大学3年生の娘と高校3年生の息子がいます。
先日Twitterで、「PTAは任意加入なので入りません!」と流れて来ました。
「PTAはブラックだ!」とか「平日に仕事を休む必要があるから大変」などと愚痴を言う人もいます。
試しに「PTA ブラック」で検索してみたら、なんと3,220,000件もヒットしました。
皆さんそんなにPTAに不満があるんですね…。
私は小・中学校と5回PTAを経験して来ましたが、一度もブラックに感じたことはなく…
むしろ「活動はこれだけでいいの?」と思ったくらいに楽でした。
近年、PTAに関してはマイナスな情報が独り歩きし過ぎているように感じます。
毎年春になると、PTA役員が回って来て「どのくらい大変なの?」と心配されている方がいます。
知らないと不安ですよね!
今回は私自身が経験した役員仕事の詳細についてまとめます。
PTAはなぜブラックと言われるのか?
PTAがブラックだと言う近所の方がいたので、どの点がブラックなのか話を聞いてみました。
平日の昼間に集まるから、仕事との両立がし辛い
フルタイムで仕事をしているお母さんも多いので、もっともな意見だと思います!
PTA役員時代「平日の昼間に集まれない」と言う方が多くいて、役員同士で話し合った結果、土曜日に集まることに決まりました。
大勢の役員さんがいるので、全員の予定を合わせることは困難ですが、最初の集まりで積極的に意見を言って、周りの皆さんとコミュニケーションを取ることで解決できる問題もあります。
無駄な会議や集まりが多い
無駄な会議ってあったかな…?
学校によっても仕事内容が違うので、無駄な会議や集まりもあるのかもしれません。
(個人の考え方もありますよね)
私は5回PTA役員をやって、3つの委員会を経験しましたが、特に不必要だと思う内容の会議はありませんでした。
もし不必要だと思うのなら、やはり皆さんと意見交換をして解決することをおすすめします。
未就園児がいると行事の手伝いが大変
私も未就園児がいてPTA役員をやった経験があるので、大変な気持ちはよく分かります!!
特に朝の交通指導の「旗当番」を下の子の面倒を見ながらやるのは大変でした…。
大雪の日に「旗当番」が当たってしまった日は、近くの個人経営の喫茶店のマスターが当番している20分の間、「寒いでしょ?預かっておくよ」と下の子をお店に入れてくれて、ひたすら感謝したこともありました。
そんな大変な日々も終ったはずでしたが、私は今、町内会の副会長になったので再び「旗当番」をしています。(小学生は小さくて可愛いですね…)
最近の傾向として分かったことは、父親の旗当番の参加が増えていることです。
授業参観や三者懇談も、父親の参加率が年々増えています。
小さな未就園児がいるだけで大変なのに、なぜ母親が全ての行事をこなさなければならないのでしょうか?
PTA活動も、もっと男性が参加して欲しいですね。
本部役員(会長、副会長、会計、書記、監査)になると大変
確かに大変です。
私は現在、町内会の副会長をしているので余計に大変さが分かります!!(笑)
子どもたちの通っていた小・中学校では、本部役員で一番楽なのは「会計」でした。
もし選ばれたら、最初から会計に立候補する方法もあります。
私も不本意ながら副会長に選ばれましたが、PTA全体の流れが分かると言う点では学べることが多くあったので、1年経った今では経験しておいて良かったと30%くらい思えるようになりました。
(100%ではありません)
うちの子どもたちの学校のPTAがそこまで忙しくなかったのですが、全国にはもの凄く大変な地域もあると思います。
役員の皆さんで話し合って仕事量の調整が取れるといいですね。
PTAの予算は何に使われているのか?
春に行われる「PTA総会」で配られる資料に予算の詳細が載っています。
予算案に使った詳細について書かれています!
何に使われているか知りたい方は、総会に出席して、疑問に思うことがあったら訊いてみてください。
※会計さんは使ったレシートの管理をされているはずです。
ところで、子どもたちが通っていた学校のPTAの規約には、「会員相互の親睦を深めたり教養を高める活動が目的」と書かれていました。
規約を読んで、PTA会費は子どものためだけに使われている訳ではなく、会員同士の親睦や会員自身の資質を高めるためにも使われていることが分かりました。
PTAバレーなどにも予算が組まれていました!
PTAは必要だと思った仕事
私が5回のPTA役員経験の中で「必要だな」と思った仕事は防犯パトロールでした。
- 学区内のお祭りの防犯パトロール
- 夕方の見回りの防犯パトロール
小・中学校のPTA役員、地区の委員が3~5人ずつ組んでパトロールをするのですが、私たちのPTAの蛍光ベスト姿を見てササッと家に帰って行くお子さんが多くいました。
必要ないと思った仕事
私がやって来た役員の中で「必要ない」と思った仕事は以下の通りです。
広報委員 ➔ PTA広報誌の作成をおこないます。
運動会や文化祭などの学校行事に出向いて写真撮影をして、それを編集して発行するのですが、写真撮り過ぎてどれを使ったら良いのか分からなくなりました。
(ひとつの行事で数百枚単位の写真があるけど、広報で使うのは1~2枚でした)
今どきはお子さんの顔が特定できる写真を使うことができないので、先生が遠目で数枚写真を撮っておいてくれたらいいのにな…と思いました。
校外委員 ➔ 防犯パトロールや通学路の調査などを行います。
防犯パトロールをするのは基本夜なので未就園児のお子さんがいると大変です。
そもそも未就園児のいる方はPTA役員免除してあげて欲しいです。
校内委員 ➔ PTA主催のバスツアー、空き缶集めなどを行います。
校門の前に立って、子どもたちが持って来てくれた空き缶を集めるのですが、小学生たちに元気に挨拶されることが嬉しかった反面、動き回る幼稚園の息子がいたので大変でした。
最後に
子どもたちが通っていた学校では、PTAの集まりは「春の総会」と「本部役員決め」以外は年に3回しか全員で集まることはありませんでした。(集まる回数は学校によって違います)
※防犯パトロールや空き缶集めは年に1~2回でした。
いつも土曜日の午前中1時間程度で終わっていました。
なので、私はPTA役員をそこまでの負担には感じなかったのですが、人それぞれ大変だと感じるポイントは違いますよね。(年に1度の集まりでも嫌がる人はいます)
気になる人間関係は、こちらの記事にも書きましたが、私は人見知りなので近くの席に座ったお母さんの話に適当に相槌を打つくらいで、ひとりも仲良しと呼べるほどの友達はできませんでした。
高校のPTA役員の仕事について現役員さんに話を聞いてみました!
「PTAは任意なので入りません!」と言えるほどの度胸もなく、それでもできれば避けて通りたかったPTA役員でしたが、くじで当たってしまったときは落ち込みながらも引き受けて来ました。
今は副会長やっていますしね…。
子どもたちは大学生と高校生になり、学校の役員とは無縁の生活になりましたが、嫌々でも仕事を引き受けて来た母の姿を見ていたからか?子どもたちも頼まれた役員、委員は引き受けています。
娘は大学の部活で「みんなが嫌がっていたから」と学連委員を引き受けたのですが、かなり大変な仕事量で土日がほとんど無い状態となっています。
そんな大変な委員を引き受けなくても…と最初は思っていたのですが、大学3年生に入ったばかりですが、学連絡みでいくつかの会社から声がかかっています。
学連で一緒に仕事をした方々から声がかかっているそうです。
やりたくない役員仕事でも、長い目で見ると何処かで「やって良かった」と思える日が来るかもしれません!