大学1年生の娘と高校1年生の息子がいます。
娘は中学生・高校生とバレー部のキャプテンを務めました。
キャプテンに選ばれた理由ですが、小学5年生の頃からクラブチームに入っていたので、中学生からバレーボールを始めた子より、ほんの少しだけ基礎的な力が身に着いていたこと、
そして、身長がチームメイトの中ではまぁまぁ高い方だったからだと思います。
(中学一年生で166cmでした)

バレーボールと言う競技柄、顧問の先生が身長の高い子を優遇していました…
娘はと言うと、中学でも高校でも「キャプテンは絶対にやりたくない!!」と言っていました。

だからキャプテンに決まった日は半泣きで帰ったよ~
キャプテンに決まってからのあまりの落ち込み様に「他の子にお願いしてみたら?」と声をかけたのですが、一度引き受けたからには頑張るよ…とのことでした。
- リーダーシップが取れない
- 自分の意見を言えない
そして、そんな「ないない尽くし」である娘をキャプテンとする『新チーム』が始まりました。

一学年に40人近くの部員がいて、尚且つ気の強いメンバーが揃ってました!!
娘と同様に、この夏からキャプテンに任命されたけど、自分がチームをまとめられるのか不安で仕方がない子もいると思います。
今回は、娘が「頼りないキャプテンだったからこそ良かった」話をまとめました。

チームをまとめられるのか、不安に感じている子の参考になれば幸いです!!
キャプテンの決め方は?
キャプテンの決め方は「投票制」「立候補制」「指名制」「持ち回り制」があります。
持ち回り制は、部員全員に持ち回りでキャプテンをやらせた上で適任者を決める方法です。

ひとつ下の後輩たちは持ち回り制でキャプテンを決めていたけど、全然決まらなくて何周もしていたよ~

全員キャプテンをやりたかったのね~
中学時代
娘の学年ではキャプテンは生徒の投票で決めました。
私は最初、「顧問の先生が適任者を指名して決めた方がいいのでは?」と思っていたのですが、結果として投票制にして正解でした。
投票制で正解だと思った理由は、
「顧問の先生の信頼のある子」と「生徒たちから信頼がある子」が違っていたからです。

とは言え、どんな方法で決めても最終的な判断は顧問の先生ですけどね!!
先に言っておきますと…投票制で決まったからと言って、娘はチームメイトからの人望が厚かった訳ではありません。
最初は『立候補制』で選ぶ予定でしたが、チームワークを大事にしない性格の子ばかりが3人立候補していたので、皆で話し合って急きょ『投票制』に変えたとのことでした。

団体競技だとチームワークが一番大事ですからね!!

私は、一番チームワークを乱さない人だと判断されて選ばれたのかな?
キャプテンになるために一番必要とされるのは技術力ではなく「チームメイトと仲良くやれる力」なのかもしれません。
高校時代
娘は高校でもバレー部に入り、3年生が引退してから顧問の先生に指名され、再びキャプテンになりました。
娘がキャプテンに指名された理由は「試合中に泣かないから」でした。
試合中、悔しかったり追い込まれたりして泣き出してしまう子が多かったので、どんなピンチになっても泣かない娘は貴重な人材だったそうです(笑)
泣かない話を聞いて、小学生時代に所属していたクラブチームでは泣き出すと即交代させられたので、何があっても泣かない癖がついていたことを思い出しました。

高校では泣いておけば良かったよ~
「もう2度とキャプテンはやりたくないんです!!」と顧問の先生と何時間も話し合った結果、副キャプテンは誰でも好きな子を選んでいいからやってくれと頼まれ、
それなら…と仲良しのお友達を(勝手に)副キャプテンに選んで一緒にやることになりました。

勝手に選んでごめんね~!!
高校ではチームメイト全員が何かと協力してくれたので、中学ほどキャプテンの仕事は大変では無かったそうです。

キャプテン会議で他の部活の子たちと仲良くなれて楽しかったよ!!
キャプテンの仕事
- 体育館の開け閉め(帰りは顧問の先生も一緒に確認)
- 号令かけ(挨拶)
- 先生がいない日は練習の指示を出す(前もってメニューは決められている)
- 練習試合の時間の変更の連絡(LINEで一括送信)
中学時代は大所帯の部活でしたが、娘の号令に合わせて全員がサッと集合したり解散するのは見ていてさすが運動部…!!と感心しました。

かなり大声で号令を出していました!!
一番頼りになったのは?
中学、高校とキャプテンをやって来て一番頼りになった子は、過去にキャプテン経験があったチームメイトでした。

顧問の先生や副キャプテンではないのね~
経験者としてキャプテンの大変さが分かっているので、毎朝一番に登校して体育館のカギを開ける娘に付き合ってくれたり、帰りの戸締りも一緒にしてくれました。
顧問の先生に叱られた日は、ずっと傍にいて背中をさすりながら励ましてくれたりと精神的にとても支えてくれました。

ずっと感謝しているよ!!
キャプテンらしくなった時期
私が娘に対して「キャプテンらしくなった」と感じたのは、中学3年生の最後の試合が終わった後です。
チームメイト全員が試合に負けて涙している中、娘ひとりだけ泣かず、顧問の先生方と後輩にしっかりと感謝の言葉を伝えている姿を見て初めてそう思いました。
娘は「最後の試合の日は泣かない」と最初から決めていたそうです。
キャプテンをやることで得られたもの
キャプテンをやることで娘が得られたものは2点あります。
1点目は、組織の代表をやる人の大変さや負担を理解できるようになったことです。
人をまとめる大変さも分かっているので、些細な連絡事項も後回しにせずすぐに返信するようになりました。

返信くれない人が一人でもいると決まらないことってあるんですよね!!
2点目は、部員たちの前で話すことが多かったので、人前で話すことが平気になったことです。

高校受験の面接も全く緊張しなかったよ!!
大学でも大勢の学生たちの前でプレゼンする機会がありますが、途中で冗談を入れて笑いが取れるくらいに人前で全く緊張しないそうです。

この特技は教育実習でも生かされるかな!?
内申は上がるのか?
「キャプテンをやっていると内申点が上がるんでしょ?」と聞かれたことがありますが…

答えはNO!!です。
そもそも内申点とは教科の評定点の合計点数なので、部活動とは全く関係ありません。
愛知県の場合「調査書」の総合所見の欄に、部活動のキャプテンをやっていること、大会の実績などは書かれますが…
「一般入試なら同点の子がいない限り総合所見の欄は見られることはない」と担任の先生から言われました。
娘は校内選考で通って公立高校の推薦をもらうことができましたが、部活のキャプテンとは関係なく、内申点の合計とスポーツテストの成績で選考に出してもらっていました。
(成績の推薦と部活の推薦を選ばせてもらえたので、成績でお願いしました。)
名古屋市立中学校は全部で112校あります。
各中学校に部活が10あるとしたら、キャプテンの数は名古屋市内だけで1000人を超えます。
キャプテンをやっていることは凄くも珍しくもないんです。

私の通っていた高校の推薦を受けていた子は、ほぼ全員が部活動のキャプテンか生徒会役員の経験があったよ!!
ちなみに、部活をやっていなくても内申が下がることはありません。
「調査書」の総合所見の欄に何も書かれないだけです。
愛知県の公立高校の一般入試なら当日点が取れれば、部活に入っていなくても何の問題もありません!!
こちらは部活と内申の関係をまとめた記事です。
最後に
娘は中学・高校とキャプテンをやって来ましたが、私が一番感心したのは、一度も顧問の先生やチームメイトの文句を言わなかったことです。

私なら文句言いまくると思います…
試合中、ミスをしたチームメイトがいても常に笑顔で接していました。
先日、中学時代の部活のチームメイトと集まった時、娘の怒った姿を見たことがないと話題になったそうです。

どうしたら怒るの?ってみんなから聞かれたよ~

弟には普通に怒ってるんだけどね!!(笑)
キャプテンになったからと言って「無理してチームをまとめなきゃ!!」と気負う必要はありません。
一番大事なことは、チームメイトと仲良くやって行くことです。

みんなの協力のお陰で最後までキャプテンを続けることが出来たんだよ!!
部活を引退した日に娘はそう言っていました。

みんなありがとう!!
高校の部活はコロナ渦であっという間に終わってしまいました。
部活が目一杯できる今を楽しんで下さいね!!
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