大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘は中学ではバレー部に所属していました。
公式戦では常に2~3回戦で敗退していたので、特に強い部活ではありませんでしたが、中学3年生の夏休み明けに、バレーボールの強豪校(私立高校)からスカウトの話が来ました。
スポーツの特待生ではなく、受験して入学した後バレー部に入って欲しいとのことでした!!
ただバレー部に入って欲しいだけの話だったよね~
放課後、チームメイトと2人で校長室に呼ばれ一通り話を聞いたのですが、娘からは「断って欲しい」と言われたので、その通りにしました。
もう一人の子は話を聞いたあと、その高校に入学しました。
この時期、娘以外にも何人かの同級生がスポーツ推薦のスカウトの話をもらっていました。
親としては子どもがやりたいことを応援したい気持ちはありますが、怪我をしたら?
高校を出た後の進路は?など、とにかく心配は尽きませんよね。
娘の周りにスポーツ推薦を受けた友達が5人いたので、今回はそれぞれの高校部活中から引退後の話までをまとめます。
部活で高校を選ぼうか悩んでいる中学生、そして保護者の方の参考になれば幸いです!!
部活で進学した友達
バレーボール強豪校に入学したAちゃん
娘のチームメイトでバレーボールの強豪校に入ったAちゃんでしたが、膝を痛めたりと怪我は絶えなかったのですが、最終的にキャプテンを任されていました。
顧問の先生は「全国」を狙っていたそうですが、Aちゃんの代では残念ながら達成されず引退となりました。
私立高校だったので付属の大学に進学して、看護師になる勉強をしています。
バレーボールは高校いっぱいでやめて、大学では違うスポーツサークルに入り楽しんでいるそうです。
膝や腰を痛めたからバレーは続けられなかったんだって!!
バレーボール強豪校に入学したBちゃん
Aちゃんとは違うバレーボールの強豪校に入ったBちゃんでしたが、部員の人数がとても多かったのでレギュラー争いでとにかく大変そうでした。
一部の部員の不満から顧問の先生が辞めさせられたり…部活内の人間関係はとても大変だったそうです。
Bちゃんは高校の成績がとても良かったので、推薦で大学に進学しました。
Aちゃん同様、バレー部には入らず、別のスポーツサークルに入ったそうです。
高校でバレーボールはやり尽くしたんだって!!
公立高校(バレーボール)Cちゃん
県大会常連校の公立高校に進んだCちゃん。
とても尊敬できる監督がいるのが進学する決め手になったそうです。
偏差値がとても高い高校でしたが、勉強を頑張って一般入試で入りました。
勉強もスポーツも出来るって凄い!!
ただ、中学時代からとにかく怪我の多かったCちゃん…。
高校でも、ほとんどの期間「捻挫」「じん帯を切る」と言った大きな怪我をして半分以上部活に出られないまま終わってしまいました。
一番残念だったのは途中で顧問の先生が他校に行ってしまったことです。
公立高校の先生は移動があるからね…
Cちゃんは大学に進学して理学療法士を目指して勉強を頑張っています。
自分自身、怪我が多かったことから、同じ様に身体が動かない人の手助けをしたいと考えているそうです。
Cちゃんも大学ではバレーボールは続けませんでした。
公立高校(野球)Dくん
野球で進学を考える子はどこの中学でも一人はいますよね!!
早い子は中学2年生の時にでスカウトされるんだって!!
野球の強い公立高校に進学したDくん。
学校まで遠いので、朝練がある日は始発に乗って学校に通っていたそうです。
ただ、残念ながらコロナ渦で最後の公式戦は無くなってしまいました。
当時はかなり落ち込んでいましたが、その後勉強を頑張って私立大学に入学し、大学で野球を続けています。
高校の教師になる夢を持っているそうで、勉強も頑張っていると言ってました。
私立高校(サッカー)Eくん
小学校の頃からサッカーを習っていたEくんは、サッカーのスポーツ推薦で私立高校に進学しました。
ただ、かなりの強豪校だったこともあり、3年間一度もレギュラーになれず…
高校2年生の時に「やめたい」と親に相談したそうですが、猛反対され続けることとなりました。
高校では成績も伸びず、付属の大学に上がりましたが評定が足りなかったため希望する学部には入れなかったそうです。
大学ではサッカーは続けていませんし、大学の勉強もつまらないと言ってサボり勝ちとのことです。
Eくんの話を聞いて、スポーツ推薦で高校を選ぶのはそれなりの覚悟がいるんだな、と改めて考えさせられました。
娘がスポーツ推薦を断った理由
バレーボールの強豪校の先生が「是非バレー部に来て欲しい」と言われましたが、娘はきっぱり断りました。
断った一番の理由は、高校では部活より勉強を頑張りたいと思っていたからです。
行きたい大学があるから高校では勉強中心に頑張りたいの!!
実は断った二番目の理由を後から教えてくれました。
強豪校の先生に娘が「高校まで遠いので電車を乗り継いで行くことになるので朝練に間に合わないと思います」と伝えたところ、
「○○さん(娘の名前)は上手なので朝練に出る必要はありません」
「春高に出場するために来年入る1年生を育てようと思っています」
「今の高校1年生のバレー部員には全く期待していません」
と次々に言われて、私はこの先生とは合わないな…と思い断ることに決めたそうです。
私だけ朝練に出なくてOKなんて待遇は絶対に嫌だったからね~
私は「行きたかったら全力で応援するよ」とだけ伝えていましたが、かなり遠方にある私立高校だったので娘が断ってくれてホッとしました(笑)
あれから3年経ちましたが、こちらの高校はまだ春高に行っていません。
高校3年生とコロナ渦
娘が高校3年生の時はコロナ渦による休校で、春から予定していた公式戦はどれも中止になりました。
- 全国高等学校総合体育大会中止
- 全国中学校体育大会中止
- 全日本吹奏楽コンクール中止
文化部の大会も中止が相次ぎました。
全ての部活の3年生は不完全燃焼のままの引退となりました…
上に書いた「部活で進学した友達」はもちろん、高校3年生の娘と中学3年生の息子も泣いていました。
普通に公式戦に参加して、負けて悔し泣きしながら顧問の先生や後輩たちと最後の写真を撮る。
そんな当たり前のことが出来なかった学年でした。
娘から部活で高校に進学を決めた子たちの「進路」を聞くことができましたが、ほとんどの子が前向きに将来に向かって勉強を頑張っている様子が分かって嬉しかったです。
Eくんも、これからどれだけでもやり直すことはできるのです!!
今後も予期せぬことで部活が中止になるかもしれません。
部活以外にも何でもいいから「学びたいこと」を見つけておくことをおすすめします。
最後に
どんな進路を選んだとしても、後悔することはあるはずです。
部活を優先させて進学することに対して様々な意見がありますが、結局のところ「正解」はありません。
娘の友達の話でも、ひとりとして同じ状況の子はいませんでしたから…。
私が唯一やめた方がいいと思うのは、「勉強から逃げる」ためにスポーツ推薦を受けることです。
私立高校にサッカーで進学したEくんがそれでした…
勉強でも部活でも、何かひとつだけでも打ち込めるものを見つけて進学できる子は、実はとても少ないんじゃないかな?
私個人の意見としては部活で進学するのは「あり」です!!
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