娘が受験生のときに辛かったことは「座りっぱなし」の状態だったことだと言ってました。
学校の椅子が硬いから長時間座っていると腰やお尻が痛くて辛かったよ。
そして現在受験生の息子も全く同じことを言ってます。
痛すぎて、腰痛ベルトを巻くようになったよ。
うちの娘や息子のように、毎日座りっぱなしで集中して勉強をしていて腰痛になってしまった受験生はいますよね。
この記事は「座りっぱなし」の受験生の腰やお尻の痛みを軽減してくれる椅子やグッズを紹介します。
息子が使っているグッズも紹介しますので、ぜひ参考に読んでみてくださいね。
受験生は「腰痛」の原因は人それぞれ違います
長時間ほとんど動かず座りっぱなしだと筋肉が固まり、このような様々な不調が出ます。
初期症状は「違和感を感じる程度」なので、そこまで辛くはないのですが、放置していると気がつけば病院に通う必要が出て来るほど悪化していることもあるのでご注意ください。
- 腰痛になる
- 足がだるくなる
- 足首が痛くなる
- 膝など関節が痛くなる
- 肩こりになる
- 肩甲骨が痛くなる
- 太ももが痛くなる
- お尻が痛くなる
- 息苦しくなる
娘の腰痛の原因
娘は受験期間中は主に「腰痛」と「お尻の痛さ」を訴えていたのですが、学校の椅子の硬さが原因だったので、椅子用のクッションを持たせたところ、痛みは軽くなりました。
柔らかすぎないクッションの方が長時間座っているのが楽だったよ。
娘の通う高校はクッションを使ってもOKでした。
体育の授業などで使わない時間はロッカーに入れておいたそうです。
息子の腰痛の原因
息子は「腰痛」以外に「息苦しさ」もあったので、心配になり理由を聞いてみたところ、学校の机のサイズが小さすぎて合っていないことが原因だと分かりました。
なぜ息苦しいのを我慢していたのか…?
息子が通っていた公立高校の机は全員同じサイズだったので、身長が186㎝ある息子にとっては小さく、授業に集中していると前傾姿勢になってお腹を圧迫することで「息苦しさ」を感じていました。
授業中は時々上を向いて深呼吸できるからいいんだけど、テスト中は下を向きっぱなしになるから酸欠っぽい症状になることが度々あったよ。
担任の先生に相談したのですが、学校には大きなサイズの机と椅子がないんです…と困った様子で言われたので、こちらのグッズを自分で購入して使う許可をもらいました。
(すぐにOKしてもらえました!)
座り過ぎが原因でかかる病気
娘と息子の友達が実際にかかった病気です。
慢性前立腺炎
息子の友達(男の子)は受験勉強で座りっぱなしの状態を長く続けたことで「慢性前立腺炎」になりました。
夏休み中はご飯の時間以外は自室にこもり、文字通りずっと座りっぱなしで集中して勉強していたのが原因だったそうです。
9月頃から違和感を感じていて、10月に入ってから痛み増して来たので、親が慌てて病院に連れて行ったところ「慢性前立腺炎」と診断されました。
軽症だったので、薬を飲んでストレッチなど勉強の合間に意識して身体を動かしていたところ、数週間ほどで治ったそうですが、受験生でも動かな過ぎは危険だな…と思いました。
座骨神経痛
娘の友達(女の子)は受験期間中に座り過ぎが原因で座骨神経痛になりました。
椅子に座ると太腿の裏とお尻にずーっと鈍痛があったから病院に行ったところ、軽めのヘルニアが原因の座骨神経痛と診断されたんだって。
私は妊娠中に座骨神経痛になったので、高校生でもなることがあるんだ…と驚きました。
「高校生(中学生)座骨神経痛」と検索するとたくさん出て来るので、痛みがあって気になる方は調べてみてください。
私の場合、軽度だったので出産後に気が付いたら自然治癒していましたが、娘の友達は一年以上かけて整形外科に通って治療を受けていました。
ギックリ腰
娘は受験生のとき、教室の机から立ち上がって制服のジャケットを着ようとしただけでギックリ腰になりました…。(え?何で?と言ってしまいました)
2月の受験期間真っ最中だったので大慌てしました。
幸い痛みのピークは2日ほどだったので、軽い痛みは市販の湿布と鎮痛剤でごまかしながら入試を受けました。
一般的には、重い荷物を持ち上げる時や急に椅子から立ち上がった時などに発生しやすいのですが、近年、増加したテレワークなどの影響もあり、長時間の業務に向かない椅子や机を使用した自宅での勤務によって、ぎっくり腰の症状を訴える患者さんが増えています。 引用:ハートメディカルグループ
疲れが溜まっていると些細な原因でギックリ腰になることがあるんですね…。
座りっぱなしが辛い受験生におすすめな椅子
座りっぱなしが原因の腰痛などの不調にも、様々な原因(病気など)があります。
いくつかの椅子を紹介しますので、自分の症状に合った椅子を探してみてくださいね。
サドルチェア
娘は「背もたれのない椅子を使うと背筋が伸びて座れるようになるよ」と言われ、こちらの椅子を使うようになったところ、腰痛はかなり楽になったそうです。
(大学生になった今も愛用しています)
座面は硬めで長時間座っているとお尻が痛くなるから、クッションを敷いて座ってるよ。
上でも紹介した、娘が高校生の頃からずっと愛用しているクッションです。
ドーナツ型シートクッション
座骨神経痛になった娘の友達が使っていたクッションがこちらです。
こちらのクッションを使うことで長い時間座れるようになったって喜んでたよ。
バランスボール
息子がよく椅子代わりに使っているバランスボールはこちらです。
こちらのバランスボールは身長別のサイズがあり、息子のような185㎝超えの人でも使えるサイズがあったので購入しました。
台座があるから安定感があり、普通のバランスボールだと滑り落ちてしまう私でも座り続けていられます。
自然に身体を動かせるから腰痛対策にもなっているよ。
アーロンチェアは腰痛対策になる?
我が家にはアーロンチェアが3台あります。
夫の仕事用と娘の勉強用、息子のゲーム用です。
アーロンチェアは腰痛対策になると話に訊いたことがあるのですが、長年使用している、夫、娘、息子は「座り心地はすっごくいいけど、長時間座っていると腰が痛くなるのは他の椅子と同じ」と言っています。
娘は腰痛がひどくなってからアーロンチェアからサドルチェアに変えていました。
アーロンチェアは座面や背もたれの座り心地が良いから快適度は高いけどね!
ちなみに夫、娘、息子は腰痛持ちです。
アーロンチェアはとても座り心地のよい椅子であることは間違いないのですが、腰痛になることはありませんが、よくなることもないよね…というのが全員の意見です。
私だけアーロンチェアを使っていない理由ですが、微妙に背中の当たりが悪く、太腿が落ち着かず…アーロンチェアではない普通の硬い椅子の方が座っていて楽だったからです。
正直、値段ほどの快適さを感じられなかったので、この椅子に薄い座布団を敷いてパソコン仕事をしています。
人間工学的には長く座ってると 尻が痛くなる椅子の方が勉強できるそうですよ。
立って勉強することは良い?悪い?
少し前に、立って仕事をすることが腰痛対策になるという理由で「昇降式デスク」が流行ったので、我が家も一台購入しました。
私は立ったままパソコン仕事に集中することができなかったのですが、気分によって高さを自由に変えられるのでとても便利です。
結局のところ、勉強のやり方はその人その人スタイルがあります。
座って集中して勉強したい人、立って勉強する方が捗る人、歩き回った方が暗記できる人、声を出した方が覚えられる人など、それぞれがやってみて具合が悪ければ工夫すればいいのです。
睡眠さえしっかり取っていれば、自分の一番やりやすい方法で勉強すればOKです。
最後に
学校の椅子は、大抵が「木」か「プラスチック」などの硬い材質でできているので、そこに長時間座っていれば誰だって腰やお尻が痛くなります。
休憩時間中は意識して立ち上がって身体を動かすようにしようね。
「受験は長期戦」です。
無理して座り続けて集中力が落ちた状態で勉強するより、身体を動かして気分転換しながら勉強してくださいね。