現在大学生の息子は「英語」が得意教科でした。
中学時代はテスト前に1回教科書を見直すだけで80点取ることができ、公立高校の入試では自己採点でA日程・B日程ともに満点を取れていました。

念のため、塾の先生にも一緒に採点してもらったよ!

息子は塾で行われる模試でも毎回満点近く取れていました。
ここまで読むと、英語が得意な優秀なお子さんだと勘違いされそうですが…
とんでもありません!!
中学時代は、英語以外の主要教科で「3」以上を取ったことは1度もないほど成績はパッとしない子でした。

定期テストで高得点が取れていたのは英語だけだったよね。
そんな自他ともに「中の下の成績」であると認めている息子なのに、英語力だけがなぜそこまで身に付いたのかと言えば、

『マインクラフト』をやっていたからです!
息子は小学3年生から高校3年生まで、ず~~~っとマインクラフトに夢中でした。
この記事では、マインクラフトをやることで息子の英語力が上がった話をまとめます。
マインクラフトを始めたきっかけ
息子がマインクラフトを始めたきっかけは、小学3年生のクリスマスプレゼントでプレイステーションVitaを買ってもらったからです。

その頃一番流行っていたゲームだと聞いて、マインクラフトを一緒に購入して渡しました。
その後、息子はお年玉を貯めて中古のパソコンを購入して、小学5年生から本格的にパソコンでマインクラフトを始めました。
私は小学生のうちからパソコンでゲームをやらせることを反対していました。
それでも息子はゲームを始めてからブラインドタッチができるようになり、パワーポイントを使ってパラパラ漫画を作って見せてくれたりしました。
息子なりにパソコンを勉強して様々な機能を使えるようになったので、次第に「小学生のうちから使わせて良かったのかも…」と思えるようになりました。
ところで息子はパソコンでマインクラフトをやり始めてから、小さい画面でゲームするのは物足りなくなったと言って、パソコン以外では一切ゲームをやらなくなりました。

スマホゲームは外にいてもできるけど、パソコンゲームは家にいないとできないという点で良かったです。
息子が使うパソコンはリビングに置いてあり、常に親の監視がある状態になっていました。
使用時間・ネットリテラシーについては最初にしっかり話して伝えました。
マインクラフトで英語力が伸びた理由
マインクラフトで英語力が伸びた理由を息子に聞いてみました。

海外ユーザーの人たちとボイスチャットを使って英語で会話しながらプレイしていたからだよ。
ゲームの中で海外ユーザーの人たちと会話しているうちに、自然と日常会話が聞き取れるようになりました。

英単語もテキストチャットで書き込むことで少しづつ覚えたよ。

日本語表示じゃなく「英語表示」でゲームをやろうと思ったきっかけは?

パソコンを買ったばかりの頃、「英語でゲームをやった方がかっこいいなぁ~」と思ったのがきっかけだよ。日本語表示にもできるんだけど、直訳しているせいか変な日本語になるのが嫌だったから英語表示にしたんだよ。

なるほどね!でも英語圏以外の人とも交流してるよね?全員がそれぞれの国の言葉で話してるの?

英語圏以外の人も沢山いるよ!エジプト、スペイン、イタリアの人ともボイスチャットで話すことがあるから、挨拶だけなら色んな国の言葉を覚えたよ。
全員に送るメッセージは基本、共通語にしている英語だけどね。

マインクラフトをやっている各国の皆さんは丁寧な英語を使って会話してくれるの?

丁寧な英語を使う人の方が少ないよ!(笑) 会話していても授業で習ったことのない言い回しをしてくるから、中学校の英語の先生に「こんな使い方があるんですか?」とよく質問していたよ。
ここまでの会話で、息子はチャット機能を使って海外ユーザーの方たちとプレイすることで自然と英語力を身につけることが出来るようになったことが分かりました。
ゲーム中は以下の機能を使い分けていました。
- 通話するためには、チャットか通話アプリ
- メッセージを送るためには、全員に送ることができるファブリックチャット
- 個人に送るときはダイレクトメッセージ

アイテムが全て英語表記されているので、鉱石の名前も詳しくなりました。
いわゆる隠語もたくさん覚えたとのことで…
- NVN → 何でもない
- GTG → もう落ちるね(もう寝るね)
- LOL → 草
- ILY → I LONE YOU
- LMAO → マジ爆笑
- K → OK
などなど、ここには書けない怪しい隠語(笑)を含めて教えてくれました。
「英会話教室に週1回ペースで通うならマインクラフトの英語版を毎日1時間やった方が英語の上達は早いと思うよ」、と息子は断言しています。
ただ、息子の話を聞いてると「スラングを使う人もいて、キレイな英会話ばかり聞いているわけではない」と言うことが分かったので、小学生のお子さんは塾に通われた方が「正しい英会話力」が身に付くと思います。

年齢・性別・国籍と様々な方がゲームしているので、低年齢で始めることはあまりおすすめできません。
英会話から始めることの大切さ
息子は英語圏の方たちとボイスチャットで会話しながらゲームをするところから始まり、その後、テキストチャットで少しづつ英単語を入力しながら覚えて行きました。
英語を覚えるためには会話(耳)から入った方がいいと言うのは本当でした。

英語圏の方たちは大らかで、多少の言い間違いについて誰も気にしないので、英語の苦手意識を持つことなく伸び伸びと会話することができたそうです。
パソコンでゲームをやるメリット
息子がパソコンでゲームをやることで得られたメリットは以下の2点です。
ブラインドタッチが早くなった!
上にも書きましたが、息子はパソコンでマインクラフトをやり始めてから、ブラインドタッチを自然に覚えることができました。

高校1年生の頃「情報」の授業中に、クラス全員でキータッチの速度を測ったら学年で1番を取れたんだよ。
息子が授業で使用したサイトはこちらです。
P検無料タイピング練習の中の「インターネット版(ソーシャル投稿非対応)」をクリックして、「ホームポジション(英字入力/かな入力)」を開きます。
5分のままスタート ➔ 私、娘、息子で速度を測ってみました。
- 娘(パソコン初心者)2100点
- 私(パソコン中級者)3900点
- 息子(マイクラ上級者)10040点 の結果が出ました。

私もブラインドタッチには自信があるのですが、息子に完敗しました…。
学校の授業でも一万点を超えていて情報の先生より点数が取れていたので、「どうしてそんなに早く打てるようになったの?」と聞かれたそうです。
立方体の図形に強くなった!
これは息子が小学生の頃に気づいたことですが、マインクラフトをやり始めてから立方体の図形に強くなりました。

マインクラフトの世界は、全て同じ大きさの立方体のブロックで作られているんだよ。
このゲームのおかげで空間把握能力が身に付き、立方体の図形の問題を解くことが得意となりました。

複雑な展開図もクラスでひとりだけ描くことができたので、先生に褒められたそうです。
今からマインクラフトを始めるなら…
『マインクラフト』を始めるならパソコンがおすすめです。
我が家では「Minecraft Java Edition」を購入した際に、親は一切手伝わず息子ひとりでパソコンの立ち上げから全てやらせました。
調べながらやっていたので何日もかかっていましたが、そのお陰でパソコンの操作がかなり詳しくなりました。

自分で必死で調べてアカウント登録やコードを入力をしていました。
パソコンを購入したら「立ち上げ」からゲームを入れるところまで全て一人でやらせてみることをおすすめします。
マインクラフトのゲームも、必要な攻略本を2~3冊買って、あとは全て自分で調べてやらせました。
最後に
息子は高校2年生の冬に英検2級、そして高校3年生の秋に準1級の一次試験を突破し、11月に無事に合格することができました!
「準1級は無理でしょ…」と家族全員が思っていたので合格したと聞いたときは本当に驚きました。
ちなみに高校からは英語関係の塾は一切通っていません。
スタディサプリの関先生の講座と、本屋で購入した参考書だけを使って勉強していました。

高校2年生で受けたGTECでは、学年の最高得点を取りました。
全統模試も常に英語だけは偏差値65を超えています。
ちなみに国語は偏差値50を取るのが精一杯です…。

偏差値65を超えているのは英語だけだからね。
実はこの記事は、息子から「マインクラフトをやると英語力が上がることをブログで伝えて欲しい」と頼まれたので書くことに決めました。

マインクラフトで遊びながら世界中の人と通信するだけで、英語力が大きく伸びたことを英語が苦手な中学生に教えてあげたいんだよ!
ゲームをやりながら楽しく英語力が身に付けられるなんて最高ですよね!
もちろん、マインクラフトだけをやっていて準1級に合格できた訳ではありません。
さすがに準1級を取るために一年ほど猛勉強していました。
英語に対して苦手意識がなく、準1級に挑戦しようと思えるだけでも良かったです。
息子はスタディサプリの関先生の講座は全て3回通り見て覚えていました。
関先生の講座は、息子にとってなくてはならないコンテンツです。