大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
子どもたちの中学時代の友達で、内申オール5を取っていた子は数人ほどいました。
学年順位は常に1桁でテストは満点を取るのが当たり前だったので、先生たちがわざとその子たちの解けないような難問を1問だけ入れてテストを作っていたそうです。
それでも解いちゃう友達がいたんだよ~!
どの子もとても優秀で、偏差値70以上の高校に進学して行きました!
そんな娘の友達の話を聞いていたので、私の中で「中学の内申でオール5が取れる子は偏差値70超えているのが当たり前」という認識がありました。
その認識が覆されたのは、娘が高校に入学してからです。
娘が通っていたのは、偏差値が60前後の公立高校でした。
- 中学時代の学年順位は200人中50~60番くらい
- オール4くらいの成績の子が最多
そんな高校だったのでオール5で学年1位を取っているような飛びぬけて成績が優秀な生徒はいませんでした。
ところが娘の高校の話を聞いていて、高校には中学時代にオール5を取っていた子が何人かいると聞いて驚きました。
第一志望の高校に落ちて入学したのかな?
そんな疑問は高校の定期テストの後すぐに解決されることとなりました。
今回は、「オール5でも中学によって随分偏差値が変わる」という事実に基づいた話を中心にまとめます。
※記事の中の「偏差値」は愛知県で一番受験者数の多い愛知全県模試を基準にしています。
中学時代オール5だった高校の友達
「中学時代は内申がオール5あったんだよ」と友達から聞いて、娘が最初に思い浮かべたことは、「第一志望にしていた高校に不合格になってこの高校に入学したのかな?」でした。
私もそう思いました!
でも、娘の通っていた高校は、お世辞にも「偏差値が70を超えるレベルの子」が滑り止めとして受けるようなレベルの高校ではありません。
偏差値70の子が偏差値60の高校を受けることは相当な理由がない限り考えられません。
それに愛知県の中でも高校の選択肢がとても多い地域なので、偏差値70の高校の滑り止めになる偏差値65辺りの高校はたくさんありました。
疑問に思った娘が「内申オール5もあったのに、何でこの高校に入学したの?」と聞いたところ、「内申はオール5だったけど、模試の偏差値は常に55程度しか無かったんだよ」と言われてとても驚いたそうです。
内申オール5あるのに、どうしてそんなに模試の偏差値が低かったの?
「オール5あるのに私より低い偏差値だったの?」と娘は驚いて思わず直球で質問したそうですが、原因は通っていた中学校にありました。
とても荒れている中学出身だった友達
中学時代内申オール5だった友達は、とても荒れている中学出身でした。
授業中、生徒の私語や歩き回るのは当たり前の状態で、学級崩壊寸前だったそうです。
なので、普通に大人しく授業受けてテストで平均点以上をクリアしていれば「内申点で5」は確実につけてもらえたとのことでした。
その友達は入学直後の学力テストでは、学年の真ん中より少し下の順位だったよ~。
実力的にはちょうど良いレベルの高校に入学できたってことだね!
息子の友達も内申点の合計が43でした!
息子の友達も荒れている中学出身の子で、内申点の合計が43ある子がいます。
定期テストは常に学年ビリで仮進級の状態なんだよ…。
中学時代の内申って本当に当てにならないね。
中学時代に内申が上がらなくて苦労した息子は、「そこの中学に通いたかったよ!」と言っていましたが、「中学が荒れていた話」を友達から聞いたところ、やっぱり通っていた中学でいいや…と言っていました。
オール5だった息子の中学時代のクラスメイト
先生受けが凄く良いと内申が上がることがあります。
なぜなら先生は内申をプラスマイナス1を付けることができる権限を持っているからです。
(テストの点数だけなら内申4を付けられるけど、提出物が全く出されていなかったら内申3を付けるしかない…等々の権限です。)
息子はオール5だったクラスメイトと英語のテストの点数が同じだったのに、息子だけ内申が3を付けられたことがありました。
息子は先生受けが悪かったので内申は常に低くつけられていました。
「提出物もちゃんと出してるし、テストの点数も同じだったのに内申が違うのが納得いかない!」と言って怒っていました。
ところがそのクラスメイトは私立高校は3校中1校しか受からず、かなりレベルを落として受けた公立高校も2校とも落ちてしまいました。
一般入試では内申相応の実力が必要となることを息子は理解したそうです。
そのクラスメイトに対してザマミロとは少しも思わないんだけどね…。
※息子の内申が低かった原因ですが、ノートに書かれた字の汚さも大きな原因だったと思います。
内申美人だった娘のノートは字が丁寧に書かれていて先生の評価も高く、息子の走り書きで何が書いてあるか全く読めないノートは、期限内に出したとしても低評価になって当たり前のものでした。
中学時代オール3で偏差値70超えだった友達
内申はとっても低いけど偏差値は高かった息子の話はこちらに書きました。↓
息子の友達で、合計内申が24(オール3以下)だけど模試の偏差値が70超えの子がいましたが、当日点のみで判断してもらえる高校ばかりを選んで受験していました。(賢い選択です)
偏差値70超えの私立高校に合格して入学したよ!
内申29で公立高校の入試の点数(110点満点)を102点を取って合格を勝ち取った友達もいました。
このように、内申と模試の偏差値がかけ離れている子は時々います。
娘の高校のオール5で偏差値55だった友達も、志望校選びではとても悩んだと言っていました。
内申と模試の偏差値に差がある子の高校選びは本当に大変です。
我が家の姉弟の偏差値は…
我が家の娘と息子は同じ塾に通い、同じ模試(全県模試)を受けていました。
中学3年生の最後の模試では息子の方が娘より偏差値が高かったのですが、なぜか内申は10も少ない状態だったので、結局娘より偏差値が低い高校に入学しました。
息子は入学した高校の受験者の最低内申を更新したと塾の先生に言われました。
高校で中学時代の合計内申の話をするとみんな驚くよ。
高校の入学者内申の平均よりかなり低いからね~。
内申と偏差値は別物です
偏差値というのは、民間の模試業者や大手進学塾が主催する実力診断テストの成績結果から算出されるものです。
内申点は、各学校が教科ごとに定める観点から評定されています。評定を行う際は、学力だけでなく、総合的な物事の考え方や勉強に取り組む際の姿勢も評価に含みます。 引用:明光義塾
偏差値とは違い、内申のつけ方は各中学によって厳しさの度合いが違います。
隣の中学は80点取れば内申5がつくけど、私が通っていた中学では90点でも内申4しかつかなかったよ。
子どもたちが通っていた中学では、内申のつける基準がかなり厳しかったとのことで、自分が持っている内申合計にプラス2足したくらいで高校選びをしても大丈夫だと、塾の先生からは言われてました。
息子はプラス2足しても全然内申が足らなかったんですけどね。
ちなみに調べてみたところ内申ごとの偏差値は以下の通りでした。
- 内申点オール3の偏差値は40~45
- 内申点オール4の偏差値は55~60
- 内申点オール5の偏差値は70~
オール3の偏差値は50くらいかな?と思っていたのでかなり低いことに驚きました。
最後に
内申をつける基準が厳しい中学と甘い中学があることが、娘の友達の話を聞いて分かりました。
受験することを考えれば、内申が高いに越したことは無いのですが、高校選びに関しては模試の偏差値を重視して判断した方が安心ですね。
受験に近くなると、どんどん内申を上げてくれる中学だったと友達から聞いたときは、娘ですら羨ましがっていました!
ただ、入学後の高校の「評定」はテストの点数がものを言いますし、大学の一般入試では完全に当日点勝負になるので、高校に入学してから内申の帳尻が合う日が来るかもしれません。
内申は中学までのものなので、高校からは本人の頑張り次第です!
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中学3年生、受験までのラスト3か月間息子に飲ませていたサプリメントです。
DHA・EPAが脳に必要と聞いて、毎日魚料理を食べさせるのは難しいな…と思い飲ませていました。
ストレス環境のサポートとして知られる「GABA」も配合されているので、私も一緒に飲んでいました。
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