愛知県の私立高校の推薦入試は、基本的に合格させるために行われます。
なので「落ちることはまずない」と言われておりますが、うちの子どもたちの周りで落ちた子は2人ほどいました。
ひとりは娘の同級生で、推薦入試当日に電車を乗り間違えて、試験の時間に間に合わず遅刻したことで不合格。
(遅刻の連絡が高校側に入っていなかったので中学に「生徒が来ていません」と連絡があり、途中で事故にあったのかと心配して先生方が探しに行くほど大騒ぎになったそうです)
もうひとりは息子の同級生で、推薦入試で行われたテストで2科目どちらも0点を取ったことで不合格になったと本人が言っていたそうです。

0点を取ったことで再審査対象となって中学に連絡が入ったんだって。
どれだけ合格率が高い入試でも、このように落ちてしまう人はいます。

100%合格が決まっているなら「入試」とは呼ばないからね。
この記事では、愛知県の私立高校の推薦入試に不合格になったらどうするべきかまとめました。

いざという時のお守り代わりに読んでもらえれば幸いです。
私立高校の推薦入試に落ちたらすぐにやるべきこと
私立高校の推薦入試の不合格通知が自宅に届いたら、すぐに担任の先生に連絡して下さい。
※ 推薦入試の「不合格」の連絡は中学にも入りますので、不合格通知が届くより先に先生から連絡が来るかもしれません。

私立高校に進学を希望するのなら落ち込んでいる暇はありません。
私立高校に進学したいのなら、推薦入試に落ちても一般入試を受けることが可能です。
私立高校の一般入試を受けるなら、不合格通知が届いたその日のうちに出願するほどの急ぎのスケジュールとなります。
基本WEBで出願することになりますが、3校出願するなら入力にそれなりの時間がかかります。
受験料の振り込みも同日中になるので、お子さんだけでは作業することはできません。
出願と入金の手続きで忙しくなるので、保護者の方は仕事を休む必要があります。
私立高校の一般入試に出願すると決めた場合
2026年の私立高校の入試日程を例にあげます。
2026年1月15~16日が 私立高校推薦・特色入試の合格発表です。

2026年1月16日正午までに受験者及び中学校へ通知が入りますが、不合格の場合は早めに通知が届きます。
2026年1月9~16日 私立高校一般入試の願書締切です。
このように、16日に私立高校の推薦の不合格通知が届いたら、その日のうちに私立高校の一般入試の出願をしなければ間に合いません。
私立高校の推薦に不合格になった場合の志望校の選び方
推薦入試で落ちた高校をもう一度チャレンジしようと一般入試を受けたとしても、合格する確率はとても低いです。

不合格になった私立高校よりレベルを下げた高校を受けるように、中学の先生から指導されるはずです。
ただ愛知県では私立高校の一般入試は3校まで受けることができるので、確実に合格できる高校を2校出願すれば、同じ高校にチャレンジすることを許してもらえるかもしれません。
私立高校の一般入試は1月21・22・23なので、推薦入試に落ちた数日後すぐに一般入試を受けることになります。
試験当日まで繰り返し過去問を解いて出題傾向に慣れておきましょう。
公立高校の一般選抜に出願すると決めた場合

公立高校の一般入試の出願は、私立高校の一般入試の合否が出た次の週からになります。
私立高校の推薦に不合格になった時点で、公立高校の推薦は決まっているので、公立高校を受けるなら一般選抜を受けることになります。
<令和8(2026)年度 公立高校一般選抜スケジュール>
- 一般選抜願書受付 2026年2月6日(金)~2月16日(月)
- 学力検査 2026年2月25日(水)
- 合格発表 2026年3月10日(火)
私立高校・公立高校の二次募集に申し込む場合

私立高校・公立高校に全て落ちてしまった人は、二次募集に申し込むことが可能です。
※1校だけでも受かっていたら二次募集には申し込むことはできません。
私立高校は人気校でも二次募集が出ることがあります。
私立高校の二次募集は愛知県私学協会の公式ホームページで発表されます。
私立高校の二次募集を受ける際の注意点です。
詳しくは、私学協会の実施要項および、各校の2次募集案内をご確認ください。
公立高校の二次募集は、平均偏差値より低く”名古屋市外の高校”が多いのですが、募集校はかなり多くあります。
2026年の公立高校の二次募集の日程は発表され次第、こちらに追記します。
推薦入試で不合格者が出た私立高校は?
塾の先生に聞いた、過去の推薦入試で不合格になった生徒がいた私立高校はこちらです。
- 愛知高校
- 椙山女学園高校
- 中京大中京高校
- 名古屋高校
- 滝高校
この5校は、子どもたちの通っていた中学では、主要5教科が合計20以上ないと推薦はもらえない人気校です。

滝高校の推薦はオール5の友達がもらっていたよ!
こちらの5校の私立高校の推薦がもらえる生徒さんは、一般入試でも十分に戦える実力を持っている優秀な人ばかりです。
もし不合格になっても、必要以上にレベルを落として受験をすることがないように、
悔いが残らない志望校の選択をしてくださいね。
入試当日に親ができること
私は子どもたちの高校受験・大学受験の日は、試験が始まる時間までいつでもスマホを取れる状態にしていました。
電車の遅延などで動けなくなったら、すぐに車を出して迎えに行く準備をしていました。
うちのすぐ近所の高校では、毎年受験日に送り迎えをしている保護者の方の姿を見かけます。
校門まで迎えに来ている親御さんの姿を見て、ホッとした表情で駆け寄って行く中学生の姿も見かけます。
親が高校まで付き添ったり送り迎えをすることを「過保護」だと言う人もいるのですが、お子さんが大事な受験日に安心できるのなら、いくらでも過保護になってあげてくださいね。

受験は人生の中で、何度もない大事な日です。
最後に
高校受験では、中学校の先生から「集合時間の30分前に教室に入っておくように」と指導されます。
開始時間ではなく集合時間の30分前に到着しなければならないので、受験当日、子どもたちはかなり早い時間に家を出発しました。

40分前には高校に到着したけど、教室の半分くらいの生徒が席に座っていたよ。
息子に至っては、なんと校門が開く30分前に到着したとのことで…「友達と高校の周りを散策していた」そうです。

歩くことで緊張がほぐれたと言っていたので結果オーライでしたが、寒い日に外を歩き回るのはあまりおすすめしません…。
ところでうちの息子は第一志望にしていた私立高校に不合格になっています。
最終的に第二志望校公立高校に入学したのですが、部活に勉強にとても充実した3年間を過ごしました。
お子さんが行くべき高校は必ず見つかりますので、全力で応援してあげてくださいね!