「大学生なのに無遅刻無欠席で授業を受けているなんて真面目だね」
…と、娘は同じ大学の友達から言われたそうです。
友達から、単位を取れるギリギリまで休めばいいのにって言われたよ。
娘の周りでは、「大学の授業にしっかり出ている真面目な人」と「代返を頼んで大学を休んでばかりいる人」に分かれています。(真ん中がいない感じです)
卒業さえできればOKと考えるなら、「真面目な人」が損をしているように思われますが、大学3年生~4年生の就活で、この2組に大きな違いが現れました。
大学を欠席することで就活でどのような違いが現れたのか?娘の体験談を元にまとめます。
大学の欠席が多いと就活で不利になる?
結論から先に書きますが、「欠席日数」が多いだけなら就活で不利にはなりません。
欠席理由はどうとでも言い訳できるからね。
欠席日数が多いことが影響するのは就活ではなく、大学の成績です。
大学の成績の付け方は担当教員によって違いがありますが、レポートや試験の点数、授業態度が、まったく同じ人がいた場合、多く出席した方が高い評価がつくことが多いです。
成績は就職活動でも使用することがあるので、その場合は就活に影響します。
成績証明書を提出する会社もあります
企業はどうやって学生の成績を調べるの?
大学で発行される成績証明書を提出することで成績が分かるんだよ。
娘は就活で10社以上受けましたが、成績証明書の提出を選考時に求められたのは5社で、全て大手企業でした。
どのタイミングで成績証明書を提出するのか?
提出するタイミングは企業によって違います。
友達は内定後に提出していたけど、私は書類審査のときに提出したよ。
<娘が受けた企業の選考フロー>
- 企業へのエントリー
- エントリーシート・履歴書の提出 ← 成績証明書の提出(娘)
- 筆記試験・適性検査
- 一次面接
- 二次面接(グループディスカッション)
- 三次面接
- 最終面接
- 内定
娘が受けた企業では「2.エントリーシート・履歴書の提出」の段階で成績証明書の提出を求められていました。
娘はこちらの問題集を使ってSPIの勉強をしていました。
成績証明書に記載されていること
成績証明書の書式は大学ごとに違います。
私の大学の成績証明書には出席日数は書かれていないけど、友達の大学は書かれているんだって。
全大学で書式を統一してもらいたいような、そうでもないような…。
基本的に成績証明書は、どんな科目を取ったか、どのような評価か(A,B,C,D,E,Fなど)が書かれています。
大学を卒業できる見込みはあるか、履歴書に虚偽がないか、など確認するためにも提出を求められることがあります。
成績が悪かったら選考から落とされる?
企業は成績証明書の成績だけを見て合否を判断することはありません。
ただ、娘が内定をいただいた企業は成績証明書の提出が早かったので、GPA(大学の成績)も多少は見られていたかも…と言っていました。
なぜなら同じ学部の友達も娘と同じ企業を受けて、書類審査で落とされていたからです。
友達は毎学期、単位を落としまくっていてGPAが2以下だったの。
大学の担当教員の中には、成績の付け方が厳しい先生と緩い先生がいます。
「極端に単位を落としまくっている訳ではなかったら、GPAは気にしなくて大丈夫!」と娘が言っていました。
最後に
欠席日数が大学の成績に影響すると書きましたが、2回くらい休んでも評価はさほど変わらないと思います。
私も部活の大会で2回休んだ教科があったけどAをもらえたこともあったからね。
出席日数よりテストを重視して成績をつける先生もいます。
ところで娘の大学の友達は、教職課程を追加で履修している人が多く、3年生までは殆ど空きコマが無い状態で授業がパンパンに入っていましたが、授業をサボる人はいませんでした。
娘たちは、授業で忙しい合間に就活をがんばって希望通りの就職をしていました。
真面目な人は就活も真面目に取り組んでいました。
ところが教職課程を履修していなくて空きコマだらけの学生の方が、なぜか就活の動き出しが遅く、あまり聞いたことがない会社に就職していました。
暇な人の方が動き出しが遅いって不思議だね。
就職エージェントに登録して、プロの力を借りて就活を乗り切りましょう!