大学１年生の娘と高校１年生の息子がいます。
１年前、子どもたちはダブル受験生でした。
息子の通っていた中学では、毎年何人かの「優秀な卒業生」が呼ばれて、受験生である中学３年生に向けて受験体験談を話してくれました。
県内トップ高校に入学した「優秀な先輩」たちは、中学時代の勉強法について熱く語ってくれましたが、優秀にはほど遠い成績の息子(笑)にはあまり参考にならなかったそうです。
偏差値７０の高校に行った先輩の受験体験談を聞かされてもね～
娘の通っていた高校でも、「優秀な大学に進学した先輩」たちの合格体験記が毎年４月になると配られていました。
合格体験記の中には勉強法や受験に対する心構えなど書かれていましたが、大抵は高校の先生方に対しての感謝の言葉で締めくくられていました。
読んでいて頑張ろうとは思えたけど、勉強法は人それぞれだからねぇ
このように、受験生になると「合格体験記」を読んだり・聞かされたりする機会は増えます。
ただ、先輩方の「受験の成功体験談」を聞かされた子どもたちの感想は「自分には当てはまらいよね？」ということだけでした。
先輩方が優秀過ぎるのも「当てはまらない」と思った原因でした。
ある日ふと、看護学生が書いたの国家試験の「不合格体験記」を読みました。
そこには不合格になった原因が赤裸々に書かれていて、受験生になった子どもたちに必要なのは「反面教師の存在」だ！！とようやく気づくことができました。
今回は「不合格体験記」を読むことで学べることについてまとめます。
不合格体験記を読んで学べること
「この勉強法を実践したら偏差値が２０上がりました！」「この塾の指導のおかげで合格することができました！」
そんな内容が綴られている合格体験記は予備校のチラシなどにも載っています。
努力して合格を勝ち取ったこと自体は素晴らしいのですが、勉強法や合格するパターンは千差万別なので、読んでいても「凄いな～」という感想だけで終わってました。
元々の偏差値や、得意科目・不得意科目も人によって違いますからね！！
ある日「不合格体験記」を読んでいたところ、あることに気づきました。
それは「不合格になる子の勉強法などのパターンは共通している」と言うことです。
- 娯楽の誘惑に負けてしまったこと
- 昼夜逆転してしまったこと
- 色んな参考書を買い過ぎてしまったこと
不合格体験記にはそんなことが多く書かれていて、何より「不合格になってしまった」事実があることで、思い当たる節が多い息子にはまさに反面教師となっていました。
効率の悪い勉強をしたことで失敗した話も多く書かれているので、息子は「自分も同じ勉強法をしていたから気づくことが出来て良かった」と言っていました。
合格体験記と一緒に不合格体験記も作るべきだね～
そう言えばうちは娘も息子も「不合格」を体験しているので、体験記を書くことができます(笑)
普通の成績の子の体験記も役に立つかもしれませんね！！
読んだ方がいい合格体験記とは？
学校内の先輩方の合格体験記は読んでおくべきです！！
特にその先輩と同じ大学を志す場合は、使用した参考書や受験に対する具体的な情報が書かれていることが多いのでとても参考になります。
入学した後の勉強についても書いてくれると助かるなぁ
娘は大学に入学してから想像以上に勉強が大変なことに驚いたそうで、レポートや小テストがこんなに沢山あることを前もって知っておきたかった…と言っていました。
娘は高校時代より勉強が忙しいとのことです…
レポートやテストなどの忙しさは大学や学部によっても違うので、先輩方の入学後の勉強についての体験談があれば、在校生の子たちの進路選びに役立ちますよね。
おすすめの不合格体験記
本屋さんで受験のノウハウの本を探しても、商業的に書かれている「成功談」の本ばかり置いてあります。
そんな中で、中学受験で第一志望に不合格になった話が書かれている本を読んだことを思い出したので探してみました！！が、とても良い本なのになぜか廃版でした…。
Amazonでは中古品のみの取り扱いになっています。↓
ちなみに「不合格体験記」と検索すると沢山の記事がヒットします。
「不合格体験記・理系」など自分と似た境遇にある記事を探して読んでみて下さい！！
私が読んで参考になったのは、看護学生が後輩に向けて書いた「不合格体験記」です。
反省点で書かれていることは、全ての受験生の参考になるのではないでしょうか。
当たり前ですが看護師は国家試験に合格しなければ就職できないんですよね。
実技もあるし、看護師さんになるのも大変だね！！
最後に
合格体験記に載っている「うまく行った勉強法」は自分に当てはまるとは限りません。
得意教科・不得意教科、家で勉強したいのか・外で勉強したいのか
そんな違いでも勉強法は違います。
その点、不合格体験記に載っている「間違った勉強法」は自分の勉強法がまだ確立できていない子にとってかなり役に立ちます。
「机に向かってただ手を動かして勉強すればいい」だけではないことを不合格になった体験から教えてくれます。
そして危機感を持つことができます！！
誰しもが第一志望校に合格できるわけではない、読んでいるとそんな現実も見えたりしますが、不合格になったからこそ学べることも多くあります。
合格体験記と同じくらい不合格体験記も読んでみて下さいね！！
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娘は合格特訓コースに入っていましたが、専属のコーチに勉強法も教えてもらっていました！！
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