娘はこの春、大学3年生になったのですが、同じ学部の友達同士でも『一週間の時間割』の忙しさにかなりの違いがあることが分かりました。
平日3日しか授業が入っていない友達もいれば、月曜から土曜まで授業が入っている友達もいるんだよ!
同じ学部なのにどうしてそんなにコマ数が違うの?
コマ数の違いですが、学びたい内容、取りたい資格で大きく違いが出ます。
- 単位ギリギリで卒業できればOKと考えて、在学中は何の資格も取らない人
- 教職課程を履修している人
- 教職課程と他にも大きな資格取得を目指して履修している人
1.の人は時間割がスカスカで全休の日が1~2日あるのですが、
2.の人は週5でしっかり授業が入っていて、
3.の人は週6で授業に入っている状態とのことです。
この話を娘から聞いて、大学は学びたい人が学ぶ場所なんだな、と改めて思いました。
娘の話では、週5~6で授業が入っていて忙しい人ほど大学をサボらず、単位ギリギリしか取っていない人の方が授業をサボる傾向にあるそうです。
代返を頼まれるのは、単位ギリギリしか取っていない子ばかりだよ。
娘は2.に該当するので、平日は毎日授業が3~4コマ入っていますが、朝家を出て行ったあと真面目に授業に出ているのかどうかまでは分かりません。
娘を信用するしかありません。
ふと「親が大学の授業にサボらずしっかり出ているか確認する方法ってあるのかな?」と思ったので調べてみることにしました。
なぜ大学をサボって欲しくないのか?
大学生なんだからサボって単位を落としたのなら、再履修させればいいだけでしょ?
そう言われれば確かにその通りなのですが、親として一番困るのは『大学をサボり過ぎて単位を落として留年』することなんです!
留年すると半年から1年分余計に学費を払う必要があるので、かなり痛い出費になります。
このように、学費を負担する親の視点に立つと、子どもがきちんと大学に通っているか確認する手段を持ちたいと思うことは普通のことだと感じます。
先日娘からこう言われて、「親が欠席を把握しておく必要がある子もいるなぁ」と思いました。
3年生に上がる時点で留年が決まった友達がいるんだよ!
3年生までに取らなければならない単位が取れなかったんだね…。
大学の欠席状況を親が確認する方法
留年が決定する前に、親が「大学の欠席状況」を確認できると安心ですね!
欠席状況を確認する方法は大学によって違います。
お子さんが通っている大学でどのような確認方法があるのか知りたい方は、大学の公式サイトで調べるか、大学の事務局に直接問い合わせて聞いてみてください。
学生証を磁気カードにして読み取り、コンピュータで出欠を作成する大学
ひどい出欠状況の場合は本人に事情を聴いたり、父兄に連絡するなどのサービスを行っている大学もあります。
欠席回数、授業数まで載っている成績表が郵送で送られてくる大学
娘が通っている大学は、親宛に『成績通知書』が送られて来るのですが、単位数の集計(卒業要件に必要な単位数など)や各教科の評価は載っているのですが、欠席日数は載っていません。
「成績通知書ならびに修学状況に関してご不明な点がありましたら、教務事務室・教学事務室の学部担当者へお問い合わせください」
と電話番号も書かれているので、問い合わせたら各担当教員が教えてくれるのだと思います。
大学の事務は各講義の出欠を細かく管理してないことが多く、教員が個別に管理していて、必要な時点で報告する形式とのことです。
別の大学に通っている友達は、単位を落とすと『落とした理由』についてアルファベットが付けられるから、出席日数不足だとすぐにバレるって言ってたよ。
単位を落として留年が決まった友達
高校まで優等生で、有名大学に進学した友達から「単位を落として留年が決まった」と連絡が入ったの。
大学進学を期にひとり暮らしを始めた友達でしたが、親元を離れた寂しさから大学の友達に誘われるがまま夜遊びをするようになり…
昼夜逆転して生活リズムが狂ったことで授業をサボるようになり、出席日数が足りなくなり単位を大量に落としてしまったそうです。
文科省は2/3以上の出席がないと単位を認定してはいけないという指導をしています。
15回に対して10回出席しないと単位を出してはいけないので、5回が欠席許容の最大値ということになるのですが、2/3ちょうどというのは2/3以上に入らないと勘違いして解釈している教員もいるそうです。
このように欠席日数は教員の判断によっても変わるので、最初の授業で確認しておくことをお勧めします。
部活の大会の欠席を公欠扱いにしてくれる先生と、してくれない先生がいるから、先に確認しておくといいよ!
サボり癖は社会に出たら治るのか?
ここからはちょっと厳しめに書きます!
「大学生で社会に出るのはまだまだ先だしサボり癖とかも社会に出たら自然と治るだろう」
この考えは非常に危険です。
サボり癖(習慣)はなかなか変えられるものではありません。
学生時代のサボり癖が抜けず、会社に毎日のように遅刻して来る人は何人もいましたから、大学生の今のうちから意識して自己管理しておくことをお勧めします。
「5回講義を休んだらアウトなら4回までなら許される」
この考えも早いうちに改めた方がいいです。
周りに同じ考えで休んでいる友達がいるのなら、なおのこと周りに流されず「自分だけは自己管理できる立派な大人」としての自覚を持って行動してみてくださいね。
最後に
娘が大学に入学する前に、私立大学の授業料を講義数で割ると、講義1コマ4000円程度になる話をしました。
※私立大学の理系だと講義1コマ5000円程度かかります。
それを念頭において、どう過ごすか考えて欲しいと伝えました。
1回授業をサボると4000円大学に寄付することになるんだねぇ。
大学をサボりがちな人は、もしかしたら本当にやりたい勉強ができていないのかもしれませんね。
お子さんがまだ高校生でしたら、この本を読んでおくことをお勧めします。