大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
我が家の子どもたちの通塾歴は以下のとおりです。
娘は中学3年生の春休み明けから、個人塾で英語と数学を1年間習いました。
高校は早朝と放課後に補習を行ってくれたので、塾や予備校には一切通いませんでした。
※塾には通わなかったのですがスタディサプリの「大学受験コース」に2年生の秋から受講していました。↓
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息子は中学1年生の春から個人塾で英語と数学と理科を3年間習いました。
高校1年生現在は塾や予備校には通っていません。
※中学時代からずっとスタディサプリの「スタンダードコース」を受講しています。
高校受験の結果ですが、娘の方がワンランク偏差値の高い高校に進学しました。
息子には娘の3倍以上の塾代をかけたんですけどね。
娘と息子の高校受験が終わった今ようやく分かったことですが、娘に塾は必要なく、息子には塾は絶対に必要でした。
今回は、娘より成績が伸びなかったのに息子には塾が必要だったと思った理由についてまとめます。
お子さんを塾に通わせているけれど、成績が伸びないので辞めさせようか?と迷っている保護者の方の参考になれば幸いです。
娘に塾が必要なかった理由
娘に塾が必要なかった理由は、「自分で危機感を感じてコツコツ勉強が出来る子」だったからです。
自分がやるべき勉強を分かっている子でした!
娘自身も「受験のための塾は私には必要なかった」と、高校受験が終わったあとに言っていたそうです。
勉強面での塾の必要性は特に感じなかったそうですが、毎日自習室を使えたことがとても助かったそうです。
平日は中学から帰ってから毎日夜9時半まで自習室で勉強していたよ!
自習室だけで塾代の元を取っていたよね。
娘の場合、近所に「中学生向けの有料自習室」があれば、塾ではなくそちらに通わせてたと思います。
大学受験時も予備校ではなく有料自習室を探したのですが、家から電車で20分以上離れた場所にしかなかったので断念しました。
高校の自習室が夜10時頃まで使えたら良かったんだけどなぁ。
先生が家に帰れなくなっちゃうよ…。
息子に塾が必要だった理由
息子に塾が必要だった理由は、3つあります。
- 毎日勉強する習慣が身に着いていなかったこと
- 自分がやるべき勉強を分かっていなかったこと
- 自分の実力を全く把握していなかったこと
息子が「自分の実力を把握していなかった」理由は、テストの点数を常に高い方向で勘違いしていたからです。
80点だと思ったら60点しか取れてなかったよ…。
息子の場合、塾で成績を上げて欲しい気持ちより、毎日勉強する習慣を身に付けて欲しい気持ちで通わせていました。
同級生が勉強を頑張っている姿を見て刺激を受けて欲しかったんです!
塾に3年間通わせても息子の成績はずっと横ばい状態でした。
どんなに良い自転車を買い与えても、本人が自分の意志で漕がなければ前に進まないのと一緒で、勉強も自分の意志を持って取り組まない限り、どんなカリキュラムを組んでくれる塾に入れたとしても成績は上がりません。
息子は約3年間、塾で受け身の勉強をし続けた結果、テストの点数は伸びず内申も上がらず、第一志望にしていた私立高校に落ちました。
「第一志望校不合格」と言う痛い目に遭ったことで、初めて息子は自分の勉強に対する姿勢について反省しました。
そして中学3年生のラスト2か月になってから初めて「必死」になって受験勉強を始めました。
塾の先生たちが自習中も勉強を教えてくれたんだよ!
息子が塾に通うことで成績が上がることは最後までありませんでしたが、強制的にでも勉強する時間があったこと、誰もが無理だと言っていた志望校に対して最後まで応援してくれた先生がいたこと、この2点は通って良かったと本人も言ってました。
最後まで塾に通わなかった友達
娘が中学1年生のときの最初の中間テストで、学年順位1位から10位までの子は全員塾には入っていないと聞いた時はとても驚きました。
なぜなら、娘の通う中学校では学年の約9割以上の子が中学1年生になる前から何かしらの塾に通っていたからです。
中学3年生になったら学年のほぼ全員に近い生徒が塾に通っていたよ!
そんな「塾に通って当たり前」な状況でしたが、学年1位を常に取っていた友達だけは最後まで塾には通わず、県内トップの公立高校に進学しました。
大学受験でも塾に通わず、県内トップ大学に進学したんだよ!
教科書の隅々まで覚える努力を常にしていた友達でした!
塾を3年生の途中でやめた息子の友達
中学3年生になってから、何年も通い続けて来た塾を辞める友達が何人かいました。
理由は「塾に通っていても成績が上がらないから」でした。
別の塾に変えたり家庭教師を付けたりしていましたが友達の成績は全く上がることはありませんでした。
結局「受け身」の勉強姿勢が直らないことにはどこの塾に入っても同じです。
塾を変えるのではなく、本人の意識を変えなければならないのですがこれは大変難しいです…。
うちの息子の場合、憧れの私立高校に落ちるという痛い目に遭ったことで初めて勉強に対する意識が変わりました。
中学1年生の時点で、勉強に対して少々痛い目に遭っておけば良かったのかな…と今になって思います。
我が家の塾選び
娘が中学3年生になる前に、大手の学習塾の入塾試験を受けさせました。
無事合格して入塾できることになったので私は通わせるつもりでいましたが、その塾は成績順に席に座る決まりがあったので娘は「絶対に行かない!」と言いました。
なんで私の成績を塾のみんなに公開しないといけないの!?
家で話し合ったのですが「同じ中学の同級生だらけの塾には行きたくない!」との一点張りだったので、仕方なく他の塾を探すことにしました。
いくつかの塾を検討した結果、家の近くにある個別塾が一番雰囲気が良かったので、そこに行くことが決まりました。
家から徒歩5分の塾です。
娘の場合、自習室に毎日通ったので家の近くの塾に通わせて大正解でした!
そして息子も迷うことなく同じ塾に入れました!
家から近い塾に入れる場合、どうしても同じ中学の同級生が多くなりますが、先に通っている生徒たちの性格も通塾するかの判断材料にして下さい。
娘の同級生はたまたま勉強熱心な子が揃っていて毎日自習に通っていましたが、息子の同級生は勉強をサボりたい子が揃っていて、自習室に通う子も少なかったです。
周りの影響を受けやすい子は、「真面目な子が多く通う塾」を探すことをお勧めします。
塾の先生に聞けば、同じ中学の同級生の名前を教えてくれますよ。
塾講師のアルバイトをしている娘
娘は中学時代お世話になっていた個別塾の先生からのスカウトを受けて、今年の春から塾講師のアルバイトを始めました。
娘から塾講師目線の話を聞くことができます!
娘が塾講師をやっていて一番困る生徒は「質問してくれない生徒」とのことです。
個別塾なので個人のペースで勉強を進めるのですが、数学など分からない問題があると30分くらいジーッとプリントを眺めて授業が終わってしまう生徒がいて困るとのことでした。
娘が一人の生徒に教えていて、「さてどこまで解けたかな?」と他の生徒の確認をしに行くと、一問も解けていない状態の子がときどきいるとのことで…
授業時間も残り少ないと「一問も解けてない!!」と焦ってしまうそうです。
分からないところは遠慮せずにどんどん質問してねって何度も声かけてるんだけどね。
私はてっきり「寝てしまう生徒」が一番困るのかな?と思っていたので「質問しない生徒」の方が困ると言うのは意外でした。
ちなみに「寝てしまう生徒」はあまり困らないそうです。(起こせばいいだけ!と言ってました)
娘曰く、1コマ90分の授業なので、まだ中学生だと途中で集中力が切れてウトウトしてしまうのは仕方がないとのことです。
時々ウトウトするくらいならほぼ全員しているよ!部活終わりに来て疲れている子もいるからね。
「生徒が寝ていたら上手に起こして勉強させるのが塾の先生の仕事!」と言ってました。
最後に
現時点では、愛知県の場合は「私立高校は中学3年生の2学期」「公立高校は中学3年生の3学期」の成績が受験する際に必要となります。
※2023年から中学2年生の成績も考慮されるとのことです!
中学1年生の間で本人にあまりにやる気が見られなかったら、私なら一旦塾は辞めさせます。
うちの息子は中学3年生の2月の私立高校の受験で痛い目を見たことでようやく「勉強をやらなければならない」ことが分かりましたが、正直遅すぎました。
中学1年生で塾を辞めることで、成績がどん底になって痛い目に合ったとしても、本人がやる気さえ出せば、まだ成績を取り戻すことは可能です。
中学1年生の夏休み明けに塾を辞めて、中学3年生で同じ塾に入り直すお友達も何人かいたので、途中でやめること自体は珍しいことではありません。
ただ、中学3年生の夏休み以降でしたら成績が上がっていなくても、勉強時間を作るために塾に通わせます。
中学3年生で成績が現状維持できていると言う事は、周りに合わせて勉強を頑張れていると言うことですからね。
中学3年生では現状維持することが大変なんだよ!
しかし勉強の話題になると、どうしても息子のことを悪く書いてしまいがちです。
一応息子をフォローしておくと…勉強に対しては娘のような上昇志向が見当たらない息子ですが、高校生になってから部活をとても頑張っています。
同級生のチームメイトたちとはとても仲が良くて、先輩たちにも可愛がられています!
家の手伝いもしっかりしてくれる息子です!
本当に成績アップが望める教材です!
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。
なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を見て来たからです!
家計が苦しい中で努力を重ねているお子さんなら、塾に行かなくてもスタディサプリだけで公立高校の上位校に入ることが可能です。
実際、塾との相性がとても悪かった息子は、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強中心に切り替えたところ、模試の偏差値は順調に上がって当日点も8割を超える得点を取ることができました。
スタディサプリを使うコツは、分からない単元は1.5倍速にして繰り返し何度も視聴することとのことです。
都道府県別の公立高校対策講座もあるから、入試の前にやっておくといいよ!
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