タイトルにした「おすすめなのは管理教育?それとも放任教育?」ですが、どちらが良いのかは個人によって違います。
放任教育(放任主義)の高校に進学することに対する不安はあまりないと思うのですが…
管理教育の高校だと「スパルタに勉強させられるのかな?」と心配になりますよね。
ケロケロママも娘が管理教育で有名な高校を志望校に選んだときは、「もっと楽しめる高校にしたら?」と母親らしくない(?)アドバイスをしてしまいました。
そんな管理教育が徹底されている公立高校に通っていた娘ですが「高校生活は楽しかった!」と言っています。
宿題や小テストが多かったけど、必死に勉強することができる環境が私には合ってたよ。
この記事では、娘が管理教育する高校に入って良かったことについて詳しくまとめます。
※娘が通っていた「管理教育する高校」の話を中心にまとめてありますのでご了承ください。
娘が管理教育する高校に通っていてよかったこと
・補習、模試、宿題、小テストが多い
・ほとんどの生徒が共通テストを受けて国公立大学を受ける
・指定校推薦、総合型選抜を使う生徒は少ない(娘の学年は10人くらい)
令和の今は管理教育の高校する敬遠されがちなのですが、娘は自分には合っていたと言っています。
詳しく話を聞いてみたところ、一般的な高校生が嫌がる点も「良かったこと」に挙げていました。
宿題、小テストが多い
娘は自ら進んで勉強をする性格ではありません。(断言)
「宿題を出されなかったら勉強なんてしない!」と本人も言っていました。
そんな娘が自ら望んで入った「管理教育する高校」では、噂通り宿題は大量に出され、予習・復習する時間と合わせると家に帰ってから毎日2~3時間は机に向かっている状態でした。
授業の前に行われる小テストも追試があったから、小テストの勉強もしていたよ。
小テストで追試になると昼休憩がつぶれちゃうからねぇ。
大量の宿題と小テストのおかげで、家で長時間机に向かって勉強する習慣が身につきました。
補習が強制される
娘が高校2年生までは以下のスケジュールで補習が入っていました。
- 夏休み(約3週間の補習)
- 冬休み(年内に約1週間の補習)
- 春休み(約1週間の補習)
- 朝補習(週2~3回、希望者のみ)
- 土曜講習(月2回ほど土曜日に半日補習)
朝補習は授業前に行われるのですが、娘は自転車で5分の距離にある高校に通っていたので、7時半に家を出れば間に合うので無理なく参加することができました。
勉強に厳しい高校を選ぶなら、自宅からできるだけ近い高校がおすすめだよ!
娘は自宅より学校や図書館の自習室など「自宅外」で勉強したいタイプだったので、補習が終わった後はそのまま自習室で宿題や予習など終わらせていました。
運動部だったので、夏休みは午前中に補習⇒友達とお昼ご飯⇒午後から部活、というメリハリのついたスケジュールを作れたのも良かったです。
「高校の補習は役に立たない!」という記事もお見かけしますが…(塾の先生が多いですね)
娘の学年は、教え方の上手な先生が多かったことや、学校で先生や友達に分からない問題を教えてもらえたので「補習は必要だった」と言っていました。
学校に行けば友達に会えるしね。
高校3年生は、放課後の補習が行われたあと、そのまま自習室で勉強する生徒と予備校に行く生徒に分かれていました。
3年生は夏休みの補習はありませんでしたが、娘は毎日朝からお弁当を持って高校の自習室に通っていました。
管理教育する高校に通わせて困ったこと
管理教育する高校に通わせていて困ったことも勿論ありました。
模試の強制
各予備校が運営している模試を全員強制的に受けさせられていたのですが、高校3年生からは月2回ペースで模試を受けることになり、貴重な休日の勉強時間が削られて困りました。
模試を受けたあと見直しの時間も必要だから、その分、自分のやりたい教科の勉強時間が取れなくなるんだよね。
毎月一万円近くかかる模試代を払うのも大変でしたし、月1回くらいのペースにしてくれないかな…と思っていました。
退学する生徒がいる
退学する生徒はどこの高校にもいるのですが、娘の通っていた高校では「こんなに厳しい高校だとは思わなかった」と言って退学する生徒もいました。
本人が勉強をがんばる覚悟を持って入学するなら大丈夫なのですが、親が「高校では勉強をがんばって欲しいから」と無理にすすめて入学させるのは注意が必要です。
「親に騙された」と言って退学したクラスメイトもいたよ。
国公立大学の受験を強制されるって本当?
娘の高校の場合、国公立大学を受験するのが当たり前の校風と分かって入学する生徒がほとんどだったので、特に強制されることもなく、生徒たちは「当たり前」として共通テストを受け、国公立大学を受験していました。
私立大学に行きたかったら別の高校を選んでたよ。
指定校推薦、総合型選抜を使わせない?
娘の高校では、推薦を使うためには一年生からずっと同じ大学の同じ学部を希望し続けなければならないという厳しい決まりがありました。
三年間ずっと志望校が変わらない人って少ないよね。
最終的に、学年で10人ほどが推薦を使って大学に進学したのですが、親子で高校に呼ばれ「一般入試に向けて勉強をがんばっている生徒の邪魔をしないように」と指導されていたそうです。
学年全体の97%くらいが一般入試を受けていたので、推薦組が羨ましいと言った感情を娘は持っていませんでした。
今は全体の半数以上が何らかの推薦を使って大学に進学する時代です。
個人的には、もう少し指定校推薦を使うことに寛容になるといいのにな…と思います。
最後に
娘が楽しく通っていたこともあり、私は管理教育擁護派なのですが、模試や推薦の使い方など時代とともに変えて行かなければならない部分もあると思っています。
高校で大量に出される宿題、毎日の小テストが必要ない人ももちろんいます。
個々の実力や志望校はそれぞれ違うので、全員が同じ補習を受ける必要もありません。
ただ、娘は高校の補習のおかげでしっかりと実力を伸ばすことができたので「高校の補習は必要ない」と断言する人の意見は否定させてもらいます。
補習が終わったあとに、クラスの皆で分からない問題を解き合ったりする時間も有意義だったよ。
大量の宿題をこなすことで身についた「毎日コツコツと勉強する習慣」は、大学に入ってからも役に立っています。
今はある程度の高校の情報は検索すれば見つけられる時代です。
計画や目標を自分で立てられる人なら、宿題や補習が少ない放任主義の高校を選ぶなど、自分に合った高校を探してみてくださいね。
結局残っていくのは「本物」だけです
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