突然成績の話になりますが、息子の中学三年生最後の内申はオール3でした。
中学2年生までの授業態度の悪さや提出物を出さなかったことがが足を引っ張り…、中学3年生になってから少しでも評価を上げようと本人なりに努力しましたが、最後まで内申は上がりませんでした。
一般的に平均的な中学に通う「オール3」の子の偏差値は45前後とのことです。
ですが、オール3だった息子は偏差値55の公立高校に合格することができました。
この記事では、オール3の成績で選ぶことができる高校と、息子が偏差値55の公立高校に合格することができた理由についてまとめます。
この記事が受験生の参考になれば幸いです。
※この記事に書かれている偏差値は全て愛知全県模試を参考にしています。
オール3の生徒が行ける高校の偏差値は?
最初にも書きましたが、一般的にオール3の子の偏差値は45前後とのことです。
平均ど真ん中で偏差値50くらいなのかな?と思っていたのですが、それよりも下でした。
息子が通っていた公立中学校では、3年生の2学期にオール3(内申合計27)あれば、偏差値44~48辺りの私立高校の推薦をもらうことが出来ました。
実際、息子の周りのオール3(±1)くらいだった友達7人中5人が、偏差値44~48辺りの私立高校の推薦をもらって進学しました。
実は息子も、偏差値44~48辺りの私立高校の推薦を担任の先生から勧められましたが、本人が行きたい高校ではなかったので断りました。
※担任の先生からは息子の実力以上の高校だから、推薦で入った方がいいと何度も説得されました。
ちなみに、息子の通っていた中学では偏差値50~55辺りの私立高校だと内申合計が32以上は必要でした。
息子の行きたい私立高校は偏差値57以上だったので推薦をもらうためには内申合計が36以上は必要でした。
最後の模試の判定で合格率88%だったので「当たって砕けろ!」と偏差値57の私立高校をチャレンジ受験させたのですが、残念ながら不合格となりました。
入試の自己採点では「点数だけなら合格圏内」と塾の先生に言われていたので、内申に泣かされた私立高校の受験となりました。
幸い、滑り止めにしていた偏差値48の私立高校には合格することができました。
不合格通知を見て涙目になっていた息子が笑顔になったのでホッとしました。
合格の文字を見て本当に嬉しかったよ!
内申を見られる私立高校の場合、オール3だと偏差値48辺りを受けるのが妥当なんだな、と思いました。
当日点を重視する私立高校もあります
大学受験の一般入試のように、愛知県内には当日点しか見ない私立高校が存在します。
見ないと言いながら、内申の最低ラインはあるんでしょ?
そんな風に思っていましたが、息子の友達で「内申合計24」の子が、当日点一発勝負と言われている偏差値70の私立高校に合格したので、当日点だけしか見ていない高校は実在しました…。
そこまで疑わなくても…。
ちなみに、偏差値70の高校に合格できる実力がありながら、内申合計が24だった理由を息子に聞いてみたところ、「授業中ず~っと寝ていたからだね!」とのことでした。
授業中にずっと寝ていたら内申低く付けられても仕方ないね。
その友達はとても賢く、高校でも授業を聞いているだけで内容が理解できます。
暗記も1回見ただけで完璧にできてしまうギフテッドタイプの子で、高校に入ってからも「休憩時間に必死で勉強しているクラスメイトの気持ちが全く分からない」と言っていました。
一度で良いからそんなセリフ言ってみたいよ!
息子とはずっと仲良しで、今年の春、県内トップ私立大学の医学部に合格したと報告をもらいました!
共通テストに遅刻したと聞いたときはハラハラしましたが、さすが!と感心しました。
オール3の息子が偏差値55の高校に合格できた理由
オール3の息子が偏差値55の高校に合格できた理由は、「中学の内申」と「模試の偏差値」にかなりの開きがあったからです。
塾の先生に「内申書き間違えていませんか?」と電話がかかって来たことが何度もありました。
息子の模試の偏差値は低ければ55、高ければ60くらいあったので、塾の先生からは「中学の先生受けが相当悪いんだね…」と同情されました。
中学で何やらかしたの?って聞かれたよ。
このように同じ内申がオール3でも、模試の偏差値は驚くほど違いがある場合があります。
主要教科4科目4、1科目3で、副教科がオール2の内申合計27と、副教科オール4で主要教科4科目2、1科目1の内申合計27では入試の実力は全く異なります。
息子の公立高校の受験エピソード
息子の志望校を塾の先生に伝えたところ、「塾内で合格した生徒の最低内申は29で、それ以下で合格した生徒はデータには載っていません」と言われました。
中学の担任の先生からは「息子さんの内申では合格することはできません」と断言されました。
内申が低すぎるという理由で、どちらの先生からも志望校は反対されました。
息子は志望校の受験者の平均内申より6低かったので、先生方が反対する気持ちはよく分かりました。
模試の偏差値は十分に足りていても私立高校のように結局また内申が足を引っ張るのか…と落ち込みました。
ただ、息子は「当日点を取って合格してみせるよ!」と謎の自信を持っていたので、私から担任の先生と塾の先生の両方に頼み込んでチャレンジ受験させました。
その結果、塾内の最高得点を取って合格することができました。
友達の公立高校の受験エピソード
息子の塾の友達で、受験者の平均内申が37の高校に、内申29で受験に挑んだ友達がいましたが、当日点を110点中102点取って合格しました!
100点超えって愛知県のトップ校レベルだよね?
公立高校を受験する際に「内申」は大きな加点要素となりますが、このように当日点をしっかり取れる実力がある子なら、内申平均より低くても挑戦してみる価値はあります。
最後に
改めてオール3の子が行ける高校のレベルをまとめます。
●内申を重視する私立高校の場合だと、偏差値44~48辺りの高校が受験する子が多いです。
●公立高校だと、内申が実力相応の子は偏差値45辺りの高校を受けていましたが、上にも書いた通り「当日点次第」でもあります。
偏差値だけではなく、高校の倍率も大きく関係しています。
ただこれは、愛知県の平均的なレベルの中学で主要5教科が全て3を取っている場合です。
副教科を中心に内申合計を27まで上げている場合、もう少し下の偏差値の高校を選ぶことになります。
ただ私立でも公立でも、それ以上の偏差値の高校に挑戦することはもちろん可能です。
私立にチャレンジ受験するなら当日点だけで勝負できる高校を選んでね!
「内申」に高校を決められてしまう悔しさは痛いほどよく分かります。
息子も「あと3つ内申が上がっていれば合格できたのかな…」と私立高校の不合格通知を見ながら泣いていました。
でも、決まってしまった内申について後悔していても何も始まりません。
自分の持っている内申と偏差値で行ける高校を前向きに探すしかないのです。
偏差値44~48辺りで行きたい私立高校があれば中学の推薦をもらうのもありですし、息子のように当日点で勝負することに決めて一般入試で戦うという道もあります。
「当日点をしっかり取れる実力がある子なら、内申平均より低くても挑戦してみる価値はあります」と書きましたが…
実際のところ合格発表まで眠れなくなるほど不安でしたし、息子も合格発表を見る瞬間はマウスを持つ手がカタカタと震えるほど緊張していました。
経験上チャレンジ受験を勧めることはできません。受験生本人が後悔することのない志望校・受験方法を選んでくださいね。
本当に成績アップが望める教材です!
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。
なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を見て来たからです。
塾との相性がとても悪かった息子は、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強に切り替えたところ、模試の偏差値は順調に上がり、公立高校の当日点を8割取ることができました。
スタディサプリを使うコツは、分からない単元は1.5倍速にして繰り返し何度も視聴することだと息子は言っています。
都道府県別の公立高校対策講座もあるから、入試の前にやっておくといいよ!
学習する意欲があるお子さんにとって「もっともコストパフォーマンスが高い教材」であることは間違いありません。
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