大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
娘は高校3年生の1月、共通テストが終わって「さぁ願書を送ろう!」という段階で「志望学部を変えたい」と言い出しました。
今まで全く興味がある素振りを見せなかった学部だったのでとても驚いたのですが、受験するのも大学が決まった後に通うのも娘なので、私が反対する理由はありませんでした。
「もともと志望していた私立○○大学の学部に、日程を追加して受験してみたら?」と提案したところ、娘も納得してくれました。
私立○○大学の受験日
A日程 → 共通テスト後に突然行きたいと言い出した学部
B日程 → もともと願書を出す予定だった学部
C日程 → もともと願書を出す予定だった学部
このように3日連続で私立○○大学を受験することになりました。

受験結果ですが、私立○○大学はまさかのA日程のみ合格となりました。
そして娘は今、私立○○大学の「共通テスト後に突然行きたいと言い出した学部」に通っています。
そもそも私立○○大学は、高校3年生の秋になってから娘が突然志望校に組み入れていた大学でした。
今回は、高校3年生の秋まで全く行くつもりがなかった大学に通っている娘に、なぜギリギリで学部を変えたのか?変えたことに後悔はしていないのか?など質問したことをまとめます。
志望する学部をギリギリで変えようかと迷っている受験生の参考になれば幸いです!
行くつもりが全くなかった大学に通っている娘
娘に話を聞いてみたところ、意外な事実が判明しました。
願書提出ギリギリで学部を変えた理由は?

実は高校3年生の夏くらいから学部を変えることを検討していたの!

全然知らなかったよ。

ただ、昔から行きたかった学部にも未練があったから踏み切れなくて…共通テストが終わって願書を出す直前でようやく意志が固まったの。
私にとっては突然の話でしたが、娘の中では夏休み辺りから学部の変更を検討していたことが分かりました。
高校の仲良しの友達にはずっと相談に乗っていてもらったとのことで、学部の変更の背中を押してくれたのもその友達でした。
3人の友達に相談したところ3人とも「学部を変えた方がいい!」とアドバイスしてくれたとのことです。
学部を変えたことに後悔はしていないのか?

学部を変えたことに対しては全く後悔していないよ!ただ、もうひとつの学部の勉強も気になっているから、時間に余裕ができたらオンラインスクールに申し込んで勉強したいと考えてるよ。
娘が取りたい資格は、大学に通わなくても取得するのが可能だと分かったので、前向きに学部を変更することが出来たと言ってました。

在学中にダブルスクールに通って勉強する学生さんもいるからね!
もう一度受験するならどちらの学部を選ぶ?

もちろん今いる学部一択だよ!
娘はこの2年、1日もサボらず大学に行き、レポートも小テストも手を抜かず頑張っています。
学部全体で仲が良いとのことで、仲の良い友達がたくさん出来ました。

先日は学部の成績優秀者として表彰されました!

学部で2人だけ名前を呼ばれて皆の前で表彰されたの!嬉しかったよ。
転学部について
受験前ならいくらでも学部の変更は可能ですが、問題は入学してから学部を変えたくなった場合です。
娘の通う大学では、入学してすぐの転学部(転学科)なら可能と書かれていましたが、試験内容や転学できる人数などの記載はありませんでした。

転学部の詳細については、通っている大学の学生課で聞いてみてくださいね。
娘の友達の大学では、転学部するための第一条件は「入学時の成績」とのことです。

入試の成績が転部先の学部の合格最低点を上回っていないと転学試験を受けさせてもらえないんだって!
転学部ですが、大抵の場合は外部の大学・短大からの編入志願者と一緒に編入試験を受けて、それに合格すれば転部出来る仕組みになっています。
転部試験に不合格になった場合でも、退学にはならず、元々の学部に在籍することになるので挑戦してみる価値は大いにあります!
転学部の試験に失敗したら…
転学部に失敗したとしても 諦める必要はありません。
3年次編入学試験があります。

2年次から3年次に上がるときに、 学部を変えられる制度です。
3年次編入試験がどのように行われるかも大学によるとしか言えませんので、こちらも学生課で聞いてみてください。
単位を取るのが大変などデメリットもありますが、自分が学びたいことを第一に考えて行動することをお勧めします。
最後に
娘が高校3年生になったばかりの頃、中学時代の塾の先生に「娘さんはどこの大学を志望しているんですか?」と聞かれたことがありました。
その時はあまり深く考えず「国立○○大学を一番に志望しているのですが、私は私立○○大学に行けるといいなと思っています」と返事をしました。
その頃は、私立○○大学の受験は全く考えていなかったので、帰り道に「どうして私立○○大学の名前が出て来たんだろう?」と自分で発言しておきながら不思議で仕方がありませんでした。
高校3年生の秋に娘から「私立○○大学も受験したいんだけど」と相談されたとき、とても鮮明に娘が私立○○大学に通う姿が想像できました。
当時は私立▲▲大学を滑り止めに考えていましたが、こちらも大学はどう頑張っても通っているイメージがわきませんでした。

母の子どもに対する感が働いたのかな?
※私は霊感など一切ありません。
当時の娘は、第一志望の国立大学に向けて必死で勉強していたので「気のせいでしょ」くらいに考えていましたが、今になって色んな点が繋がっていたことを感じています。
ひとつ言えるのは、娘が必死に受験勉強をしたことで私立○○大学に進学する点が繋がったということです。

何の努力もせずに大学に合格することはあり得ないので…。
最後になりますが、秋に志望大学(志望学部)を変えるのは全然普通のことです。
学部は願書を出す直前まで悩んで大丈夫です。
娘が特別ギリギリまで迷っていた訳では決してありません。
高校のクラスメイトで直前まで悩んでいる子は何人かいたそうです。(大抵が2つの学部でどちらにしようか悩んでいたそうです)

妥協せずに本当に自分が行きたい・勉強したいと思える大学を選んでね!
1冊持っておくと参考になります。全く知らなかった学部もたくさんありました!