令和4年度の調査によると、全国の高等学校における中途退学者数は43,401人とのことです。
全国の人数だと多いのか少ないのか、分かり辛いのですが…
調べてみたところ、令和4年度の愛知県内の高校の中途退学率は1.3%となっていたので、約100人に1人の割合で高校を中途退学していることが分かりました。

2~3クラスに1人が中途退学していることになり、決して少ない人数ではありません。
この記事では、娘と息子の通っていた高校のクラスメイトの「中途退学した理由」と、高校を中途退学しないために中学生のあいだにやっておくことについてまとめます。
高校を中途退学した理由は?
参考資料⇒令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
※最新年度の調査結果が発表され次第追記します。
高校を中途退学する大きな理由は以下になります。
(中途退学者1人につき、主たる理由を一つ選択したものです)
- 学校生活 学業不適応
- 進路変更
- 学業不振
- 病気 けが・死亡
- 家庭の事情
- 問題行動等
- 経済的理由
- その他
娘のクラスメイトが中途退学した理由は?
娘の通っていた高校は、卒業までに4人の同級生が中途退学しました。

理由は「学校生活 学業不適応」と「学業不振」だったよ。
4人中3人が「学業不振」で留年となり、春休み中(3月いっぱい)で中途退学しました。
友達は誰にも話すことなく高校を退学したので、新学期、クラス分けで友達の名前が見つからなかったことに娘はショックを受けていました。
「留年になった生徒のほとんどが退学を選ぶ」と先生が言っていたのですが、娘の高校では本当にその通りでした。
息子のクラスメイトが中退した理由は?
息子の通っていた高校では、3年間で5人の同級生が中途退学しました。

理由は「学校生活 学業不適応」と「進路変更」だったよ。
息子の仲良しの友達は「進路変更」を理由に3月いっぱいで中途退学をして、4月から公立の通信制高校に転入し、有名私立大学にAO入試で合格して現在大学生活を満喫しています。
友達は英検準1級を持っていて、大学も英語系の学部を選び受験しました。
学校の成績も決して悪くはなかったのですが、一年生のときからやめたいと言い続けていたとのことで「高校の校風が合わなかったんだろうなぁ」と息子は言っていました。
問題行動等で中途退学になった場合
問題行動等(喫煙や飲酒など)を起こして停学処分になってしまった場合の記事はこちらです。
「高校生活」停学処分になっても大学に進学することはできるのか?
中途退学を防ぐために中学生のあいだにやっておくこと
「病気 けが・死亡」「家庭の事情」「経済的理由」は本人の努力だけでは防ぎようがありませんが…

「学校生活 学業不適応」「進路変更」「学業不振」は前もって調べておくことで防げる可能性があります。
「こんなに厳しい学校とは知らなかった」⇒学校生活 学業不適応
「普通科ではなく○○科に入ればよかった」⇒進路変更
「勉強についていけない」「授業に興味を持てない」⇒学業不振
これらは全て高校をやめた同級生が実際に言っていたセリフです。
このようなセリフを言って中途退学して行くのを防ぐためには、中学生のあいだに色んな学校の説明会や体験会に参加しておくことです。
中学の先生や塾の先生の教えてくれる高校情報は古いことも多々あるので、最新の高校情報を手に入れるためにも、ぜひ「学校説明会」に参加してください。
説明会で在校生に質問すれば、学校の雰囲気や宿題の量など詳しく教えてもらえます。
娘は先生ではなく、お手伝いに来ていた在校生に質問していました。

普通科以外の興味のある学科も一通り回っておいた方がいいよ。
息子の話になりますが、2020年のコロナ渦の受験生だったので、学校説明会の開始は秋以降と遅く、定期考査と日程が重なっていたこと、定員が埋まっていたことで行くことができませんでした。
息子は「普通科」か「国際科」の二択で迷っていたのですが、塾の先生から大学の選択肢が増えるのは普通科だと言われ、自分では深く調べないまま普通科の高校を選択してしまったのですが、大きな間違いでした。
息子が最初に行きたいと言っていた高校の「国際科」は留学など格安で行けるシステムがあり、英語の授業が想像以上に充実していて、行きたい県外の大学の指定校も持っていました。
息子が国際科に入っていたら、今とは全然違う進路(大学)を選んでいたかもしれません。

少々勉強時間を削ってでも説明会に行っておくべきだったと後悔しています。
中途退学する生徒が多い高校
令和4年度の愛知県内の高校の中途退学率は1.3%と書きましたが、これは県内の高校全体の平均なので、高校によって退学率は違います。
昨今の少子化によって入試倍率が大きく下がっている高校を「今なら自分の成績でも入れる!」と受けていざ入学すると、勉強が厳し過ぎてついて行けず留年⇒退学する人もいます。
特に管理教育をする高校は、どのくらいの勉強量が必要なのか?しっかり調べておきましょう。

課題や補習の量が多すぎてついて行けなくなる生徒もいるからね。

定員割れしているからって理由で、安易に「実力以上の高校」を選ばないようにしてね。
ところで退学率は「定員数から卒業生で割り出した数」で出しています。

高校在学中に留学して卒業が1年遅れた生徒も退学率に含まれています。
最後に
「自分の成績に見合った高校を選んで、きちんと卒業することが大事」と誰もが分かっています。

高校を選んでいるときに「卒業できなかったこと」まで考える人はいませんよね。
ただ、自分なりに詳しく調べて入った高校でも、入学前は考えもしなかった理由で「中途退学」することもあります。
もし高校を中途退学することになってしまっても悲観することはありません。
なぜなら、娘と息子の通っていた高校で中途退学した同級生のほとんどが現在大学生になっているからです。

通信制の高校に入らずに「高卒認定試験」を受けて大学受験をした友達もいたよ!




