ケロケロママの娘と息子の高校受験のときは、私立高校は2学期の内申だけ、公立高校は3学期(学年末)の内申が使われました。
高校3年生の1学期までの内申がボロボロでも、2学期の内申だけしっかり取れれば私立高校の推薦がもらえるという今思えば謎な内申システムでした。
娘の友達に3年生の2学期の定期テストだけ猛勉強して内申を上げて、私立高校の推薦をもらった子がいたのですが、「賢いやり方だなぁ…!」と感心したものです。
とは言え、これは私立高校を受ける子だけが使える方法でした。
公立高校の入試では3学期(学年末)の1年間の総合内申が受験校に提出されたので、1学期からコツコツ勉強をしてしっかり内申を取り続ける必要がありました。
公立高校の上位校を受けるなら、内申と当日点どっちも大事だからね!
このように内申に関しては私立高校も公立高校も、中学3年生の1学期から頑張れば何とかなっていた「愛知県の高校受験」でしたが、令和5(2023)年度の入試から大規模な入試改革が行われました。
令和5年度の受験生である甥っ子から話を聞いてみたところ、意外な時期の内申が必要となることが分かったので下にまとめますね。
令和7年度/2025年度の入試日程
今年度の入試日程はこちらです。
【愛知県の高校】令和7年度/2025年度 入試の日程をまとめました!
私立高校の入試で使われるのは何学期の内申か?
愛知県の中学に通う甥っ子の顧問の先生からの情報です。(顧問の先生は進路指導主任です)
「私立は以前より長期間の内申を見ることになるので、中学2年生の3学期から入学願書を出すまでの期間は勉強の手を抜かないように」と顧問の先生から強めに釘を刺されたそうです。
私立高校受験者は、中学2年生の3学期の内申から必要になるかもしれないとのことで、甥っ子は2年生から勉強を頑張っているそうです。
甥っ子の通う中学では、3年生の新学期が始まってすぐに高校入試の説明会がありました。
甥っ子の通う中学で配られたプリント「令和5(2023)年度高等学校入学者選抜日程の変更に係わる対応について」に記載されていた必要カ所の文章を抜粋しました。↓
・「1学期評定」「2学期評定」「学年末評定」の3回です。
・「学年末評定」は、4月から3月までの評価を合算した評価になります。
※国公立高校・私立高校・専修学校等、合格後の連絡先には、「学年末評定」を送ります。
プリントを読んで、私立高校の評定(内申)は従来通り2学期だけが使われるのかな?と思ったのですが、高校入試説明会の話では、中学3年生の1学期からの内申が見られる可能性があると言われたとのことです。
※2022年5月に行われた説明会の情報ですので、今年度は中学の先生にご確認くださいね。
私立高校に進学希望する場合も、中学3年生の1学期からしっかり内申を取っておいた方が安心です。
私立高校のスポーツ推薦を希望する場合
部活(スポーツ)の推薦を狙っているなら、私立高校の説明会で部活体験に参加することが必須です。
高校の先生次第では夏休みから部活参加できることになり、ほぼ推薦をもらえることが確定するとのことでしたが、これは部活によって違いがあります。
(甥っ子はソフトテニスの推薦を狙っています)
1回の練習でスカウトされるなら、相当レベル高くないと無理だよね。
私立高校のスポーツ推薦の場合、高校の顧問の先生から通っている中学に連絡が来る場合と、(部活によっては)自分から部活体験に行って顧問の先生に気に入られて推薦の話をいただく場合があります。
うちの娘は中学3年生の10月に私立高校の部活の顧問の先生から中学校の教頭先生を通して「推薦」の話をいただきました。
※娘は推薦の話は断りました。
早い人なら春には推薦の話をもらっているそうです。
公立高校の入試で使われるのはいつの内申か?
今までの公立高校の受験には、3年生の3学期(学年末)の内申が必要とされていたので、1学期から3学期まで定期テストを全力で取り組む必要がありました。
1年間ずっと気が抜けなかったよ!
日程も前倒しになったので、今年度から3学期の定期テストは内申に入らないのかな?と疑問に思い、近所の高校受験生がいるお母さんに質問してみました。
一般入試の場合
一般入試に必要な内申は、中学3年生の2学期のものに変更となります。
(3学期の内申は入らないとのことです)
2学期の内申は1学期と2学期の平均値で出されます。
甥っ子の通う中学で配られたプリント「令和5(2023)年度高等学校入学者選抜日程の変更に係わる対応について」に記載されていたものを再度抜粋します。
・「1学期評定」「2学期評定」「学年末評定」の3回です。
・「学年末評定」は、4月から3月までの評価を合算した評価になります。
※国公立高校・私立高校・専修学校等、合格後の連絡先には、「学年末評定」を送ります。
このようにプリントにも1学期評定から2学期評定までを合算した評定と書かれています。
もともと3学期の評定は1~3学期の平均で出されていたので、3学期に頑張って内申を上げてもそこまで3学期の内申合計が上がることはありませんでした。
3学期の内申が使われない分、2学期の期末テストが終わったら、私立高校の一般入試に向けての勉強に全振りできます。
推薦入試の場合
推薦入試の場合は中2・中3の内申が必要となります。
中学2年生の内申も!?
令和4年度愛知県公立高等学校入学者選抜実施要項の「各種様式」の14Pに推薦書が載っているのですが、その中に「第2学年の学習成績」の欄が設けてありました。
公立高校の推薦希望者は2年生から内申を意識して勉強を頑張る必要があります!
公立高校の受験生にチャンスが増えました!
今までの公立高校では推薦入試と一般入試が同日に行われていたので、推薦入試に落ちた子は同じ高校に一般入試でリベンジすることができませんでした。
今年度は推薦入試と一般入試の日が分かれたことで受験生の負担が減り、リベンジすることもできます。
公立高校の一般入試の合格発表も3月18日前後と遅かったのが9日間早まることになったので余裕を持って入学準備に取り掛かれます。
私立高校も公立高校も入試日程が早くなるのはメリットだらけです。
最後に
うちの子たちの高校受験時とは大きく変わる今年度の入試ですが、娘は公立高校の推薦日程が早まることが羨ましい!と言っていました。
推薦なのに一般入試も受けるから両方の準備で大変だったからね。
推薦入試の準備もかなり前倒しになるので、お正月明けから中学で面接の練習が始まるのかもしれませんね。
しかし公立高校の入試の詳細ですが、もう少し早く出して欲しかったです。
内申ひとつでも全自治体で同じ方法を取るのか?中学によって変わるのかではずいぶん変わって来ますから。
どんなに制度が変わっても、受験生は全員同じ条件なので頑張るしかありません。
親は日々の食事の支度と受験の情報を集めて応援することしか出来ませんが、
お子さんが少しでも安心して勉強に集中できるよう笑顔で接してあげてください。
結局残っていくのは「本物」だけです
「受験」という厳しい世界で頑張っている子どもたちのために、自宅にも勉強環境を整えてあげたくてスタディサプリを申し込みました。
娘が中学1年生から始めたスタディサプリでしたが、息子が高校を卒業するまでの約9年間お世話になりました。
2週間の無料体験ができるので、気になる方は夏休み中に試してみてください。