「愛知県の高校入試」令和8年度入試

【愛知県の私立高校入試】一般入試ではどのくらい多くの合格者を出しているのか?

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2025年1月18日に私学協会のホームページで私立高校の倍率が発表されました。

⇒こちらです。私立高校(全日制)志願状況一覧表

「名城大付」「大成」「滝」を一般入試で受ける受験生は、倍率が10倍を超えているので不安になっていたのではないでしょうか?

この記事では、私立高校の一般入試ではどのくらい多く合格者を出しているのかまとめました。

ケロケロママ
ケロケロママ

愛知県の私立高校の一般入試を受ける受験生の参考になれば幸いです。

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「私立高校(全日制)志願状況一覧表」に載っている倍率について

「私立高校(全日制)志願状況一覧表」に載っている志願者数は、一般、推薦含めた数となっています。

令和7年度の愛知高校の募集人員は男女366人でした。
募集要項によれば、愛知高校の推薦枠は50%なので、募集人員のうち約180人がすでに推薦で決まっていることになります。

※推薦入試の合格者数は発表されていないので、あくまで予測です。

むすこ
むすこ

募集人員が約180人だったら、一般入試の倍率は更に上がるってことだよね?

愛知高校の推薦入学者が約180人決まっていると仮定すると、一般入試の枠も約180人になるので息子の言う通り志願状況一覧表に載っている倍率より「一般入試の倍率」は上がります。

ただここで言う「一般入試の倍率」は、定員に対する受験者の数です。

私立高校では一般入試の合格者数を定員ギリギリの人数出している訳ではありません。

なぜなら公立高校に合格したら私立高校の合格を辞退する人がほとんどだからです。

ケロケロママ
ケロケロママ

そのような理由から、私立高校は定員の5倍~10倍程度の合格者数を出していると言われています。

滝高校の合格者数

合格者数がはっきり分かれば「本当の倍率」が分かるのですが、残念ながら愛知県内のほとんどの高校で合格者数は公にされていません。

ですが調べてみたところ滝高校は毎年合格者数を発表していたので、本当の倍率を知ることができました。

⇒ 滝高校公式ホームページ「入学試験結果」

入学試験結果の合格者を見ると、令和7年度の実質倍率は1.75倍、募集人員に対して5倍もの合格者を出しています。

むすこ
むすこ

令和7年度の私立高校(全日制)志願状況一覧表に載っている倍率は10.4倍になっていたけど、実質倍率は1.75倍とかなり低いんだね。

※滝高校はA受験(合格したら必ず入学するという一般入試)や帰国子女枠が2割程度、推薦入試枠が2割程度ありますが、推薦でも不合格者を出す高校です。ホームページに掲載されている合格者数と倍率は偽りのないそのままの数字です。

私立高校の「戻り率」とは?

私立高校の一般入試を受ける受験者のほとんどが「併願受験」をします。
併願受験した人は私立に受かっていても、公立に合格すれば公立に入学します。

併願受験した人の中で実際に私立に入学する人はほんの一部です。

ケロケロママ
ケロケロママ

私立の一般入試の合格者の中で実際の入学者がどれだけいるかの割合を「戻り率」と言います。

私立を併願する人の「戻り率」は通常で10~20%ぐらいと言われていますが、戻り率が10%の高校なら実際に欲しい人数の10倍程度の合格者を出しています。

偏差値70を超える滝高校ですら辞退者が多く、4~6倍程度の合格者を出しているので、難易度が低い高校ほど合格者は多く出していると考えられます。

むすこ
むすこ

滝高校より偏差値が高い東海高校の合格者も多くの人が辞退して旭丘高校に進学するって塾の先生が言ってたよ。

愛知県内の中堅私立高校ほど定員割れしている?

愛知県は私立高校を3校まで受けることができます。

もしうちの子が一般入試で「滝高校」「名古屋高校」「愛知高校」と受けて全て合格したら、滑り止めとして「滝高校」を選びます。

むすこ
むすこ

受けた中で一番偏差値の高い高校を滑り止めに選ぶ人が多いよね。

ケロケロママ
ケロケロママ

このように、公立の試験が始まる前から私立高校の辞退者は出ています。

辞退される可能性が高い(つまり偏差値が低めの)私立高校ほど合格者を多く出しているので、「私立高校(全日制)志願状況一覧表」に載っている倍率を見て必要以上に怖がる必要はありません。

ところで愛知県内の倍率が5倍以上ある「中堅私立高校」でも定員割れしているところがあると聞きました。

50%~80%を推薦入試で入学させているにも関わらず「戻り率」が低いと定員割れしてしまうんだと驚きました。

私立高校では、定員割れしても学生の質をある程度保つために二次募集を行わないところもあるそうです。

最後に

「私立高校(全日制)志願状況一覧表」に載っている倍率は、以下の3つの理由で確かな数字ではありません。

  • 志願者数に推薦・特色・一般入試が含まれている
  • 推薦・特色入試で何人合格したのかが分からない
  • 一般入試では,定員以上に合格者を出している

募集要項で志望する高校の推薦枠は約50%となっていても、推薦の希望者が多ければ50%以上の合格者を出し、その結果一般入試の合格者は少なくしているところもあるはずです。

むすこ
むすこ

結局のところ、私立高校の一般入試の実質倍率は私立高校の先生しか分からないんだね。

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