高校入試で「定員内不合格」という言葉を聞いたことはありますか?
「定員内不合格」とは、”生徒数が募集定員に満たなくても”その中の何人かを不合格にすることなのですが、
文部科学省が発表している調査書によれば、愛知県の高校では「定員内不合格」は原則として出していません。

定員内不合格を出していないなら、定員割れした高校を受ければ100%合格できるってことだよね?

そのはずなんだけど、令和6年度の二次募集で不合格者が4人もいたんだよ。
調べてみたところ、「愛知県の高校は二次募集で不合格者は出ない」という意見と「合格基準点を下回っていたら不合格になる」という2つの意見がありました。
愛知県の二次募集(定員割れした高校)は絶対に不合格者は出さないのか?
それとも、高校ごとの合格基準点を下回れば不合格者を出すのか?
この記事では愛知県の「定員内不合格」について詳しくまとめました。
愛知県の公立高校は「定員内不合格」を絶対に出さない?
令和8年2月17日改新版の文部科学省が出した資料によれば、愛知県は「定員内不合格」は原則として出していないと書かれています。
⇒ 令和7年度 高等学校入学者選抜の改善等に関する状況調査(公立高等学校)
資料のP26「志願者数が定員に満たない場合の対応等」の「ア文書、口頭、申し合わせ等により、原則として定員内不合格を出さないよう取り扱っている」の欄に〇が付いています。

愛知県は「原則、定員内不合格を出さないこと」を校長会で周知していると書かれているよ。
二次募集で不合格者がいるのはなぜ?
令和2年度から令和7年度までの二次募集の不合格者数を調べてました。
令和6.7年度はこちらの資料を参考にしています。
⇒ 令和7年度愛知県公立高等学校入学者選抜の実施結果(PDF)

8ページの「9 第2次選抜」に不合格者数が記載されているよ。
| 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | |
| 二次募集人員 | 1580人 | 2693人 | 2734人 | 2339人 | 2059人 | 2410人 |
| 志願者数 | 75 | 21 | 36 | 75 | 87 | 52 |
| 合格者数 | 75 | 19 | 36 | 74 | 83 | 49 |
| 不合格者数 | 0 | 2 | 0 | 1 | 4 | 3 |

このように、年度によって不合格者は出ています。
ただ、探してみたのですが「不合格になった理由」が書かれている資料は見つかりませんでした。
願書は出したけど、体調不良等の理由で入試を受けなかった
私立の二次募集に合格できたので、公立の二次募集は受けなかった、等の理由も考えられます。

定員内不合格を出さないという決まりがあっても、入試を受けてない人を合格させることはできないから不合格者が出たのかもね。
公立高校の入試で不合格になる理由
公立高校の一般選抜では以下の理由で不合格になることがあります。
- 入試の結果が合格基準点に達していない場合
- 面接や書類審査で不適切な行動や態度が見られた場合

合格基準点がある一般選抜より、「原則として定員内不合格を出さない」二次募集を受けた方が確実に高校に合格できるってことだよね?

その通りなんだけど、行きたい高校で二次募集があるとは限らないよ。
二次募集で不合格になる理由は?
文部科学省の令和5年度の資料に書かれているのですが、愛知県の公立高校の令和5年度以降の二次募集では不合格者は原則として出していません。
なので「定員内不合格」を出さない愛知県の二次募集では、得点によるもの「いわゆる足切り」による不合格者はいないはずです。
ただ、以下のような理由があれば不合格になる可能性はあります。
- 入試で不正をした人
- 補導歴があることを隠して受験した人
- ”配慮が必要な人”で高校側に設備がなく、それを分かっていた上で受験した人

一般選抜と同じで、面接や書類審査で不適切な行動や態度が見られた人は不合格になる可能性があります。
二次募集は答案用紙に名前を書けば合格できる?
足切りによる不合格者は出ないなら、不正をせずに答案用紙に名前を書いて試験さえ受ければ合格できるんでしょ?と、分不相応なレベルの高校に願書を出そうとする人もいるかもしれません。

内申がオール1で入試で点数が取れなくても、二次募集しているオール3の高校を受ければ確実に合格できるんだよね?

現状の制度ではそうなるんだけど、入学してから授業について行ける見込みがある高校を受けるよう中学側から指導が入るはずだよ。
基本的に中学の先生方は「受ければ合格できるから」という理由だけで、どこでも好きな高校を受けさせるような無責任な進路指導はしません。
なぜなら高校は義務教育ではないので、自分のレベルに見合っていない高校に入って授業について行けなくなり単位が取れなくて退学になる、それを一番恐れているからです。
なので二次募集の願書を出す際に、中学の先生方と保護者と受験生本人の話し合いの場が設けられ、慎重に志望校を決めることになります。
最後に
令和8年度入試の二次募集について
3月12日(木曜日)全日制第2次選抜出願受付締切後の志願者数
3月13日(金曜日)全日制第2次選抜志願変更後の志願者数

ところで私は定員内不合格を必ずしも悪だと思いません。
なぜなら、娘と息子の高校時代の同級生が、入学して1カ月も経たないうちに「授業について行けなくて辛い」と言って自主退学してしまったからです。
なので定員内不合格がないから!と分不相応な高校を受けるのではなく、入学してから無理せず授業について行ける実力相応の高校を受けて欲しいな…と思います。

高校で赤点を取ると大変だからね…。
残っていくのは「本物」だけです
息子は高校英語の文法は関先生の講座と市販の単語帳と模試教材を使うことで、高校2年生の一学期に英検2級、高校3年生の2学期に準一級に合格することができました。
娘と息子は大学受験(私立・国立の一般入試)が全て終わるまでスタディサプリを「学校の教科書、参考書」と併用して使っていました。 心からおすすめできる教材です。

