大学2年生の娘と高校2年生の息子がいます。
中学3年生にとって担任の先生との相性はとても大事です。
なぜなら、高校受験のための志望校決めで年間通して話し合うことになるからです。
それなのに息子は、中学3年生のときの担任の先生との相性が非常に悪かったので大変でした。
- 息子の志望校全てにダメ出しをする
- 行きたくない私立高校の推薦を勧めてくる
- 息子が受験すると決めた公立高校は絶対に合格しないと言ってくる

60歳を超えて再任用で教師を続けているベテランの先生だったので、こちらが何を言っても意見を変えることはありませんでした。
今回のタイトルにした「志望校決めの際、担任の先生の言葉をどこまで信じるべきなのか?」なのですが…息子の場合、担任の先生の言葉を信じていたら、今頃行きたくない私立高校に通っていました。

「この私立高校は一般入試では絶対に合格できません」って言われたからね…。
※一般入試で合格できました。
まぁ、息子は先生の話に逆らって自分が受けたい高校を受験したのですが…担任の先生の言葉を信じたばっかりに受験に失敗した友達が何人もいました。
友達は先生のどのような言葉を信じて失敗してしまったのかを下にまとめます。
志望校を選ぶ際、「先生の言っていることは本当に正しいのかな?」と疑問に感じて迷っている方の参考になれば幸いです。
担任の先生の言葉をどこまで信じるべきなのか?
私は娘と息子の高校受験を経験して、進路指導のやり方が担任の先生によって全然違うことを知りました。

先生だって人間ですし、色々な生徒がいるので進路指導のやり方が違うのは当たり前ですけどね!!
「各高校の内申データ」や「生徒の成績の推移」などを見て志望校の合否を判断してくれる先生の言葉なら信じても大丈夫です。
問題なのは下に書いた3タイプの先生のように、自分の価値観を押し付けてくる先生でした。
私立の推薦をやたらと勧めてくる先生
息子の中学3年生のときの担任の先生がこちらのタイプでした。
2020年度より私立高校の授業料が実質無料化したこともあり、かなり強気な態度で推薦を取るように勧められました。

私立高校の推薦が決まれば100%進路が決まったも同然ですから、先生も安心できますからね。
自分の受け持ちクラスの生徒から「高校浪人」を出したくなかったので、1人でも多く安全に私立高校の推薦を決めてもらいたかったんだと思います。
実際、息子のクラスの私立高校の推薦をもらった生徒は三分の二と、私の知る限り最高人数でした。(通常、どんなに多くても全体の三分の一程度でした)

公立高校を受験する友達がクラスにほとんどいなかったよ。
私が私立高校の推薦をキッパリと断れたのは、娘の受験を経験していたからです。
息子の偏差値なら一般で十分合格できることが分かっていたので、先生が何を言っても気にしませんでした。
お子さんの担任の先生が「推薦」をやたら勧めてくるタイプでしたら、本当に行きたい私立高校以外は行きたい素振りを見せないようにご注意下さい。

少しでも興味を示すと、パンフレットを出して来たりして更に強く進められます。
何より、お子さんより先に保護者が負けてしまわないようにして下さい。↓
100%合格できる高校しか受験させない先生
チャレンジ受験させることは一切なく、100%確実に合格できる高校しか受験させてくれない先生もいました。
息子の中学時代の友達で、内申がかなり高かったにも関わらず息子より低い高校しか受けさせて貰えなかった子がいました。

一緒の高校に行こうって約束していたんだけどね…。
息子より内申が4つ高かったのですが、高校受験者の平均内申より1低かったので受けさせてもらえなかったとのことでした。
先生の反対を押し切って受験するべきだったと激しく後悔していたそうです。

100%合格できる高校しか受験させてくれない先生なら、「当日点で合格してみせます!!」と強気で押すしかありませんね…。
本人が行きたい高校を受験させてくれる先生
本人が希望する高校だったら、どこでも受けさせてくれる先生もいました。
その先生の話を聞いたとき、「息子の担任の先生だったら良かったのになぁ」と思いましたが、実際のところ、「受けさせてくれる」=「合格できる」と勘違いしてしまう生徒が多く、そのクラスでは志望校に落ちてしまう子が多発していたそうです。
息子の友達も、この先生のクラスで公立高校をダブル落ちしてしまいました。↓
息子の塾の先生も、「受かる見込みがないのにどうして気軽に受けさせるんだ?」と困っていたそうです。

担任の先生に志望校の受験を快くOKもらえたとしても、塾にも相談するべきですね。
志望校を選ぶ際に気をつけること
娘は塾講師のアルバイトをしていますが、塾の三者懇談で大喧嘩する親子がいるそうです。
親は怒って帰ってしまい、残されたお子さんは1時間泣き続けていて、受け持ちの子の勉強を見る傍ら慰めるのが大変だったこともあったと言ってました。

親が子どもの志望校に反対して大喧嘩になるケースが多いんだよね。
こればっかりは親子で話し合うことだから、塾長もどちらかの味方に付くわけにも行かず…困っていたそうです。
中学校の三者懇談は15分程度と時間がとても短いです。
このように親子で意見がわれて時間を無駄にしないように、志望校についてしっかり話し合っておいて下さい。
最終決定は受験生本人とご家族にあります
担任の先生から「行きたくない私立高校」を勧められたり、合格できないからと志望校にストップをかけられることもあります。
ただ、担任の先生から何を言われたとしても、志望校を決める最終判断は受験する本人とご家族です。
受験生本人は自分が行きたい高校を受ける権利がありますし、保護者はそれに対して意見を言う権利があります。

担任の先生はアドバイスしてくれる存在だと思っておけば大丈夫です。
最後に
息子の中学時代の担任の先生の不満ばかり書いてしまいましたが、娘の中学時代の担任の先生は、常に「娘の進路」に理解を示してくれました。
志望校について一度も反対することはなく、ただ、「今の内申だと志望校には少し足りないから、2学期で1つでも上げられるように頑張ろう!!」とアドバイスしてくれました。
2学期に5つ内申が上がったときは一緒に大喜びしてくれて、公立高校の推薦が決まった日はすぐに電話をかけて来てくれて「推薦決まって良かったね!合格できるように明日から面接の練習を始めようね」と言ってくれました。

合格した日も、中学に行ったら飛び上がって喜んでくれたんだよ!!
このようにとても良い先生の方が多く、息子ほど担任の先生と相性が悪いケースは稀なので、あまり怖がらないで下さいね!!
さて、担任の先生から「絶対に合格できない」と猛反対を受けた高校に無事合格できた息子でしたが、合格証書を受け取りに高校に行ったところ、教室で待っていた担任の先生に「よく頑張った!!」と言われてハグされ、手紙とクラスで撮った写真をもらって帰宅しました。
受験が終わって冷静になって考えてみれば、息子の内申の低さ、学校での生活態度などを見て来て心配して私立高校の推薦を勧めて来たんだと分かりました。

息子自身もその点は反省していました。
とは言え、志望校を決める際は先生の言葉だけを信じるのでなく、塾の先生の意見、模試の点数などを見て総合的に判断して下さいね。

やたらチャレンジ受験させる塾もあるから注意してね!!
本当に成績アップが望める教材です!
私はこのブログの記事内で紹介する教材は、本当に成績アップを望めるものだけにすると決めています。

なぜなら子どもたちが「受験」という厳しい世界で必死に戦っている姿を見て来たからです!
家計が苦しい中で努力を重ねているお子さんなら、スタディサプリだけで公立高校の上位校に入ることが可能です。
実際、塾との相性がとても悪かった息子は、中学3年生の夏休み明けからスタディサプリの勉強に切り替えたところ、模試の偏差値は順調に上がって当日点も8割を超えて取ることができました。
スタディサプリを使うコツは、分からない単元は1.5倍速にして繰り返し何度も視聴することだと息子は言っています。

都道府県別の公立高校対策講座もあるから、入試の前にやっておくといいよ!
自分から学習する習慣があるお子さんにとって「もっともコストパフォーマンスが高い教材」なので、少しでも興味のある方は、14日間の無料体験から始めてみてくださいね。