高校3年生の娘と中学3年生の息子がいます。
自分の娘に対して身も蓋もない言い方になりますが…
娘は内申美人で高校に入学できました!!
高校に合格したときが「喜び」のピークでした…。
内申美人で入学した結果ですが、入学直後の実力テストの成績でそれはもう悲惨な点数と順位を取りました。
しっかりテスト勉強をしていたのにも関わらず、学年順位は320人中294位でした。
なぜ、もう少し偏差値の低い高校に入学させなかったのか…
このまま卒業までビリに近い成績を取り続けるのか…
そんな不安でいっぱいな高校生活が実力テストの結果と共に始まりました。
娘の通っている高校では、英語と数学の授業は上下クラスに分かれていましたが、当然のように全て下のクラスになりました。
クラス分けからも、クラスメイトは娘のことを「成績の悪い子」と認識されていたそうです。
「内申美人で高校に入っても、勉強について行けるのかな?」
志望校を決めるとき、そんな心配をする受験生は多いのではないでしょうか。
そんな心配している受験生のために、内申美人で入学した娘の高校生活の体験談をまとめます。
「志望校に対して内申は足りているけど偏差値が全く足りていない」
そんな悩みを持つ受験生の参考になれば幸いです。
娘の中学時代の成績
娘の中学3年生、3学期の成績は以下の通りでした。
主要五教科 国語5 数学4 社会3 理科3 英語3
副教科 技術家庭科4 美術5 音楽5 体育5 【内申合計37】
社会と英語は2に近い3です。
数学は3に近い4です。
技術家庭科はテストでは常に満点を取っていたのに「4」がつくのがいつも不思議でしたが、
娘に理由を聞いてみたところ、「先生と仲が悪いから仕方ない」と言われて納得しました。
授業態度が悪かったんだろうなぁ…。
この成績を見ると分かることですが、娘は「主要5教科で勝負できないタイプの子」です。
愛知県の公立高校の受験では【副教科を含めた9教科の内申の合計】で換算されるため、副教科の内申にかなり助けられた受験となりました。
娘の通う公立高校(進学校)の計算式では、内申1につき2点分加算されます。
なので内申27で受験するお友達と比べると内申37の娘は最初から「20点分リード」できている状態でした。
※愛知県の公立高校の入試は110点満点です。
1教科22点満点なので、20点リードできているという事は、最初から1教科分リードできている状態と同じなのです。
担任の先生が、内申が受験を助けてくれるって言ってくれたよ!!
当日点で勝負をかける実力派の子たちには、娘の内申はとても羨ましがられたそうです。
5教科の合計が娘より高いのに、副教科の点数がどうしても取れなくて、内申合計が27~30くらいになってしまったお友達は沢山いましたから。
でも内申が高いだけで実力は驚くほどなかったんですけどね。
当日点が取れる子は最強です!!
「今は受験勉強を頑張って高校に合格することしか考えられない!!」
12月に入った今、受験生の頭の中はそんな思いでいっぱいだと思います。
でも、少しだけ入学後の学校生活をイメージしてみて下さい。
高校入学はゴールではなくスタートなんです。
私は高校入学後のテストで悲惨な点数を取ってどん底の気分を味わったよ!!
上にも書きましたが、娘は「入学直後の実力テスト」は320人中294位でした。
その中でも化学は、なんと300位を取りました。
娘とは違い当日点をしっかり取ることで入学できた友達は、どの子も「入学直後の実力テスト」の成績はとても良かったそうです。
主要5教科の実力で入学できた子は最強です!!
同じ高校に入った中学時代のお友達は、入試で娘より20点多く当日点が取れた実力のある子ばかりでした。
そんな実力がある友達は、最初のテストからとても良いスタートを切ることができていました。
そして、実力が無かった娘ですが…
入学後1週間で、毎日予習・復習をしていても授業について行けない状態になっていました。
入学してたったの1週間で、授業の内容がさっぱり分からなくなったよ!
授業中先生に順番にあてられても、娘だけが答えられない状態が毎日続いたのでとても辛かったそうです。
娘のクラスメイトに同じ様に内申美人で入学した男子生徒がいましたが、やはり入学後一か月で「授業についていけなくて辛い」と言い出し、夏休み前に高校をやめてしまいました。
私よりは成績が良かったんだけどね…。
最下位になっても諦めない心
内申美人で実力が無いまま入学したため、ビリに近い順位を取ってしまった娘でしたが、コツコツと勉強を続けた結果、夏休み明けから少しずつ成績を上げることが出来ました。
9月からようやく授業が理解できるようになったよ!!
2学期に入ってようやく親子でホッとすることができました。
授業について行けるようになった詳細はこちらの記事にまとめました。↓
学年最下位になっても大丈夫!「高校一年生初めての定期テスト」
「入学後から高校の勉強をゼロスタートで頑張ろう」と聞いたことがあります。
もちろん、ゼロスタートの教科もあるのですが、英語や数学は中学時代の基礎の勉強からずっと積みあがっています。
中学時代の内申が2に近い3だった娘は、英語に関してはゼロどころかマイナススタートとなってしまいました。
そしてマイナススタートから成績を上げるために、平日は自宅に帰ってから毎日3時間机に向かう生活でした。
高校は中学時代に比べると体感的に3倍のスピードで授業が進みます。
娘のクラスメイトのように授業について行けないと言う理由で退学することのないように、志望校が実力相応である高校なのか、今一度考えてみて欲しいです。
少しでも上を目指したい気持ちも分かるけどね!!
高校では真ん中辺りの成績を取れないと、常に勉強に追われることになるので精神的に辛いです。
最後に
内申美人で「得」をするのは高校受験までです。
高校に入学してからは完全に主要教科勝負となります!!
娘はひたすら努力することで、夏休み明けから授業について行くことが出来るようになりましたが、夏休み前までは授業を聞いていても全く分からない教科がいくつもあったそうです。
化学は夏休み中に総復習するまで、授業の内容が何一つ分からない状態だったよ~
赤点取らなかったのが不思議だったね…
娘のように内申美人で合格できた生徒さんは、入学前の春休みから高校の予習を始めて良いスタートを切って下さいね!!
先取りで高校の勉強しておかないと、完全に授業について行けなくなります。
ちなみに息子は内申が低く、偏差値が高いので娘とは真逆のタイプです。
姉弟の成績を足して2で割れないものでしょうか…。
娘と息子は中学時代からずっとスタディサプリのお世話になっています!
娘と息子は中学1年生からずっとスタディサプリを続けています。
短時間で復習できるので宿題を終えた後に、毎日1~2講座見ています。
娘は高校2年生の秋から「合格特訓コース」に入ったので専属コーチに勉強のスケジュールを立ててもらい、それに沿って勉強していました。模試に関する相談もしていたそうです!
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