大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
私は自慢じゃないですがママ友の数はとっっても少ないですし、人見知りで知らない人たちの輪に入るのはストレスでしかありません。
本当に自慢じゃないね…。
そんな私ですが、今までに嫌々ながらも以下の役員をやって来ました。
- 幼稚園役員 1年間
- 小学校PTA 娘と息子2回ずつ計4年間
- 小学校支部役員 1年間
- 子ども会役員 1年間
- 中学校支部役員 1年間
- 町内会役員 組長2回・自治会保健委員
くじ引きで決まったもの、電話がかかって来て頼まれたもの、半強制的にやらなければならないもの…引き受けた経緯は様々ですが、自分からやりたくてやった役員なんて1つもありません!!
ちなみに小学校PTA役員は、娘のクラス役員決めのときに「くじ引き」で当たってしまったお母さんが泣き出したので、代わりに引き受けました。
我ながらお人良しだな~、と思いましたが、他の役員さんたちや教頭先生にとても感謝されたのでその点だけは良かったです。
そんな、誰もが引き受けたくない(ですよね?)役員ですが、どの役員もやってみるとそれなりに学べることがありました。
唯一、高校の役員はやっていないことに気づき…どんなお仕事をしているのか気になったので、周りの役員をやっているお母さんに話を聞いてまとめました。
この記事は、「役員仕事は楽しいよ!」とか「保護者同士で協力し合って学校を盛り上げて行きましょう!」的な内容ではありません。
私のように嫌々役員を引き受けたものの、始まる前にめっちゃくちゃ憂鬱になっているお母さんに読んでもらいたい内容となっています。
若い頃、履歴書に「人見知り」と書いて居酒屋の面接で落とされたことがある、役員になる度に本気で県外に引っ越しを考える、そんな私でもなんとかやって来れたので、PTAの仕事自体は誰でもできる仕事だと断言しておきます。
役員は決まった直後が一番憂鬱ですよね~!
新しい年度が始まって役員仕事が始まれば、淡々と仕事をこなして行くだけの日々になります。
心配し過ぎて考え過ぎないように、気持ちを楽にして読んでくださいね!
高校のPTA役員について話を聞いてみました!
- 娘が通っていた公立高校
- 息子が通っている公立高校
- 友人が役員をしている公立高校(2校)
- 友人が役員をしている私立高校(中高一貫校)
計5校それぞれの高校でPTA役員をやっている友達に話を聞いてみました。
高校の役員の任期は?
なんと公立高校4校全てが3年任期でPTAを続けることが条件となっていました。
(入学式後のPTA総会で任期の説明はしっかりされました)
毎年役員を決めるのは先生方も大変なのかな~。
私立の中高一貫校に通う友人は、なんと6年任期でした。
コロナ渦で子どもだけで入学式となり、その数日後、担任の先生から電話で頼まれたとのことですが、1年任期だと思って引き受けたら6年任期だった…とのことです。
6年は長過ぎない?
役員を決める日はいつ?
高校の役員の決め方ですが、娘の高校では入学式の日にアンケート用紙が配られました。
アンケート用紙には過去のPTA役員経験や役職を書く欄があり、更にその下に三択でどれかひとつに〇を付けるようになっていました。↓
①引き受けることができます
②どうしてもいない場合、引き受けることができます
③引き受けることは難しい
②どうしてもいない場合、引き受けることができます を選んだ場合、100%に近い確率で役員に決定するので、絶対に引き受けたくない人は最初から③を選んでおくことが賢明です。
引き受けたくなかったら役員経験も書かない方がいいです。
③引き受けることは難しい を選ぶ保護者しかいなかった場合は、高校に近い家から順番に先生から役員の打診の電話がかかって来ると聞きました。
娘は高校まで自転車で5分と近距離だったため、電話がかかって来たらどうしよう…とドキドキしていましたが、幸いその年は立候補者が多かったので電話はかかって来ませんでした。
息子の通う高校も役員決めはアンケート方式でしたが、歴史のある高校なので「父母の会」がしっかりあって立候補者も数多くいたため役員の打診はありませんでした。
友人が役員をしている公立高校(2校)は、入学式当日に保護者だけ体育館に集められて立候補してくれる方を募っていたそうです。
どちらの高校もPTAは人気とのことで、立候補者する方が多くいて驚いたと聞いて驚きました!
今回調べてみた高校では、全校すんなりと役員さんが決まっていたので、意外と高校でPTA役員をやりたい方は多いのかな?と思いました。
どんな仕事があるのか?
高校によって多少の違いがありますが、皆さんから聞いた主な仕事をザッと書き出してみました。
- 入学式後のPTA決めの開催
- 体育祭の手伝い(飲料提供・写真撮影など)
- 文化祭のPTAで主催するバザーや茶屋の運営
- 進路説明会などのイベント全般の受付
- バス研修の計画運営
- 謝恩会の開催
- PTA総会の開催
- 月1度の理事会の運営
- 広報誌作り
会長は、地域の会合や、学校の運営委員会の出席、高校PTAの会長会の出席等、人から見えない部分でかなり忙しいです。
ただ、その他の役員は高校ではそれほど忙しくないので、仕事でお手伝いに行けなくても全然OKとのことでした。
役員の忙しさは高校によって違います!
娘や息子の高校では、PTA役員は係りごとに分かれて活動を行うので、平役員は年に数回の活動しか無いよ、と言っていました。
野球の強豪校である友達の高校では、PTAが試合の応援やサポートに行くこともあると聞きましたが、それなりに楽しいそうです。
私立高校(中高一貫校)のPTAをやっているお友達は、年に数回、クラス単位の食事会があるとのことですが、この2年はコロナ渦で中止になっています。
コロナは困るけど、中止になったのはラッキー♪と言ってました。
何十人で集まるような食事会はあと数年は難しいかな?
イベント全般の受付
イベントの受付はPTAの中では表立った仕事となります。
体育祭・文化祭・進路説明会など部外者が入らないよう、入り口に「受付」があり生徒のクラス名と番号を伝える必要があります。
その確認のお手伝いをPTAの方たちがやってくれます。
親が参加する行事は、このように必ずPTAの方がお手伝いしている姿が見られます!
PTAは先生ができない仕事をサポートする役割を担ってくれているので、本当に有難い存在なのです。
バス研修の計画運営
私は小学校のPTAでバス研修の担当をやりましたが…計画~準備までがとても大変でした。
- 行く日にちを決め、行く場所を何カ所かピックアップする
- 参加者の人数を決める(出欠のアンケートを取る)
- 予約が取れるかお店や工場などに聞く
- お店や工場が決まったら挨拶に行く
- バス会社を手配する
参加者を募るためのチラシ作りや、お昼に行くレストランのメニューの確認、当日の時間配分など決めることはかなり多くありました。
広報誌作りの手伝い
広報誌作りは、印刷会社が決まっていて、毎年載せる内容も決まっているので仕事としては楽な方です。
行事で撮影した生徒の写真がたくさんあるので、どれを使うか選ぶのが少し大変とのことですが楽しそうですよね!
お菓子を食べながらワイワイと写真を選んで構成を決めるそうです。
多少変な構成になっていても、そこは毎年頼んでいる印刷会社さんが上手に直してくれるから安心とのことでした。
月に1度の理事会の運営
事前準備としては、理事会の書類作り・役員の名札作り・飲料の買い出しなどです。
当日の朝から机や椅子を並べたり、書類や名札を並べたりと平役員にとっては理事会そのものより裏方業務が大変です。
理事会に限らず、全ての行事で裏で準備してくれている役員さんがいます。
高校で役員をやって良かったこと
- 高校の先生とお話できる機会が増える(学校生活・進路のことなど)
- 先輩ママから進路のアドバイスなどがもらえる
進路のアドバイスに関しては、推薦などを含めて大学入試のかなり詳しい情報が、学年が上のママさんたちから教えてもらえるとのことで羨ましかったです!!
ここには書けませんが、高校の運営などの裏話もかなり聞けるのが面白そうでした。
今回話を聞いた高校5校は全て進学率100%の学校です。
進学するための情報を知りたいからPTAに立候補した保護者の方もいるのかもしれないな…と思いました。
大学受験は情報戦ですからね!
PTA役員をやると友達ができるの?
町内の子ども会の役員をやることでお母さん同士はとても仲良くなりましたが、小学校・中学校のPTAや支部をやっても知り合いが増える程度で「友達」はできませんでした。
と言うのも、私自身が学校役員はサラッとしたお付き合いをしたかったので、会ったら笑顔で挨拶する程度の付き合いに留めておいたからです。
役員会が終わったあとにランチに行ったことは一度もありません!
私のように役員会が終わるとサッと帰って行くお母さんはとても多かったので、友達ができなくても気にしなくて大丈夫です。
個人的にオススメする役職
私のオススメする役職は「書記」です。
パソコンが使える(家にパソコンやプリンターがある)ことが条件となります。
書類作りと言っても、パソコンで前のデータを日付を変えるくらいでそんなに難しいことはないです。
総会のスピーチなど表立って動くことがないので、人前で話すことが苦手な私にとってとても気楽でした。
基本的に家で作業ができるので、仕事など忙しい方にオススメします!
最後に
実はこの春から2年任期で町内会の副会長をやっています。
そんな事情もあり、3月4月と引継ぎや連日の資料作りで慌ただしく過ごしていました。
ブログを書くのが唯一の息抜きとなっていました…。
最初にも書いた通り、今まで様々な役員を引き受けて来ましたが、今回の町内会副会長が一番大変です。
「勘弁してよ~!!」なんて一人で文句を言いながら役員仕事をやっつけている毎日です。
役員仕事と言うのは、資料作りや名札作り、集会所の予約など細かい仕事を挙げたらキリがありません。
ただ、今回も役員さん仲間には恵まれたので人間関係のストレスは最小限で済んでいます。
町内の役員さんたちをまとめる役割があるので、いろんな方とお話する機会がありますが、できるだけ笑顔で接していれば皆さん笑顔で返してくれることが分かりホッとしています。
役員仕事の大変さは人間関係の良し悪しで大きく変わります。
町内会の役員はくじ引きで決まりましたが、学校の役員はアンケートや投票制で決まることが多いのですが、実は前役員さんや先生の意見も入っていると聞きました。
性格にあまりにも難がある保護者は選ばれないそうです。
なるほど…役員に困った保護者がいない訳だ…と納得しました。
もし高校のPTAに決まったら、「私は性格がいいんだ!」とポジティブに考えましょう。
しかし、PTA役員はなぜ「完全ボランティア」なんでしょうか?
どの役員も月10万くらい支給してくれればいいのに!!と本気で思います。
会長さんには月30万くらい支給して欲しいです!
私は今、副会長をやっていますが、今年度から役員のお礼金の額を大きく上げる宣言をしています。
3月・4月で時給1000円だとしたら既に10万以上は働いていますからね…。
「一体いくらもらったら役員をやりたいと思う?」と今の役員さんたちに質問してみたところ、「いくらもらってもやりたくないよ!!」と全員から即答されて笑ってしまいました。
みんな選ばれたので渋々頑張ることに決めた同士です。
自分がやれる範囲で無理なくやって行きましょう。
必要のない仕事、主婦の暇つぶし、など役員をやったことの無い人から揶揄されることもありますが、PTA役員(その他の役員も)はちゃんと学校から必要とされている仕事です。
先生からもいつも感謝されていました。
あ~、ヤダヤダ!!と言いながらお互い頑張りましょうね!
体力が年々落ちて、役員が参加する行事(お祭りなど)でヘロヘロになってしまうので、思い切って飲み始めたところ、ぐっすり眠れるようになって夕方まで動けるようになりました。