高校受験の悩み

【高校受験】不合格になる覚悟で受験したいと言われたら?

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大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。

息子は中学時代、どうしても行きたい私立高校がありました。

その私立高校の推薦をもらうためには内申36(オール4)が必要でしたが、息子は内申27(オール3)しか無かったので、当然推薦をもらうことはできませんでした。

諦めきれなかった息子は一般入試を受けると言いましたが、担任の先生、塾の先生の両方から止められました。(当たり前です)

当日点を重視する私立高校だったので、「合格できる点数を取って見せる!」と謎の自信を持って入試に挑んだものの、届いた結果は不合格でした。

ケロケロママ
ケロケロママ

やっぱりね、という感想しかありませんでした。

うちの息子のような無謀な挑戦をする受験生は少ないと思いますが、内申が少しだけ足りず…それでも挑戦したいと言われると親として受験させようか迷いますよね。

この記事では「不合格になる覚悟で受験したい」と息子から頼まれ、実際に受験させてみて良かったこと、失敗したことについてまとめます。

志望校選びに悩んでいる受験生、そして保護者の方の参考になれば幸いです。

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不合格になる覚悟で受験したいと言われたら?

ケロケロママ
ケロケロママ

愛知県では私立高校3校、公立高校2校まで一般入試を受けることができます。

志望校を選ぶとき大抵の受験性が「挑戦校」「実力相応校」「安全校」の配分で悩みますよね。

「不合格になる覚悟で受験したい」とお子さんから頼まれた場合の志望校は「挑戦校」になりますので、「受けていいよ」と即答できない保護者の方が多いのでは?と思います。

私も最初に息子から頼まれたときは、実力相応校を受けるように勧めました。

お子さんがどこまで本気なのか、あとどのくらい偏差値を上げれば合格に届きそうなのか、内申重視の高校か?実力重視の高校か?など必ず確認する必要があります。

息子は内申は完全に足りませんでしたが、最後の模試の偏差値は80%合格圏内に入っていたので挑戦させました。

これは息子の受験した高校の配分と結果です。

  • 私立高校(挑戦校)→第一志望 不合格
  • 私立高校(安全校)→第三志望 合格
  • 私立高校(安全校)→第四志望 合格
  • 公立高校(挑戦校)→第二志望 合格

私は私立高校は「実力相応校」と「安全校」の2校を受けさせるつもりでいたのですが…

息子の希望で「挑戦校」を受けることになったので、担任の先生から頼まれて「挑戦校」にプラスして「安全校」を2校受けることになりました。(合計3校受けました)

ケロケロママ
ケロケロママ

挑戦校を受けるなら安全校を受けることが条件になるけど、それでも受けたいのかお子さんに確認してくださいね。

なぜ不合格になると分かっていたのに受験させたのか?

不合格になると分かっていて受験させた理由ですが、

内申を上げる努力をしなくても当日点が取れれば大丈夫だ、と受験を甘く見ている息子の目を覚まさせるために受けさせました。

息子は内申はオール3でしたが、模試の偏差値は1年を通して60前後ありました。
※全県模試の偏差値です。

入試では実力が発揮できていた様子で「塾の自己採点では第一志望校の合格点を超えていました」と塾の先生は言っていました。

息子はそこで初めて内申の大切さに気づきました。

「3年生になってからでも内申を上げる努力をするべきだった」と言って反省していました。

不合格になっても受験させて良かったこと

受験させて良かったことは、不合格通知を見て第一志望校に対する諦めがついたことです。

息子の性格的に受験させなかったらいつまでも未練を残すことは分かっていたので、不合格にはなったけど受験させたことに後悔はしませんでした。

もうひとつの良かったことは、第一志望校に不合格になったことで時間に対する焦りを持って受験勉強ができるようになったことです。

内申を上げるのは間に合わないので当日点を1点でも上げたいと言って、起きているあいだは食事中も単語帳を読み、お風呂場にも教科書を持ち込んで勉強していました。

ケロケロママ
ケロケロママ

私立高校不合格から公立高校の入試までの約1か月間は過去に見たことがないくらい焦って勉強していました。

受験させて失敗したこと

「不合格になる覚悟はできている」と言っていてもまだ中学生ですし、初めての受験で第一志望にしていた高校から不合格通知が届けばそれなりにショックを受けます。

息子は不合格通知を確認したときは笑っていましたが、夜になって布団の中で泣いていました。

ケロケロママ
ケロケロママ

その姿を見たときは胸が痛かったです。

そこまで受験勉強を頑張っていなかった息子でもこの状態になったので、必死に受験勉強して来たお子さんが不合格になったときのショックは計り知れないと思います。

不合格から立ち直るまでにかかった時間

不合格から立ち直るまでにかかる時間は人それぞれ違います。

息子ですが、高校1年生のあいだは第一志望校の制服を着た生徒を目で追いかけている状態でした。

ケロケロママ
ケロケロママ

未練はないと言っていましたが、無意識に目で追いかけているのが分かりました。

高校2年生の冬に部活で県大会に出られることが決まり、そこで初めて笑顔で「この高校に入って良かった!」と言っていました。

息子の場合不合格から立ち直るためには、不合格を上書きできるくらいの嬉しい出来事が必要でした。

最後に

息子が受験した第一志望校(私立高校)と第二志望校(公立高校)の偏差値はほとんど同じでした。

第二志望校も相当な挑戦校だったので、合格した後は第一志望校のことはすぐに忘れるかな?と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

ケロケロママ
ケロケロママ

第一志望校に対する憧れってなかなか消えないものです。

「不合格になる覚悟で志望校に挑みたい」というお子さんの気持ちは大事ですし優先させてあげたいのですが、たとえ安全校であっても受験は何が起こるか分かりません。

うちの息子のように、不合格になったとしても受験して気持ちを切り替えるのか、リスクを避けて実力相応校を受けるのか…

「挑戦校を受けるリスク」についてお子さんとしっかり話し合った上で志望校を決めてもらえたら、と思います。