高校3年生の娘と中学3年生の息子がいます。
ダブル受験生です!!
受験って当たり前なのですが、受かる子もいれば落ちる子もいますよね。
2人とも受かった場合は一緒に大喜びをすればいいのですが、問題なのはどちらか片方だけが落ちてしまった場合です。
「一体何て声をかけたらいいんだろう…?」と本当に悩みますよね…。
今回は「受験に不合格になった友達」に対してかける言葉を、娘の体験談を元にまとめます。
仲良しの友達が受験に失敗して、かける言葉に迷っている方の参考になれば幸いです!!
娘のお友達のKちゃん
約3年前の娘の高校入試の日の話です。
娘は公立高校の筆記試験が終わって帰宅して、最低限の荷物を置くとすぐさま塾へ出かけて行きました。
塾で友達と一緒に自己採点する約束をしていたそうです。
自己採点すれば、おおよその合否は分かるので家で一人で採点するのは怖かったそうです。
塾に到着すると、すでに机に座って自己採点を始めている友達が沢山いたそうです。
みんな黙々と採点し…必死で合計点を数えていました。
教室の中はとても静かで鉛筆の音だけが響いていたよ。
そんな静かな教室で、娘の友達のKちゃんが突然ガタッと立ち上がり
「落ちました」
と言い、そのまま声を上げて泣き出したそうです。
娘と2人の友達が泣いているKちゃんの隣に行き、そっと背中や腕をさすったりしていましたが、全員無言のまま何も声はかけなかったそうです。
かける言葉がひとつも見つからなかったの…。
娘も友達もKちゃんの気持ちが分かっているからこそ、何も声がかけられず傍にいることしか出来なかったと言っていました。
泣いていたKちゃんは先生に別室に連れて行かれ、その日はお母さんが迎えに来て帰って行きました。
その後ずっと連絡がない状態が続きましたが…高校1年生の夏休みに県立図書館の自習室で偶然再会したそうです。
Kちゃんはとても元気だったとのことで、「一緒にお昼ご飯を食べたんだよ!!」と娘は嬉しそうに話してくれました。
第一志望校の高校に落ちたKちゃんの話はこちらに書きました。↓
不合格になって泣いているKちゃんに慰めの言葉をかける必要はありませんでした。
ただ黙って傍にいた娘たちの行動は正解でした。
娘と同じ高校を目指していたNちゃん
娘と同じ高校を目指していたNちゃんは、残念ながら不合格となってしまいました。
入試が終わって自宅で自己採点をした後、「いっぱい応援してくれたのにごめんなさい」
と泣きながら親に頭を下げたそうです。
頭を下げる必要なんてないんですけどね…。
親に「不合格になった」と報告をする瞬間が子どもにとっては一番辛いのかもしれません。
合格発表の当日、Nちゃんのお母さんからLINEで「やっぱり不合格だったよ」と連絡をもらったので、「受験お疲れ様。落ち着いたらまたお茶しようね」と返信しました。
数か月後、Nちゃんのお母さんから「お茶しよう!!」と連絡が入ったので久しぶりに会って話すことができました。
Nちゃんは、第二志望の高校で友達が沢山できて楽しく過ごしているとのことでした。
落ちてからは親子でしばらくの間かなり落ち込んでいましたが、時間が解決してくれたそうです。
焦らずに気持ちが落ち着くことを待つことも大事ですね。
受験後にかけて欲しい言葉とは?
受験に落ちた本人は、どんな言葉をかけられても「嬉しくなる」ことは決してありません。
励ましの言葉より、
- 受験お疲れ様
- またご飯に行こうね
など状況に応じて一言だけ声をかけて、後はそっとしておくことが一番大事です。
立ち直るためには時間が必要ですから…。
繰り返しますが無理に慰めの言葉をかける必要はありません。
「いつでも連絡してね」とだけを伝えて下さい。
言われて悲しかった言葉
「また次頑張ればいいよ!!」
これは私が大きな資格試験に落ちたときに、実際に言われて悲しくなった言葉です。
次っていつあるのよ?と思いました…。
受験とは関係ないですが…
今年はコロナ渦で引退試合となるはずだった部活の大会が、次々と中止になりました。
「大会の中止」が決定したとき子どもたちが言われて傷ついた言葉です。
- 命の方が大事だから仕方ないよね
- 高校でまた部活に入って大会に出ればいいよ
- 受験生なんだから、前向きに気持ちを切り替えて頑張りなさい
息子は帰宅して「言われなくても分かってるんだよ!!」と言って布団の中で泣いていました。
大会が中止になって残念だったね、と言って欲しかったんだと思います。
総体中止か…
絶対に総体はあってほしいと願いつつ、心のどこかでは、なくなるかもな…と思ってた。
もちろん悔しい。高校最後の大会だったんだから。
でも、今まで辛い練習も試合も仲間と乗り越えてきた。それが無駄になることは無いと私は信じてる。
だから高校3年生のみんな。泣くな。#総体中止
— 茶色のこびん (@Chairokobin0840) April 26, 2020
娘も最後の試合が無くなった連絡が来て泣いていました。
そして「赤の他人」の無責任な言葉に何度も傷ついていました。
たとえ正論だとしても、言葉は時に暴力になります。
私は自分から声はかけず、子どもたちが好きなご飯を作りひたすら愚痴の聞き役に徹しました。
当事者にしか分からない気持ちってありますよね。
最後に
落ち込んでいる相手に、慰めるための言葉を一生懸命に探す必要はありません。
何を言っても「無責任な他人の言葉」になってしまうからです。
それよりも傍にいて、愚痴でも弱音でも全て肯定して聞いてあげることが大事です。
泣いている子の傍にいるのは自分も辛いんですけどね…。
そうだね、悔しかったね、と子どもの気持ちに寄りそってあげて下さい。
娘の高校受験が終わった今だから言えることですが、第一志望校に落ちたところで人生は何も変わりません。
高校はただの「入れ物」で、その入れ物の中で本人がどれだけ努力したかが大事です。
上に書いたKちゃん・Nちゃんは高校生活を目一杯楽しみ、勉強を一生懸命頑張り、2人ともこの秋に第一志望の大学の推薦が決まりました。
受験勉強を一生懸命頑張った子だったら、どこの高校に入っても大丈夫です!!
息子も「大丈夫」と思えるくらい、受験勉強を頑張って欲しいです!!
コーヒーにリラックス効果があるのはご存じですか?
砂糖とミルクをたっぷり入れたコーヒーを飲みながら、娘と受験校について話し合っています。
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娘はモカが大のお気に入りです。
コーヒーには集中力が高められる効果もあるので、勉強を頑張っている受験生には特にオススメします^^♪