大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘が通っていた高校では指定校推薦を使う子は学年に10人程度しかいませんでした。
田舎の進学校にありがちな、国公立大学を受けることが当たり前な雰囲気が学校中にあったため、先生から推薦に対する指導はなく…指定校推薦の使い方や仕組みすら知らない生徒が多くいました。
私もどうやって推薦を申し込むのか分からなかったよ~。
娘の高校の常識がしみ込んでいたので、息子がこの春から入学した高校で「評定さえ足りていれば指定校推薦をどんどん使わせてくれる」と初めて聞いた時はとても驚きました。
入学後すぐに、前年度の指定校推薦の冊子が配られて「高校3年生の4月になればどこの大学から指定校推薦が来ているのか分かります」と説明され、同じ公立高校でもこんなに違いがあるのか…と思いました。
推薦の話は先生も先輩も聞けば何でも答えてくれるよ!!
志望校を決める際、「指定校推薦枠の多い高校」を探す人はとても多いです。
ただ、公立高校では指定校推薦の情報を公にすることはありません。
なぜなら毎年「指定校推薦の大学(数)」が変わるからです。
私立高校だとホームページに推薦の一覧とかが出ているところもあるんですけどね!!
今回は指定校推薦を使わせてもらえない高校と、使わせてもらえる高校の違いについてまとめます。
受験生の高校選びの参考になれば幸いです。
※指定校推薦は「学校推薦型選抜」と名称が変わりました。
こちらの記事では分かりやすくするために「指定校推薦」と書いています。
指定校推薦を使わせて貰えなかった高校
娘が通っていた高校では指定校推薦はほぼ使わせて貰えないと言う事で有名でした。
ところが高校に入学して最初の三者懇談で、担任の先生に「推薦を使って進学する生徒はいますか?」と質問したところ、「毎年10人程度の子が推薦で進学しますよ」と教えてくれました。
前評判通り、推薦で進学できるかを教えてくれる先生は実はほとんどいなかったとのことで、たまたま娘の担任の先生が答えてくれただけでした。
現に娘の友達(違うクラス)が担任の先生に同じ質問をしたところ、「推薦が使いたいなら、なぜこの高校に入ったんですか?」とキツイ口調で言われたそうです。
それ以来、怖くて先生に推薦の話は聞けなくなったって言ってたよ~。
推薦を使わせてもらえない理由はシンプルに「国公立大学合格者数」を増やしたいからでした。
指定校推薦を使われると国公立大学に挑戦する子が減りますからね…。
娘の通っていた高校では、国立大>公立大>私立大という固定観念がありました。
大抵の公立高校のホームページの合格実績に「国公立○○人合格」って出てるよね。
国公立大学の合格者が多いことはその高校の大きな「宣伝」になるのです!!
先生の評価も、国公立大学合格者を多く出しているほうが、親や教育委員会に受けがいいのかもしれません。
指定校推薦枠を知る裏ワザ
娘の通っていた高校のように、なかなか指定校推薦枠を教えてもらえないのなら、逆に大学に聞いてしまうと言う方法があります。
指定校推薦を使わせてくれる息子の高校
息子の通っている高校は、20年ほど前は毎年東大合格者が出ていたくらいの超進学校でした。
優秀な生徒が多く難関大学に一般入試で合格する子も多かったので、指定校推薦枠もどんどん増えたそうです。
高校の進学実績などは時代と共に推移します。
息子の通う高校も、残念ながら学校群制度が変わったことでレベルが下がり、複合選抜で徐々に下がって今の偏差値に落ち着きました。
ただ、指定校推薦枠は当時のまま残っているとのことで、愛知県内だけでなく、関東・関西のトップ私大の指定校推薦枠もある状態です。
その枠があることを知っていて、わざとレベルを落として入学する子もいます。
入学後、先生は生徒に向かってこう言っていたそうです。
「偏差値55前後の高校の生徒が、偏差値65以上の高校の生徒に一般受験で戦っても勝てるわけないんだから、推薦を利用して進学するのが賢い方法だよ」
確かに偏差値65以上の高校に進学した友達で指定校推薦を使った子の話は聞きませんが、生徒のやる気を削ぐ言い方はやめてもらいたいです。
息子の高校からも一般入試で国公立大学や有名私立大学に合格する子はいます。
先生は「勝てないから」という理由で指定校推薦を使わせるのではなく、「選択肢」として生徒たちに与えてやって欲しいです。
指定校推薦の枠は毎年変わります
指定校推薦はその年によって違うのであまり当てにしない方がいいです。
現に息子の通う高校では、県内のある私立大学の推薦が今年から無くなりました。
指定校推薦で入学した生徒が成績不振か何かやらかしたのかな…?
指定校推薦で入学すると高校の看板を背負うことになるので、大学に入学した後もそれなりの成績を取らなければ、自分の通っていた高校の後輩が苦労することになってしまいます。
実は息子はその推薦が無くなった大学に行きたいと言っていたのでとても残念でしたが、早い段階で「一般入試に向けて頑張るよ」と前向きになれたのは良かったです。
このように、3年生の時点でどこの大学の指定校推薦があるのかは分からないので、一般入試にも対応できるように勉強しておくに越したことはありません。
娘の大学受験時からずっと購読している雑誌です。↓
指定校推薦を使うからこそ出来ること
息子の友達で「指定校推薦を使うのは負け組だ」と言って私立大学の一般受験を目指している子がいます。
とてもコツコツ勉強を頑張っている子で、学年順位も常に1桁で評定もクラスで1番高いです。
ただ私が親なら、間違いなく指定校推薦を使わせて希望の私立大学に行かせるだろうなと思いました。
なぜなら一般受験で私立大学を受けるのはとてもリスクが高いからです。
娘が絶対に合格できると思っていた大学に落ちた話です。↓
娘が大学入試を一般受験しているので分かるのですが、指定校推薦で大学進学するのは金銭的にも精神的にもとても楽です。
せっかく楽に早く受験が終わるのですから、それを逆手に取って入学後の勉強(TOEICの勉強など)をすぐに始めれば良いのです。
最後に
指定校推薦がたくさんあることを売りにしている私立高校もありますが、偏差値が低い私立高校には有名大学や難関大学の指定校推薦は少ないです。
私立高校の説明会で進学先一覧を見て分かりました。
そもそも私立高校の場合、特進クラスなど作り、大学の合格実績を作るためにそのクラスの生徒にありえないくらいの課題を出し勉強させています。
姪っ子が私立高校の特進クラスに入っているのですが、授業について行けなくなったけど課題が多すぎて塾に行く時間も作れず…かと言って指定校推薦も使わせてもらえないという状況に陥っています。
特進クラス以外で一般では合格できない生徒に指定校をすすめているんだって…。
その方が進学実績の数を稼げるってことだね。
有名大学に進学した例だけをパンフレットに記載しているだけの高校もあるので、こちらも注意が必要です。
決して指定校推薦の数だけで志望校を決めないように、気になる高校は説明会に出かけて進学先についてしっかり確認してみて下さいね。
うちの娘は、説明会の手伝いに来ていた生徒さんに直接話を聞いていました!!
どの先輩もとても優しくて何でも教えてくれたよ!!
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