大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘は小学生の頃から高校まで、何かしらの運動部に所属していたのですが、「大学で運動部に入部したよ」と報告されたときは驚きました。

しかも初めて挑戦するスポーツです!!
なぜ驚いたのかと言えば、大学で部活に入るのはスポーツ関係の推薦で入学した人のイメージが強かったからです。
大学によっても違いがありますが、大学生全体で「部活」に入っている割合は1割程度とのこと…。
教職の履修もすることに決めたので時間割はしっかり埋まっていて、更に部活をやるなんて大変過ぎない?バイトをする暇もなくなるんじゃない?と最初は心配でした。
ただこの1年、部活をやって来たことで「得られたもの」がとても大きかったことに気づきました。
今回は、娘が大学で部活に入って良かった話を中心にまとめます。
4月から新生活が始まり、部活に入ろうかな?と迷っている学生さんの参考になれば幸いです。
大学の部活を頑張ることで得られたもの
娘が大学に入学して最初に思ったことは「高校までに比べると、サークルや部活以外の人間関係がかなり希薄だな…」と言うことです。
大学は自分で時間割を組むので、同じ学部だとしても高校時代のように毎日同じメンバーと顔を合わせるわけではありません。

自分から動かないと大学で仲良しの友達はなかなか出来ないよ!!
コロナ渦でオリエンテーションや新歓もなかったので余計に友達作りは大変そうでした。
娘は入学のガイダンスでゼミが一緒の女の子たちと仲良くなったものの、それ以上に仲の良い友達がしばらく出来ませんでした。

ところが部活に入ることで一気に友達が増えました!!
縦のつながりに助けられています!!
部活に入ったことで、まず最初に横の繋がりができました。

他学科の友達がいっぱいできたよ~!!
その他学科の友達と仲良くしている部活の先輩と自然と仲良くなり、縦のつながりもできました。
部活を通じてさまざまな学部の同級生や先輩と仲良くなり、練習で顔を合わせるたびに仲良くなって行きました。
同じ学科の先輩たちから教科書を貸してもらったり、教職のテストやレポートの話を教えてもらったりしているのですが、
今、一番助かっているのは「就職活動」のアドバイスです。
先輩方から最新の就職活動の話を聞かせてもらっていることで、娘はこの春からインターンを始めることに決めました。

大学2年生まで就職活動のことは考えないでおこうと思っていたんだけどね~。

先輩方のアドバイスがなかったら、大学3年生の春までノンビリしていたと思います!!
部活は忙しい?
部活でもそこまで厳しくないところもありますし、サークルなのに予想以上に活動時間も金銭的負担も大きいというところもあります。
娘の大学の友達のが所属していたサークルは、発表会があると会場の設営などで夜11時近くまで拘束され、尚且つチケットノルマも課されたのですぐにやめてしまったそうです。
娘が入っている部活は活動が、月・水・金と週に3回で時々土日に大会が入るくらいのスケジュールなので運動部の中でも緩い方だと思います。
娘は部活のない火・木・土日で、週に2~3回ほどバイトを入れています。
ただ、基本的に部活に入るのは「真面目に練習に参加するメンバー」ばかりとのことで、帰省を理由に休む子はいますが、遊びやバイトを理由で練習を休む子はいないそうです。
部活はトレーニングや練習メニューが決まっていて、組織としてちゃんとしています。
そして入部届けも退部届も必要です。

そこはやっぱり部活だからね~。
大学の部活は初心者は入り辛い?
初心者大歓迎の部活もあれば、経験者ばかりの部活もあります。

入部者選抜にパスした学生しか入部できないところもあるよ。
テニスやバレーボール、サッカーなどリーグ戦がある部活なら、自分の大学の部活が「何部リーグ」に入っているのか確認してみることをおすすめします。

強い学校順に、「1部」「2部」「3部」となります!!
ちなみに娘の所属している部活は1部リーグです。
個人競技なので、強い先輩が何人かいたことで数年ぶりに1部リーグに昇格したとのことで、その強い先輩方以外は普通に上手なくらい、とのことです。

初心者も沢山いるしね!!

強い先輩方のおかげで1部リーグを維持できているのね~。
教職課程を履修するなら部活に入るべき?
娘は1年生の春に行われた「教職課程」を履修したい学生向けの説明会に参加したとき、大学の先生から「教職を目指す子は部活に入っておくことをおすすめします」と言われたそうです。

色んな先生たちにすすめられたよ!!
最初は「中学・高校の先生になると部活の顧問をやることになるから?」と勝手に思っていたそうですが、教員採用試験の面接対策のためだったことが部活の先輩の話で分かりました。
教員採用試験の面接で必ず聞かれる質問の一部です。↓
- 大学以外の活動で、教育に生かせるものは何ですか。
- 教員になるために、今まで頑張ってきたことは何ですか。
- 挫折や失敗の経験はありますか。また、それをどのように乗り越えましたか。
- 部活動経営で重視したいことは何ですか。
部活に入っていることで答えやすくなる質問が多いとのことで、「大学以外の活動で、教育に生かせるものは何ですか」ですが、娘の場合は部活を通じて学生連盟の仕事を手伝っているので「その話をすればいいよ」と教えてもらっていました。

もちろん、部活以外に打ち込めるものがあったらその話をすればOKです!!
教職課程と両立できるのか?
教職課程と部活の両立をしている学生さんはとても多いです。

かなりハードな部活に入っていても教職課程を取っている友達はいるけど、流石にバイトはやっていないみたい。
娘の場合、部活が週3と少ないので、自分の学科に教職課程をプラスしてもバイトは週2~3回できています。
ただ、3年生で教育実習が始まるとバイトと部活はしばらくお休みすることになります。

就職活動が忙しい時期はお休みして、内定がもらえると部活に来るようになった3年生の先輩もいっぱいいるよ~!!
興味がないなら入らなくてOKです!!

部活は見学に行って人や内容を見て、興味があったら入ればOKです。
教職の採用試験対策に入部したとしても、興味がなかったら続きませんよね。
実際、この1年で辞めてしまう子がとても多かったそうです。
最後に
「大学の部活を頑張ることで得られたもの」は仲の良い友達と先輩でした。
ゼミや授業で仲良くなった友達もいますが、「部活の友達が一番何でも話せる!!」とのことです。
部活の1年生から4年生までの同じ科同士で集まってご飯に出かけることもあるそうです^^♪

今のところ、部活に入ったデメリットは何もありません!!
先日、この春から入学する新1年生が数人練習に参加しに来たそうで、新入生から入学後のことについて質問されるのが嬉しいと娘が言っていました。

あっという間に2年生になるよ~!!
来たるべき就職活動に向けて色々な本を読んでいます!!