大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘は課題が多すぎる高校を自ら選んで進学しました。
私はもう少し自由な校風の高校を志望校に選ぶことをすすめていましたが、本人曰く、
「私は強制されないと勉強をやらないから、課題が多く出される方が高校がいい」とのことで、最後まで意見を変えませんでした。
15歳の私だったら課題の多い高校なんて絶対に選ばないよ…。
娘は一体誰に似たんだろう?と不思議に思ったものです。
さて、「課題の多い高校」に入って勉強を頑張った娘でしたが、いくつか失敗した点があると大学に入学してから教えてくれました。
娘は一体どんなことに対して「失敗した」と思ったのか、下にまとめます。
課題が多く出される高校に進学を迷っている受験生の参考になれば幸いです!
どのくらいの課題が出されていたのか
娘の通う高校は自称進学校でした。
自称進学校あるあるですが、とても課題が多い高校だったので授業の予習・復習に加えて、教科担当からも日々の課題を出されていました。
- 平日は予習・復習を合わせて課題を終わらせるのに最低でも3時間はかかる
- 休日は追加で「週末課題」という名前の課題が出される。
- 朝補習が週3日、英語と数学の小テスト(合格するまで再テストあり)が週に1回ずつある。
- 土曜日の午前中も補習がある。
答えを丸写しする子もいたけど、すぐに先生にバレてたよ~。
賢いお子さんなら、スラスラと問題を解いて要領良く課題を終わらせることができたはずですが…
娘は入学後すぐに高校の勉強について行けなくなったので、夜中までかけて課題を終わらせる日もありました。
授業について行けなくなった娘の話はこちらです。↓
学年最下位になっても大丈夫!「高校一年生初めての定期テスト」
娘の通っていた高校では春休み・GW・夏休み・冬休みと、長期休みはそれぞれ大量の課題が出され…
更に夏休みと冬休みは高校で行われる補習があったので、長期休みとは?と疑問に思うこともありました。
補習の予習・復習もやらないと授業について行けなくなるんだよ。
そして、長期休みのあとには毎回「課題テスト」が行われていました。
近隣にも勉強に厳しい高校がありました!
近隣でも課題が多く出される高校が何校がありました。
その高校に進学した友達と、課題を持ち寄って量を競ってみたところ「私の高校が1番課題が多かった!」と笑いながら言っていました。
課題の多さで自慢できる日が来るとは思わなかったよ!
高校の課題が多すぎて失敗したこと
自分がやりたい勉強ができない
高校3年生になり、長期休みの課題はなくなりましたが、授業後の補習が始まりました。
平日は毎日夕方6時まで授業後に補習がありました!
娘が失敗したことは、全ての補習に真面目に参加してしまったことです。
補習は全教科満遍なく行われたため、苦手な英語を集中して勉強する時間が取れませんでした。
「高校の課題や補習を真面目にこなすことが、大学受験の成功に繋がる」
娘はそう思い込んで、高校から出された課題を黙々とこなして自分で必要な勉強について考えなかったことが大学受験において大きな敗因となりました。
基礎固めが大事な高校2年生までは、大量の課題を解くことで力をつけて行くことは間違いではありません。
でも高校3年生で志望大学を決めたなら、その大学に入るために必要な勉強を自分で考え、自分で勉強の計画を立てて実行する必要があります。
ただ言われた課題をこなしているだけでは駄目なのです。
娘は出された課題に対してコツコツ努力することは出来ましたが、自ら受験情報を集めて目標を設定し、必要な勉強のための計画を立てて効率よく勉強することをしませんでした。
塾に通う暇がない
娘の通う高校では塾に通う子はとても少なかったです。
塾に通うか学校の補習を受けるかの選択になっちゃうからね…。
クラスメイトはほとんど塾に入っていなかったので、娘も塾には行かないと言いましたが、それだけでは不安だったので中学時代から入っていた「スタディサプリ」の合格特訓コースに申し込むことに決めました。
合格特訓コースで専属コーチが付いてくれたのは大正解で、有名大学(娘のコーチは東大でした)に在学中のコーチが、高校では教えてくれない復習のやり方など教えてくれたので助かりました。
娘は自ら勉強に取り組める子だったので、高校の補習には参加させず、合格特訓コースを使って苦手教科を徹底的に勉強させれば良かった…と今でも思います。
受験生の2人に1人が利用する圧倒的なわかりやすさ!まずは無料でお試し。
共通テストの結果を見て娘が思ったこと
共通テストの自己採点の結果を見て、全体的に可もなく不可もない点数だったのを見て娘は「失敗した」と言っていました。
第一志望校は社会と英語の配点が大きかったので、この2教科をもっと重点的に勉強するべきだったと後悔したそうです。
勉強時間の配分を間違えたよ。
私は何度か娘に「教科の取捨選択」について伝えて来ました。
でも、娘は話を聞いてくれず、高校の先生方に言われるがまま「全教科」の勉強をしていました。
共通テストに失敗したことでようやく気づいてくれました。
大学受験を終えて思ったこと
共通テストが終わってから、私立大学の一般入試は「自分が得意だと思う教科」だけで勝負すると決めて、その教科だけを重点的に勉強していました。
その結果、自己採点では満点近くの点数が取れたとのことで、無事に合格することができました。
夏休み辺りで、得意教科を伸ばすことにもっと注力できていれば、もう少し楽な受験ができたかもしれません。
私立大学に進学するなら全教科の勉強は必要ありませんからね…。
もし課題の少ない高校に通っていたら?
受験では英語が苦手だった娘でしたが、実は応用力が無かっただけでした。
塾講師のバイトをしていて、高校生相手に英語を教えることもありますが、教科書に載っているような基礎的な問題は全て解けるそうです。
基礎力が身に付いたのは高校の課題や補習のおかげだけどね!
応用問題が解けるようになるために、高校3年生からは自分で必要な参考書や問題集を買って勉強するべきだった、と言っていました。
最後に
トータル的に考えると、課題の多い高校を選んだことは正解だったと娘は言っています。
勉強熱心な友達もいっぱい出来たしね!
大学生になった娘ですが、大学の課題の量は、なんと高校時代の課題の量を超えているそうです。
レポートの量も半端ないとのことで…すでに単位を落としている友達も何人かいるとのことで、大量の宿題に慣れておいたのは無駄ではなかったと言っていました。
課題の取り組み方に関しては完ぺきです!
課題の多い高校を選んだ生徒さんは
「高校2年生までは課題をしっかりこなして基礎固めをする」
「高校3年生になったら自分が必要な勉強を決めて取り組む」
この2点を間違えないようにしてください。
勉強のやり方さえ間違わなければ、課題の多い高校は大学受験に強いです!
高校の宿題に忙しくて塾に行く時間が取れなかったら、自宅で出来るスタディサプリも検討してみてくださいね。