大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。
突然ですが、一人暮らしって向き不向きがあります。
娘の大学の友達には、一人暮らしをしている人が多くいますが、中には驚くほど「一人暮らしに向いていない人」がいます。
- 料理ができない
- 掃除ができない
この2つは「一人暮らしに向いていない」理由には入っていません。
料理は栄養バランスを考えてお弁当やお惣菜を購入すれば良いですし、掃除は「汚部屋」になるレベルでなければ、他人に迷惑をかけることは無いので大丈夫です。
では一体、他のどのような理由があって「一人暮らしに向いていない」と思うのか?
娘の友達の話を中心に詳しくまとめます。
この記事が、春から一人暮らしを始めるお子さんを心配している保護者の方の参考になれば幸いです。
一人暮らしに向いていない友達
すぐ上にも書きましたが、「料理」「掃除」は一人暮らしを始めたばかりの大学生ならできなくて当然です。
家事は少しづつ覚えて行けば大丈夫です。
娘の大学の友達で「一人暮らしに向いていない人」は以下の3つが当てはまります。
- 自己管理能力がとても低い
- お金の管理ができない
- ひとりの時間を楽しめない
ひとつずつ詳しく説明するね!
自己管理能力がとても低い
生活面の自己管理能力がとても低い友達がいます。
- 朝ひとりで起きることができない
- 寝坊をするのに夜更かしをしてしまう
- 大学のサボり癖がある
元々勉強のやる気が薄い友達なのかな…?と思っていたのですが、隣の県でTOP3に入る高校出身で、一年生の前期は学部で一位の成績を取って表彰されていたと聞いて驚きました。
そんな優秀な友達が、何で大学をサボるようになったの?
一人暮らしを始めてから「朝ひとりで起きられない」という理由でサボるようになったんだよ。
大学のサボり癖はどんどん酷くなり、最初は1限だけサボっていたのが1日になり、ついに単位を4つ落としてしまいました。
お金の管理ができない
仕送りのほとんどを洋服代に使ってしまっている友達がいるよ。
生活がキツイと言いながらギターを買ったり、旅行に行ったり、飲みに行ったり…
欲しいものがあったらお金がなくてもカードを使って買ってしまうような「金銭感覚にルーズな人」はいます。
お金が足りなくなると父親に頼んで送ってもらう、と言っていたそうですが、お金ではなく最低限の食材を送るなどにして、生活費の範囲内でやり繰りさせた方が、後々本人のためになるはずです。
先月読んで、「お金とは…」と考えさせられた本です。
娘と息子も珍しく読んでいました。
ひとりの時間を楽しめない
一人暮らしを始めたばかりの大学生のほとんどは、最初こそ「寂しい」と言っていますが、一年も経つころには一人暮らしを謳歌するようになっています。
ただ、一年経っても一人暮らしの寂しさに慣れない人もいます。
不眠症になったり、夜11時過ぎに突然実家に帰ろうとアパートを飛び出したりする友達がいると娘から聞きました。
終電で帰れなくて駅で泣いていたと聞いて心配になったよ。
一人暮らしが向いていない子どもに対して親ができること
上に書いた3パターンのお子さんに対して親が取った行動についてまとめました。
自己管理能力がとても低いお子さん
朝ひとりで起きることができず、その結果、大学をサボって単位を4つ落としてしまった娘の友達ですが、保護者の方に散々怒られて、毎朝モーニングコールがかかって来るようになったそうです。
サボらずに大学に来るようになったよ。
親がモーニングコールをして起こす方法もありますが、うちの自己管理能力がとてつもなく低い息子なら間違いなく二度寝すると思います。
そんな自分に甘い息子が、自力で起きられるようになった目覚ましはこちらです。
「光が顔に当たるとパッと目が覚める」と言ってます。
大学の成績表は親が確認することができます。
(成績通知書が送られてくる大学、ポータルサイトで確認する大学など様々です)
友達の親御さんは、成績通知書に記載されている「修得済み単位数」を確認したところ、落単していることに気づいて、すぐに連絡が入ったとのことです。
大学生にもなって娘の成績表をチェックするなんて過保護なのでは?という意見もあるかもしれませんが…こちらは学費を払っているのですからチェックするのは当然です。
私も半年に一度、娘が単位を落としていないかチェックしています。
気になっているのは単位だけでGPAにはあまり興味がありません。
毎日のように大学に出席の確認するのはさすがに過保護(というより過干渉)だと思いますが、半年に一度、単位のチェックをしておけば留年など手遅れになることは避けられます。
お金の管理ができないお子さん
生活費を洋服代に使ってしまい、足りなくなると父親にお願いして追加の生活費をもらっていた娘の友達ですが…
父親が内緒で追加の生活費を渡していたことが母親に発覚して、金曜の夜に車で迎えに来て実家に連れて行かれ、何時間も説教を受けたそうです。
生活費を使い込んでしまうと、お昼はグミやガムで過ごしていた友達でしたが、それも発覚して、平日の昼は学食、夜はミールキットを頼んで自炊することになりました。
食生活が不摂生過ぎて健康診断で貧血と言われていて心配だったから、ちゃんとご飯を食べてくれるようになって安心したよ。
【期間限定発売】渡部健監修kit Oisix入りおためしセット】
久しぶりにOisixさんのサイトをのぞいてみたら、11/23(木)10:00までブラックフライデーセールをやっていました!お試しセットが68%OFFでおすすめです!
ひとりの時間を楽しめないお子さん
一人暮らしが寂しくて、夜11時過ぎに突然実家に帰ろうとアパートを飛び出した娘の友達ですが、完全に「うつ病」の状態だったので、親が迎えに来て実家に帰りました。
不眠症にもなっていたからね…。
大学側に事情を話したところ、一部の教科でオンライン授業が許可されたので、オンラインで取れる単位だけ取ってゆっくり過ごしたところ、半年ほどですっかり元気になりました。
その後一人暮らしをしていたアパートは引き払い、実家から2時間半かけて大学に通っています。
最後に
毎年春になると、一人暮らしを始めたばかりの後輩が部活に入部します。
「家でひとりでご飯を食べるのは寂しい」って部活の後にご飯に誘われるよ。
そんな一人暮らしが寂しい後輩さんですが、先日は「母が1週間泊りに来てくれたんです!」と嬉しそうな顔をして大急ぎで帰って行ったそうです。
まだ十代だから親も甘えさせてあげたいですよね。
後輩さんは、ちゃんと自炊をして、部屋の掃除も完璧で一緒にご飯に行く友達もたくさんできたそうです。
上に書いたような「一人暮らしに向いていない」友達もいますが、後輩さんのようにしっかり自炊して「一人暮らしをエンジョイ」している友達も沢山いるのでご安心くださいね。
さて、うちの娘ですが、大学卒業後、就職で関東に行くことが決まっています。
娘は「この家ごと関東に引っ越せたらいいのにな」なんて言ってます。
息子は第一志望校に合格できたら、高校卒業後は県外で一人暮らしをする予定です。
「早く一人暮らしがしたい!」とウキウキしています。
実際は、娘の方が一人暮らしをエンジョイして、息子の方が寂しがるんじゃないかな?と母は予想しています。