるのか?
長時間机に向かっていただけで偏差値が上がる訳ではありません。
偏差値を上げるためには時間と質の両方が必要ですよ!
一般的には一生懸命勉強を頑張れば、1年間で偏差値は5上がると言われています。
ただ、個々の偏差値も関係しているので、上がりかたは人それぞれ違います。
偏差値40から50に上げるのと、偏差値60から70に上げるのでは難易度が違うよね。
娘は中学生の頃、偏差値60の公立高校を目指していたのですが、3年生の5月の模試の偏差値は50しかありませんでした。
10カ月で偏差値10も上げられるとはとても思えなかったのですが、全県模試で以下の通りに上げて行くことができました。
3年生5月 (第2回) 偏差値50 合格率約40%
3年生8月 (第3回) 偏差値51 合格率約40%
3年生10月(第4回) 偏差値55 合格率約60%
3年生12月(第5回) 偏差値60 合格率約90%
娘は5月に部活の過労で体調を崩したので定期テストで点数を取ることができず…1学期の内申を大きく落としました。
7月末に部活を引退してからの夏休み期間中の1か月間、偏差値を上げるために猛勉強していたのですが、8月末の模試の偏差値はほとんど上がっていませんでした。
夏休み明けの塾の先生との面談では「志望校の合格率は40%だよ」と言われて落ち込んでいました。
夏休みからは受験生全員が勉強を始めたので、娘が必死で勉強しても偏差値は上がらないのは当たり前でした。
ただ娘は諦めず、9月からは定期テストの点数が確実に取れて内申を上げられる教科だけに絞って勉強したところ、内申を大きく上げることができました。
12月の塾の面談で先生が内申を褒めてくれてたのが嬉しかったよ。
娘の9月から翌3月までの勉強時間
娘の夏休み明け9月から受験が終わる3月までの約半年間の勉強時間はこちらです。
平日は、朝5時半に起きて1時間半ほど勉強、夕方4時~9時半まで塾で勉強
休日は、朝7時に起きて1時間勉強してから、朝9時半から夕方7時まで図書館の自習室に行って勉強
平日は約7時間、休日は10~12時間ほど勉強していました。
繰り返しますが、勉強時間が長ければ偏差値が上がる訳ではありません。
娘は苦手な英語は平均点が取れれば良し!と早々に切り捨てて、得意な数学と数学の偏差値を上げるための勉強に切り替えていました。
英語 ⇒ 平均点を取れればOK
理科・社会 ⇒ 総復習をして偏差値アップを目指す
国語・数学 ⇒ 満点を目指す
このように得意教科に重点を当てて受験勉強をしていました。
副教科だけは満点を目指してテスト勉強していたよ。
冬休み中に上がる偏差値は?
娘は5月から12月までに模試の偏差値を10上げたので、1カ月に偏差値が約2ずつ上がったことになります。
その計算で行くと冬休み中に毎日10時間ほど勉強を頑張れば、偏差値は1以上は上がる計算になります。
「偏差値1なんて誤差の範囲だよ」と言われるかもしれませんが…
偏差値50と51であれば 100人中 50番と46番の差
偏差値57と58であれば 100人中 24番と21番の差
偏差値63と64であれば 100人中 10番と8番の差
偏差値69と70であれば 100人中 3番と2番の差
ぎりぎりの勝負をしている受験生にとって「偏差値1」の差はとても大きいですよね!
高校受験では1点差で合否が分かれるからね。
1週間勉強をサボると31時間損をする?
中学3年生の平均勉強時間です。
- 平日 3~4時間
- 休日 6~8時間
受験生は平均して1週間で約31時間勉強しています。
普段1週間勉強しないと、31時間もの勉強時間が減ることになりますが…
挽回するためには1日1時間の勉強時間を増やせば、最速で約1か月で取り戻すことができますが、受験前に毎日更に1時間も勉強時間を増やすのは大変です。
平日3時間の勉強にプラス1時間増やすのは大変だよね。
中学3年生の冬休みの勉強時間は【1日あたり約8時間】です。
冬休み中に1週間勉強しないと56時間もの勉強時間が減るので、冬休みが終わってから1日1時間勉強時間を増やしたとしても、取り戻すため約2か月かかることになります。
最後に
娘は模試の偏差値を10上げましたが、体調不良で成績がMAX落ちている状態からだったので順調に上がったのかもしれません。(夏休みの模試は苦戦していましたが…)
実際のところ冬休み中に全く勉強をしなかったとしても偏差値は大きく下がることはありません。
他の頑張っている受験生の偏差値が上がるだけです!
それって偏差値の差は開くってことだよね。
最後になりますが、験生だってクリスマスのお祝いをしたり、お正月に初詣に出かけたり、気分転換は必要です。
午前中勉強を頑張って、午後から神社にお参りに出かけたりと、自分でルールを決めて上手に息抜きしてくださいね。
本当に成績アップが望める教材です!
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。
なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を見て来たからです!
家計が苦しい中で努力を重ねているお子さんなら、スタディサプリだけで公立高校の上位校に入ることが可能です。
実際、塾との相性がとても悪かった息子は、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強に切り替えたところ、模試の偏差値は順調に上がって当日点も8割を超えて取ることができました。
分からない単元は1.5倍速にして繰り返し何度も視聴することが大事だよ。
自分から学習する習慣があるお子さんにとって「もっともコストパフォーマンスが高い教材」であることは間違いないので、興味のある方は、冬の14日間の無料体験から始めてみてくださいね。