大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
公立高校入試の点数の開示請求はできるのですが、「大学入試でも開示請求することはできるの?」と息子から聞かれましたが、もちろんできます!
- 共通テスト
- 国公立大学 二次試験
- 私立大学 一般入試
この記事では、それぞれの成績の開示請求のやり方についてまとめますね。
2年前の話になりますが、娘は滑り止めにしていた私立大学に落ちました。
「娘の今までの模試の判定なら落ちることはない」と担任の先生から言われていた大学でした。
成績の開示請求をしようかと悩みましたが、娘から「他の大学には合格できたから開示請求はしなくていい」と言われたのでやりませんでした。
でも2年経った今でも「合格点数は取れていたのでは?」とモヤモヤした気持ちが残っています。
私のように後悔を残さないためにも、少しでも気になるなら是非、開示請求を行ってみてくださいね。
受験生が持っている権利ですから、気になるならどんどん使いましょう!
共通テストの成績開示のやり方
大学入学共通テストの点数を知りたい場合は、出願の際に申し込みを行う必要があります。
志願票の「成績通知」欄にある「希望する」に○を付け、受験料と併せて、成績開示手数料として800円支払います。
出願後に成績開示の有無を変更することはできないから、忘れないように「希望する」に〇を付けてね!
※出願受付のやり方は大学入試センターの公式ホームページに詳しく書かれています。
⇒ コチラです。
我が家に共通テストの成績表が送られて来たのは4月6日でした。
志願票に書いた住所宛に書留(受け取りサインが必要)で届きました。
受験が終わって新生活が始まっていたので、一体何が娘宛に届いたんだろう?と思いました。
娘のとき(共通テスト初年度の受験生)はこのような長細い封書で届き、ペラッと開くと中に点数が書かれていました。
正直なところ、共通テストの成績開示をしたところで自己採点が正しかったかどうかの確認ぐらいしか使い道はないのですが、娘が共通テストがんばった記念として取っておいてあります。
受験勉強を頑張ったなぁ…と思うと捨てられないよ!
国公立大学(二次試験)の成績開示のやり方
多くの国公立大学では、二次試験の得点を知りたい場合、指定期間内に申請すれば開示することができます。
受験した人であれば、合格者でも不合格者でも開示できる大学が多いです!
名古屋大学の受験生応援サイトに成績開示のやり方について詳しく載っています。
⇒ コチラです。
名古屋市立大学の公式ホームページも、開示請求のやり方が詳しく載っています。
⇒ コチラです。
大学名+開示請求 で検索すればすぐに出て来るよ。
※成績開示ですが個人情報となりますので、受験者本人以外が請求を行うことはできません。
その点だけご注意ください。
成績開示に必要な費用は?
いくつかの国公立大学で開示請求に必要な費用を調べてみたところ、手数料が不要なところと必要なところがあることが分かりました。
名古屋大学で開示請求に必要な費用は以下のとおりです。
成績開示請求書・名古屋大学受験票のコピー・請求者本人確認書類・返信用封筒(長形3号の封筒に404円分の切手を貼ったもの) ⇒ 名古屋大学教学事務部門教育推進部 入試課に送る
大事な書類が入っているので簡易書留で送った方が安心です。
書類を入れたA4サイズの封筒(切手120円~)に簡易書留代(320円)+返信用封筒(404円)+書類のコピー代・封筒代(40円~)と計算すると、最低でも884円はかかります。
大学によっては開示手数料500円と住民票が必要なところもあるよ。
私立大学の成績開示のやり方
私立大学だと全てではありませんが、指定期間内に申請することで成績開示ができる大学はあります。
ただ、私立大学によっては「不合格だった人(補欠で繰り上がらなかった人も含む)」しか開示請求を行わない場合があります。
私立大学は国公立大学と違って受験者数が多いから、開示請求の作業が大変なんだろうね。
愛知県内の大学を調べてみました。
開示対象の試験区分:一般選抜(A方式、F方式、C方式、B方式、K方式)
開示内容 科目別得点:(大学入学共通テストの配点換算科目は換算後の得点)、合計得点、合格最低点
開示期間 :2023年5月8日(月)9:00~2023年5月31日(水)23:59
確認方法 :学生ポータルサイト「UCARO」マイページの受験一覧から、成績照会したい受験番号を選択し、「成績照会」ボタンをクリックする。
40ページに受験者及び出身高等学校等への入学試験成績開示について書かれています。
1. 開示内容 ⇒ 総合得点のみ
2. 開示請求期間 2023年5月8日(月) 〜5月24日(水)
3. 開示方法 開示請求があったものについて一括処理後、希望する宛先に入学試験成績開示書を「簡易書留郵便」で親展にて送付します。
詳しくは各大学の公式ホームページでご確認ください。
名城大学、中京大学、南山大学、愛知大学、愛知淑徳大学と調べてみたところ、どこも「不合格者のみ」という記載はありませんでした。
公式ホームページ内に「開示請求」の記載が見つからない大学もありましたが、入試センターか事務局に問い合わせれば教えてもらえます。
私が受験した大学も開示請求の記載はなかったけど、友達が大学の事務局に問い合わせてやり方を教えてもらっていたよ。
国公立大学の場合、公的機関に属するのでそれゆえに開示請求は行われているのですが、私立大学は公的機関ではないのでこうした法による縛りがなく、それゆえ開示しないところもあります。
娘が不合格になった大学に開示請求をしていた友達
すぐ上にも書きましたが、娘が不合格になった大学に開示請求した友達がいました。
こちらの大学は開示請求できるのは不合格者のみでした。
公式ホームページには開示請求のやり方が載っていなかったから、直接大学に問い合わせて聞いてみたんだって。
開示請求のやり方はとても丁寧に教えてもらえたそうですが…
郵送で送られて来たものの、3科目の合計得点しか分からず、合格最低点も書かれていなかったため「やらなくても良かったよ…」と言っていたそうです。
成績の開示で分かること
共通テストの成績表を見て、マークミスをしていたことが判明した友達がいたよ。
- 浪人することになったときに、自分の得点が参考になる(現役時の正確な点数を把握しておくことは必要)
- 高校に点数の報告をすれば、高校の進路指導対策の資料になる
このように開示請求することで得られることはありますが、あまり深く考えず「点数が気になるから」という理由で請求してください。
制度としてあるのですから、どんな理由で請求しても大丈夫です!
最後に
共通テストを受けた次の日に「オンライン成績開示」できるようにならないかな?
共通テストは約50万人も受けるから、次の日に受験生全員に得点を開示できるほどの時間的余裕はないと思うよ。
大学受験では、募集要項に「調査書を合否判断に含める」と書かれていなければ、基本的に学力試験の得点で合否が判定されます。
だからこそ、入試で取れた点数は気になります。
とはいえ、開示請求の申請が始まるのが5月くらい、点数が送られてくるのが6月くらいなので、進学先が決まっている学生さんにとっては点数を知る以外に特に役に立ちません。
それでも「何点取れたのかな?」と気軽な気持ちで請求したいところですが、少々面倒な手続きが必要なこともあり、まぁいいか…となってしまう人が多いのではないでしょうか。
もっと簡単に教えてもらえると助かるんですけどね。
合否と一緒に得点が書かれている大学もあるんだって!
何番目に合格できたのかも分かるといいね。
進学先が決まったらすぐに免許を取りたい学生さんへ
娘は合宿でに行き許を取りましたが、「こちらのサイトが一番使いやすかった」と言って申し込みました。
男女の申込み割合、どの都道府県から申込みが多いか、 どのプランが人気なのかがわかる分析データが表示されているから参考になったよ。
春休み、夏休みなどの長期休みはあっと言う間に申し込みが埋まってしまうので、早めに仮押さえだけでもしておくと安心です。